(P[み]3-2)あの日、ブルームーンに。 (ポプラ文庫ピュアフル)

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著者 : 宮下恵茉
  • ポプラ社 (2013年7月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591135310

(P[み]3-2)あの日、ブルームーンに。 (ポプラ文庫ピュアフル)の感想・レビュー・書評

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  • 結局なんだかんだ言って、美人じゃないか。

  • 「ポプラ文庫ピュアフル」は十代のコが主人公の作品なので、文体がティーン向けです。
    主人公や兄ちゃんの名前が今風だったので、少し面喰らいました。

    感想を一言で表せば「甘酸っぱい」。
    中盤以降は気まずい展開になりますが、ラストはハッピーエンドになりそうな流れです。
    本編の他にサブキャラクターの短編があって、こちらも興味深いです。

    ◆あの日、ブルームーンに。
    結愛(ゆあ)は公立の中学に通っていますが、クラスに馴染めないでいます。
    話を読み進めると、結愛はお金持ちで、可愛くて、優等生のようです。

    「高校は私立に行く」ことだけを考えて、独りぼっちで過ごしています。
    学校に友達はいませんが、家族との仲は良いです。
    パパとママは今でもラブラブで、兄ちゃんはシスコンです。
    兄ちゃんの彼女・えりちゃんも家に遊びに来ていて、休日はバーベキューをしています。
    兄ちゃんの過保護振りはウザいです。

    結愛が物差しを落とした時、蒼井くんが拾ってくれた。
    蒼井くんはワルっぽい感じの男のコで、背は高く、日本人離れした美形だった。
    金髪は染めているが、瞳はブルーグレーである。
    「イタリア人とのハーフだ」という噂が流れていたが、実は違うらしい。
    父親は日本人の名前だったし、母親も見た目は日本人だった。
    蒼井くんは家庭事情が複雑で、女のコとお付き合いをしてもすぐフラれてしまう。

    結愛は当初、蒼井くんを「怖い」と思っていたが、「優しい人かもしれない」と思い直す。
    ある日の塾の帰りに、コンビニで立ち読みをする蒼井くんを見掛ける。
    それからは一緒に歩いたり朝の新聞配達に励む蒼井くんに差し入れをしたりする。

    結愛は、「周りからつまらない女のコだと思われている」と自己分析していた。
    しかし、蒼井くんに「面白い奴だ」と言われる。

    蒼井くんに想いを寄せる頃には、林田さんや長谷川くんと仲良くなっていた。
    蒼井くんに惚れている女子達から嫌がらせをされても、結愛は自分の気持ちに自信があったし、友達がいるからめげなかった。

    ただ、蒼井くんには引っ掛かるところがあった。
    「すぐ大人になりたい」と言っていたし、「高校には行けない」と零していた。
    てっきり」大人になる前に死ぬ病気に罹っているのか」と思っていたら違っていました。

    蒼井くんは花に詳しくて、結愛が教えたことをきちんと覚えていた。
    「本当は高校に行きたいのではないか」と結愛は思う。
    二人で勉強をするようになって、蒼井くんには行ってみたい高校がある様子だった。

    しかし、蒼井くんが休みがちになり、心配になった結愛は彼の携帯に電話をする。
    出たのは蒼井くんの母親で、あまりの剣幕に怯えてしまった。

    蒼井くんの父親は、女を作って出て行っていた。
    当初は気丈に振舞っていた母親だったが、蒼井くんが成長すると父親に似てきたので、おかしくなってしまう。
    今では蒼井くんを「父親だ」と思い込んでいるので、掛かってきた携帯に出てはヒステリックになっていた。
    これでは彼女も逃げ出す訳だ。
    だからこそ、結愛に携帯電話のナンバーを教えなかったらしい。

    世間知らずで恵まれた家庭に育った結愛は、蒼井くんの為に色々と働き掛ける。
    しかし、空振りに終わった上、蒼井くんには冷たくされてしまう。

    「蒼井くんに失恋した」という噂が流れたことによって、結愛はクラスの女のコ達と打ち解けられるようになった。
    小坂さんとも和解出来て、何より…なのか?

    結愛が高校を合格した後は、蒼井くんとはそれきりになる。
    長谷川くんや林田さんからは「いつか蒼井くんの気持ちが分かるようになる」と言われる。

    それにしても、結愛のパパが事故で亡くなるというのはどういうことなの。
    結愛が自己満足で蒼井くんを助けようと暴走するシーンを読んだ時は、「痛い目に遭え」と密かに思っていましたがやり過ぎです。

    父の会社は叔父が継ぐことになって、結愛達はこれまで住んでいた家を出る。
    兄ちゃんは真面目に大学に通って卒業すると、サラリーマンになった。
    これまで専業主婦だったママも働くようになって、逞しくなる。
    結愛は、これまでの真面目さが評価されて奨学金が得られた。

    林田さんは子供を産みましたが、結婚はしていません。
    いつかは高校を卒業する気でいるようです。

    小柄でヘタレキャラだった長谷川くんは、高校に入ってからはムキムキになったそうです。
    水球部で頑張っているとのこと。

    蒼井くんは突然、母親といなくなっていた。
    ラストで「新しく出来たホームセンターの園芸コーナーで働いている」と知って、結愛が蒼井くんに会いに行ったところで終わります。

    中盤までの蒼井くんと結愛のやり取りが好きでした。
    蒼井くんの事情を知って以降は、結愛のいいコちゃん振りが鼻につきました。

    えりちゃんの頼もしいお姉さんキャラが好ましかったです。
    兄ちゃんと別れた後はどうなったのかは短編で仄めかされています。

    長谷川くんのイケメン振りが良かったです。
    結愛が好きなのに、蒼井くんや結愛の為に色々と働き掛けていました。
    全然、ヘタレじゃないよ!!!
    卒業式では告白をしないで、断られたものの蒼井くんのボタンを結愛に渡そうとしたし、エールを送っていたもんなあ。
    こんないいコだから短編の主人公になれたのかな。

    ◆タチアオイ~十九歳・夏
    長谷川くん視点です。
    中学時代は悪いグループの連中とつるんでいましたが、今は大学に通っています。
    蒼井くん程ではありませんが、長谷川くんは片親しかいなくて裕福とはいえなかったようです。
    それでも、現在は充実した日々を送っています。

    本日は水球部のマネージャーの頼みで、有名フードコーディネーターが以前勤めていたカフェに行くところでした。
    ちなみにマネージャー・小池ちゃんとはお付き合いしていません。

    有名フードコーディネーターは、えりちゃんのことです。
    えりちゃんは最近、高校時代からの彼氏と結婚したようです。
    頑張ったじゃないか、兄ちゃん(笑)
    どちらも未練タラタラだったので、「ヨリを戻しそうだな」と思いましたが。

    長谷川くんは、結愛と蒼井くんも見掛けます。
    二人が再会出来たことにホッとするなんて、長谷川くんはどんだけいいコなんだよ。

    ラストで、小池ちゃんが長谷川くんに惚れていることを知ります。
    あの態度はバレバレだと思うけどね。

  • おそらく中学生の時に読んでいたら、まったく印象が違ったかもしれない。

    主人公の結愛がまわりに止められても正論ばかり言い続けるのにはイラついた。
    わかっていても、どうにもならないことはある。
    どうすることもできない時も。

  • 人付き合いが苦手な優等生と学校でも目立つグループにいる金髪イケメンの恋物語。
    優等生と問題児。
    裕福な円満家庭と問題を抱える家庭。
    何かと正反対な二人がお互いに惹かれ合っていくが・・・。


    少女漫画によくありそうな設定なので、気楽にすいすい読めました。

    少しずつ二人の距離が縮まっていく感じが、ドキドキして楽しかったです。

    本編のその後を語るサイドストーリーもあって、ほのぼの読めました。

  • 微炭酸恋愛小説、という感じだった。
    恋愛小説苦手だけど、これは良かった。甘過ぎず丁度良い加減だった。だからなのか、2時間くらいでサクサク読めた。

    蒼井くんとお母さんはどうなったんだろう?
    最後には結愛とえりちゃんのカフェで良い感じに話してたみたいだけど。
    そのえりちゃんがチカと無事に結婚出来たみたいで良かった。
    結愛も蒼井くんとこれから付き合って結婚してくれるといいな。

  • 私は好き!
    でもなんか、読んでるうちに結末が予想できちゃう感じでうーんって感じでした!
    まあ、それで間面白かったんですけどね笑笑

  • 爽やかな恋愛小説。
    表紙と序盤のラムネを使ったプロローグがもろに好み過ぎて衝動ジャケ買いしてしまった。
    内容としては学年で目立つ男子と大人しめ女子の恋という少女漫画と一昔前に流行った携帯小説なんかで嫌っていうほど使いまわされていたものだったが中にはハッとさせられる台詞もあってよかったなと思う。
    脳内BGMはBBBの「BREEEEZE GIRL」だった。

  • すぐに読み終われる本。内容は、とても入り込みやすくてよかった!青春だなーって思うし、共感できる部分も多かった!炭酸水とかにたとえる感じとかすごくいいし、かわいい感じ。小説というより漫画読んでる感じだったけど、個人的には好きだなーと思った。

  • 中学校の恋愛模様。初々しい。

  • ガーン。とか、そんな言葉を文中で見つけた時は、ちょっとがっかりした。文中に、そういった効果音が使われている小説が苦手で、ずっとこのようなテンションで、話が続くと嫌だな、疲れるな。と、思いました。まあ、続いたのですが、話が面白くて途中から気にもならなく一気に読み終えるました。
    内容は、中学生の恋愛。甘酸っぱい?話でもなく、にやにやとにやけるような甘すぎる話でもなく。どちらかといえば、微糖で、応援したくなるような。最後の最後は、うるっとしました。

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