UNTITLED (一般書)

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著者 : 飛鳥井千砂
  • ポプラ社 (2013年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591135488

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UNTITLED (一般書)の感想・レビュー・書評

  • 真面目ってわるいことじゃない。
    なにを「真面目」とするのかにもよるけれど。

    ひたすらおなじ道しか見えていないような
    歩き方をしてしまうのなら
    「真面目」からうまくはずれる方法を
    覚えた方がいい。
    ただ自分が苦しいだけだから。

    ということに自分では気が付けない。

    ケンジもマサミもいいこと言ってると思うけど
    言い方が・・・
    桃子相手だから、その言い方では
    素直に聞き入れるのはむつかしい。

    そして佐野。
    最後でやってくれたね。
    読みながら発狂しそうだった。
    だめだめ、そんな男。

    かわいそうな人。
    すごくがんばっているのにもったいない。
    がんばっているからもったいないのか。
    幸せなところが見たかった。
    いや、でも桃子にとって幸せって
    なんなんだろうな。

  • *31歳の桃子は実家暮らしで未婚。自分の中で培ってきた“ルール”を厳格に守り、家族や勤めている会社の人間にも一切スキを見せることなく暮らしている。ある日、桃子の携帯に弟の健太から2年ぶりに連絡が入る。子供の頃から迷惑をかけられっぱなしで、「一家の癌」だと思っている弟からの連絡は意外な内容だった…*

    読み始めてから、既読と気付く。が、当初の感想とは違う思いで読み終えました。行き過ぎの感はあれど、常にルールを守り、「正しく」生きている桃子が疎まれ、糾弾され、報われないことにやるせなさを感じた初読。今は、「正しいこと」は人の数だけ違うんだなと考えさせられた。ただ、最後の50ページ、スマートな佐野さんらしからぬダメ男っぷりや曖昧で唐突なラストは、取って付けたような違和感でがっかり。それまでの、飛鳥井さんらしい細やかな描写や展開が秀逸だっただけに、残念。

  • 飛鳥井千砂さんの文庫になっている作品は全部好きで読んでいる。「学校のセンセイ」と「タニー・タニー・ハッピー」が好きで何度か読んでいて、他の作品も最初はもやもやするのに、最後はなんだかほっこりする作風がすごく好きだった。
    この作品は、今までの飛鳥井千砂さんの作品とは全く違っていてなんだか最後までもやってする。
    いつも飛鳥井さんの作品に出てくる性格が歪んでいるキャラも読み終わる時には好きになれるのに、今回は全然ヒロインの事好きになれなかった。
    あーでも義理の妹の雅美はなんだかいいキャラだった。

  • 31歳独身の桃子
    完璧主義で社会のルールを重んじ
    1度も破ったことがないと豪語しながら
    上司と不倫中。
    それこそも 相手の家庭には全く迷惑を
    かけていないのだからルールを
    犯したことにはならないと言い張る
    読んでいて痛々しくなるが
    最後の最後に思わぬ展開が…

  • 170902
    「あなたは誰なの?」

  • 読んでいくうちに、主人公桃子を嫌いになっていく(笑)。ラストがすっきりしない。

  • この主人公、生きづらいだろうなぁ。自分が普通で正しいと思っていたのにそれが違うと気付かされた時の衝撃と言ったら…!
    ラストが意味不明だったのだが。ラスト決めずに書いていったのか?

  • ある日、突然の電話。2年半ぶりに声を聞いた弟の健太だった。
    ちょっと寄ってみようかなぁと思っただけと言う
    家を出て6年もかえっていない健太が呼んでもないのに帰ってくると言う。
    何んなのだろう…。

    31歳の桃子は、実家暮らしで未婚。
    自分の中で培ってきた〝ルール〟を厳格に守り、
    家族や職場の人にも一切隙を見せる事なく暮らしている。
    「ある秘密」をのぞいては…。
    子供の頃から迷惑をかけっぱなしで「一家の癌」だと思っていた弟の健太が、
    突然彼女を家に連れて来た。
    彼女・雅美は桃子と同い歳であるのに、礼儀もなってなくて、とてもケバくて
    到底受け入れられる人物ではなかった…。
    そこから、次々と明らかになっていく家族の秘密…。

    行儀が良く、昔から優等生の良い子ちゃんで、自分のルールを決め完璧主義。
    その完璧主義が窮屈で息苦しくなった。
    家族であろうとそこから外れる人を許せず、人の悪い所ばかりすぐに見付ける。
    七年間続けてる会社の上司の佐野さんとの不倫は自分ルールを破っていないから
    良いと肯定する。そんな桃子に全く共感出来ず、痛すぎるなぁと思ってた。
    雅美の最初の登場は、さすがに常識のない子だなぁと思いましたが、
    出て来る度に印象が変わり、次第に雅美良いなぁ。大好きだなぁって、ファンになりました。

    桃子が桃子にとっての裏切りと思っている家族の行動や秘密を糾弾しようとした、
    家族の食事会で、意外にも家族皆から疎んじられているという事がわかっていく。
    ショックを受けて、家を飛び出した桃子。
    頼れる相手は恋人の佐野だけだったが、佐野からも突き放されてしまう。
    自分の信じていたもの、価値観が崩れていく混乱していく様の描写凄かった♪
    桃子が最後に辿り着いたのは雅美の元。
    親身になって桃子を思い、彼女の為に起こってくれる姿良かった。
    雅美と家族になる事で、桃子が変われると良いなぁって思った。

    あのラストは、どう捉えたら良いのだろう…?
    これから、桃子の世界が広がってゆく、変わってゆくであろう事を感じさせるラストと捉えたい…。
    「あなたは誰?」…答えって難しい…(๑・ .̫ ・๑)
    飛鳥井さんらしい繊細な描写。今回は擬音の表現がとっても良かった(*´˘`*)♡

  • 間違ったことが嫌いで、厳格なルールを守り続けているアラサーの桃子。
    家を出ている、子供の頃からやんちゃで手のかかった一家の癌とも呼べる弟が、彼女を連れて帰ってきた時から、彼女の周りには不穏な空気が漂い始める。

    人の性格はそれぞれ。真面目な人がいたり、いい加減な人がいたり。
    人の価値観ももちろんそれぞれなので、私はあまり桃子を否定は出来ませんでした。
    初対面の時の雅美はやっぱり嫌だったし、母親が息子ほどのダンサーに援助してるなんて、許せないと思うし。

    ただ、その価値観を押し付けてはいけないのだと思います。
    たとえ家族の間でも。
    雅美が言っていたように、あなたはそれが好きなのねって笑って聞いてあげればいいのでしょうね。
    難しいかもしれないけれど。

    最後の展開は、桃子が痛々しくて心配になります。
    31年積み上げてきたものが崩れることで、彼女が壊れてしまうということは考えられるけれど、でも、もっと強い人だと思うので、是非立ち直って幸せになって欲しいと思います。

    雅美がいいですね、当初には考えられなかったくらい(笑)
    雅美と家族になることで、桃子が変われたらいいなと望みます。

  • つらいなぁこれは。
    ハッピーエンドであってほしい。

  • 初読み作家さん。
    31歳、実家暮らしで未婚の桃子(とうこ)。
    真面目一辺倒でルールを厳格に守り、会社でも家族にもスキを見せることなく暮らしている。

    ルールどおりにしないと安心できない、窮屈だろうと思うし、もっと融通をきかせてもいいと思うが、真面目は悪いことではない。
    真面目な生き方をもっと尊重するような社会であってほしい。
    (図書館)

  • まじめ一辺倒な主人公桃子から見た、どうしようもない家族のお話。
    桃子が哀れになった。どうしようもないと思ってるのは桃子だけ。
    彼女の家族はそれぞれちょっと道を踏み外してはいるものの、普通の範囲内なのに、桃子はそれを許せない。
    桃子だって不倫しているのに(苦笑)
    弟の彼女、雅美のおかげで、桃子はようやく自分を客観的できるようになる。凝り固まった価値観が崩れるのはショックだけどたぶん良いことだ。
    桃子の未来に幸あれ!

  • なんだこのすっきりしない終わり方はー!!飛鳥井さんの書くお話は、最後ほっこり、前向きな感じが好きだったから、もやもや。

  • 2015.6.26
    主人公の桃子、すごすぎ。あり得ないでしょ。訳のわからないルールとかいってるし。自分だけのルールを他人も同じだと思ってるし。

  • 最後まで読んでよかった。主人公がダメでも、主人公のことは責めない主義。
    佐野さん最悪!って言ってくれる雅美がいてよかったね。てへへ、ありがとうって笑わなくちゃいけないのに、おーい、どこ行った?

  • よくある話、よくある話と読んでいたけど…最後の終わり方がなんとなくしっくりこなかったな…今まで読んだ本はすとんと入ってきてたから少し残念

  • 真面目でルールを破ったりしない、主人公の宮原桃子(とうこ)。定職に就かないでフラフラしてる弟、若いダンサーに貢ぐ母親、仕事を辞めたことを黙っていた父親。
    ルールを破りっぱなしの家族にどんどんヒステリックになっていく桃子に読んでいて疲れた…。ラストも極端だなー。
    アシンメトリーよりは大丈夫だったけど、読後感はあんまり良く無い。

  • 飛鳥井さんの本だけどすっきりしないーーーー!
    こう、もやっと。www
    考え方に幅がない人って、極端から極端へ
    行っちゃうからなあ・・・。
    しかし、佐野は家庭でクソミソで笑った。www
    だっせえ・・・。www

  • アシンメトリー以来かな、久々に飛鳥井千砂作品で後味悪い思いさせてもらった。
    小説を読む心地良さを求めるならこっちじゃなく「タイハピ」や「サムブル」を薦める。とはいえオモシロくないわけではない。この作品のあのラストの突き放しようはアリなんかなと思う。以下ダラダラと長文である。

    この作品、真面目とは何かを考える良いきっかけを与えてくれる。こっから先ネタバレしてしまうが、主人公は四角四面の真面目でしっかりもの、ルールやマナーや身だしなみや、その類のものは全て遵守することを当たり前とするような窮屈な31歳独身女性。
    唯一のルール違反ですら、彼女なりの規範とルールでがんじがらめに縛っての行動なんだから、その石部金吉っぷりは堂にいったものである・・・、その彼女の堅牢な世界に蟻の一穴から壊れていくさまを描き、最後は見事に崩壊するのだけど・・・

    俺は「昔はワルやったけど、今はすっかり更正して真面目になって、エラいねぇ」という評価があまり好きではない。更正した人は確かにエラいんだろうけど、実は昔からワルをせんとずっと真面目に生きている人のほうが絶対エラいと思うからだ。なぜかずっと真面目な人の評価は、オモロさだけでなくエラさにおいても低いのが腑に落ちないのだ。

    ケンカっぱやい人もいる、ハッチャける人もいる、呑み助もスケベもバクチ中毒もサボりも遅刻魔もいる。人間色々でそれぞれに魅力と弱さを持ってるんだけど、じゃぁ真面目で四角四面でしっかり生きてる人は魅力がないんだろうか?

    自分の行動規範をもつのは大切、それが真面目だったりストイックだったりするのは立派だし、だらしない俺でもいつかはストイックに生きてやると思ってはいるんだけど。その行動規範を周囲に押し付けるのはいかんなぁということである。不真面目なヤツが真面目なヤツに迷惑をかけているのと同様、真面目なヤツも不真面目なヤツに迷惑をかけているってことは十分にありえるんだから、真面目な自分は正義だと思わない方がいい。真面目でもストイックでもできるだけ周囲に負担をかけないよう、できるだけ自分の中で収束できる範囲でやるにこしたことはないな、とそんな風に思えた読後感だった。

  • ん?って違和感から始まって、あれ、なんかちょっと……になって、最後うわー……ってなる。
    なにを言ってるんだって感じだけど、ほんとそんな感じ。

  • 桃子と雅美の今後が気になる

  • 今まで読んだ飛鳥井さんの本で1番「強い」
    言い換えれば、きつい。重い。

    私には理解できない思いがたくさん出てくるけど、目が離せない。
    感情移入できないのにこんなに速く読めちゃうなんて珍しい。

  • 読了感わる~。 主人公のがんじがらめの価値観が徐々に崩れていきボロボロと今まで作り上げてきたものが剥がれていく様は上手に書かれていくし、ガンだとガンだと思っていた弟よりも実は自分が・・・というのは面白かったけど、うーんここまで痛々しくしなくてもという感じ。

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UNTITLED (一般書)の作品紹介

『タイニー・タイニー・ハッピー』で大ブレイクを果たした飛鳥井千砂、3年ぶりの単行本! ある家族が抱える各々の秘密が曝されたとき、人間の本性が浮き上がってくる。家族小説の新たな方向を指し示す傑作長編!

三十一歳の桃子は実家暮らしで未婚。自分の中で培ってきた“ルール”を厳格に守り、家族や勤めている会社の人間にも一切スキを見せることなく暮らしている。ある日、桃子の携帯に弟の健太から2年ぶりに連絡が入る。子供の頃から迷惑をかけられっぱなしで、「一家の癌」だと思っている弟からの連絡は意外な内容だった……。

累計部数20万部を超す大ベストセラーとなっている『タイニー・タイニー・ハッピー』で一躍人気作家の一人となった飛鳥井千砂さんの、3年ぶりとなる単行本の新刊は、これまでの作風とは一線を画した、人の本質へ果敢に踏み込んでいく、まさに新境地といえる物語。

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