(P[み]4-1)晴れた日は図書館へいこう (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591135303

感想・レビュー・書評

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  • #晴れた日は図書館へいこう
    #緑川聖司
    #ポプラ文庫ピュアフル
    #YA #大吉堂 #読了

    大吉堂の通販で買った本。一気に読んだ。初ミステリー読破かもしれない。5年生のしおりちゃんが通う図書館で起こる出来事がもとになったお話。うちの地域も図書館で本を読むスペースがもっと広かったらいいのにー!

  • 何の予備知識もなく古本屋で購入。
    読み始めたら、児童書だった...(> <

    本好きの女の子が主人公で、図書館が主舞台の
    「うっすらミステリー・日常の謎風味」。
    文章は読みやすいし、ストーリーも素直で悪くない。
    が、いかんせん「おっさんが読む本」では無かったかな(^ ^;

  • 小学5年生でしっかりしているのは母子家庭も影響しているんでしょうか。わたしはこの頃はその辺走り回っていた記憶しかありません。本が苦手だった安川くんまんまです。このくらいで本が好きになってたらなと思ってしまいますね。
    いまさら児童文学とか読んでます。
    図書館に行きたくなるおはなしです。

  • 図書館をテーマとした小説です。いくつかのエピソードが収められているほか、巻末には番外編として、主人公が慕っている図書館司書の物語も収められています。
    「本」をめぐるミステリ作品という触れ込みですが、ビブリア古書堂のようなものではなく(主人公(語り手)が小学生でもあるので)、図書館を利用する人々についての些細な、しかし当人にとっては大きな問題を解決していく、というお話しです。

    目線は「図書館のヘビーユーザー」としての視点から描かれていますから、少し図書館運営業務の視点からは「あ、ちょっとちがうかも」と思う部分がないわけではないですが(不明本や除籍についての部分とか)、一般の「本好き」で「図書館ユーザー」であれば楽しめる世界観だと思います。
    一方で、やや児童書よりなので、読み応えのあるミステリを求めていたり、作品に取り上げられている小説を読むことで自身の読書の幅を広げよう、という目的には合致しないかもしれません。

    主人公がまっすぐな性格であることには好感が持てる一方で、些か素直すぎるように感じたり、小学生の高学年にしては男女の仲が良すぎるように感じたり、少し「理想」を追い求めている(現実離れした部分がある)作品でもあるのかな、と思いました。

  • 茅野しおりの日課は、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている雲峰市立図書館へ通うこと。
    そこでは、日々、本にまつわるちょっと変わった事件が起きている。
    六十年前に貸し出された本を返しにきた少年、次々と行方不明になる本に隠された秘密……
    本と図書館を愛するすべての人に贈る、とっておきの“日常の謎"。

  • 巻末についている同出版社から出される、新刊や別作家の案内なんかを見るのがかなり好き。
    あれを見ていると
    「あ、この本も面白そうやな」
    などと興味を惹かれるよね。

    と、いうわけで、興味を惹かれたので借りてみた本。

    著者の名前は聞いたことがあるような、ないような、とりあえずどきどきしつつ読みかけたら、

    主人公が五年生て!!!! 若っ

    しかもご両親が離婚してはるて!!!!! 重っ!!!

    予想外のスタートでした・・・。

    主人公が若すぎることは若干テンションがさがったのだけど、またこの五年生のしおりちゃんの全然五年生ぽくないことったら・・・。
    家庭環境云々の問題ちゃうよ。
    図書館で働く従姉妹に近所の喫茶店へ連れて行ってもらうんやけど、従姉妹はランチを食べるのにしおりちゃんは(ごはんをすませたからって)お茶だけオーダーするのね!

    大人か!!! (小学生なら、お腹いっぱいでもそこは食べ物を頼まへんか!?)

    しかもそのときに注文するお茶がアップルティて!!!

    黄金桂て!!!!! OLさんか!!


    あまつさえ、その従姉妹のご自宅へ行ってカモミールティを振舞ってもらって心を落ち着けたりするんやけど、なんやろうもう、おされママ友のランチか!?


    ほんまにこの子、五年生か!? 大丈夫か。


    「図書館にまつわるちょっとした不思議」は、第一話こそ
    「うーん、さすがにちょっと、エンターテイメントとしてはパンチにかけるかな・・・?」
    と、思ったけど、だんだん深く、深くなっていったと思う。
    あの調子でいくと飽きたかもしれへんけど、そこはいい意味で裏切られました。

    第五話とか、すごい!
    終わり方もまたすごい。早く続きが読みたくてしょうがないです。
    番外編も、うまいなあと思った。


    それこそ、しおりちゃんや従姉妹の美弥子さん、お友だちの安川くんとの距離感がじょじょに変わっていく具合がすごくいい。
    じんわり、じんわりと動いていくさまがより「日常」ぽくて、しおりちゃんみたいな五年生になりたいなあと思った。
    あんなに落ち着いて、現状を受け入れていて、なおかつ自分をしっかり持っている五年生ってなかなかいないよ!?

    関根さんの詩は、どんと討たれました。

    (2015.04.20)

  • この本は本当に大好きな本。
    ハードカバーに親しみを持っていたから単行本として読むのに違和感があった。
    大切だなと思う言葉があちこちにちりばめられていると思う。
    図書館の司書になりたいと強く思ったのもこの本を読んで。何よりも私は主人公のしおりが好きだ

  • 図書館を舞台にした日常系ミステリー。とはいえ、そもそも児童向けにも書かれているからか、そこにハードな謎感はなく、文体的にも易しいのでサラリと読める。子供のころにこの本に出会ってたら発見だろうな、と思えることが書かれていて面白い。

  • 気持ちがほんわかしてくるミステリーだと思う。
    作中に出てくる本は児童書がほとんどだけど
    凄く読んでみたい!

    そして、この図書館に憧れる♪
    身近にあったらいいのになぁ

  • 2014/9/12
    小学5年生の女の子がいとこのお姉さんが働く図書館に通い、迷子の女の子、水浸しになった本、60年も前に貸出しされた本の返却、借りずにもって帰ってしまう不明本など様々なことが起こるー

    私も図書館にかよってるから、身近に感じられた。
    図書館って地元の老若男女様々な人があつまる場所。そんな場所ってなかなかない。だからこそ、大切にしたい。

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著者プロフィール

緑川聖司(みどりかわ・せいじ)
大阪府出身。2003年『晴れた日は図書館へいこう』(小峰書店)で第1回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞の佳作となりデビュー。主な作品に「本の怪談」シリーズ、「怪談収集家 山岸良介」シリーズ(ともにポプラ社)、「七不思議神社」シリーズ(あかね書房)などがある。『世にも奇妙な物語』(集英社みらい文庫)、『炎炎ノ消防隊』(講談社青い鳥文庫)など、ドラマや漫画のノベライズも手がけている。

「2023年 『意味がわかるとゾッとする  怖い博物館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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