UNTITLED (一般書)

著者 :
  • ポプラ社
3.15
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本棚登録 : 403
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591135488

感想・レビュー・書評

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  • ん?って違和感から始まって、あれ、なんかちょっと……になって、最後うわー……ってなる。
    なにを言ってるんだって感じだけど、ほんとそんな感じ。

  • 桃子と雅美の今後が気になる

  • 今まで読んだ飛鳥井さんの本で1番「強い」
    言い換えれば、きつい。重い。

    私には理解できない思いがたくさん出てくるけど、目が離せない。
    感情移入できないのにこんなに速く読めちゃうなんて珍しい。

  • 読了感わる~。 主人公のがんじがらめの価値観が徐々に崩れていきボロボロと今まで作り上げてきたものが剥がれていく様は上手に書かれていくし、ガンだとガンだと思っていた弟よりも実は自分が・・・というのは面白かったけど、うーんここまで痛々しくしなくてもという感じ。

  • 読後感はよくないです(笑)
    完璧を求めすぎる31歳、長女の桃子さん。
    そこまで求めるのか?とは思いますが、後半、彼女の理想がガラガラ崩れていくのがつらい。
    おとうさんの仕事変えてたのを内緒にしてた、とか、弟の生活とかは、まあ、よしとしても、おかあさんの50万の話は家族が許していい話なんだろうか。
    なんかつらい。面白くなかった。
    佐野さんの最後は、とても残念です(笑)が、仕方ないですね。
    せめて、ラストに救いがあったらよかったな…

    図書館で借りて再読。
    やっぱりあまり好きではないかな…

  • 2014/07/07

  • ただひたすら真面目に生きてきた主人公・宮原桃子(とうこ)。清く正しく美しく生きていることに強い誇りを持っている。ただ、自分の価値観だけが正しくて、それ以外の考えを全く受け入れない頑なな性格で、ラスト、弟の健太に
    「一体何と闘ってるの?そんなに必死に、何を守ろうとしてるわけ?」と言われる。読んでいて健太と同感だった。
    ただ、別の見方をしたら、自分に鎧を着せ、心の中を打ち明けられる友人や家族がいない、悲しい人だとも思った。

  • 同じくらいの年齢の作家さん。
    書き出しが良かった。なんだか、いるいる的なしっかり長女に共感できるか、といえば、そうでもなかったけど。
    気持ち的にはまる人もいるのかな?

  • 31歳の桃子は実家暮らしで未婚。自分の中で培ってきた“ルール”を厳格に守り、家族や勤めている会社の人間にも一切スキを見せることなく暮らしている。
    ある日、桃子の携帯に弟の健太から2年ぶりに連絡が入る。子供の頃から迷惑をかけられっぱなしで、「一家の癌」だと思っている弟からの連絡は意外な内容だった…。
    ベストセラー『タイニー・タイニー・ハッピー』の著者が功妙に描きだす、ありふれた家族の真実のカタチ。

    こんな31歳、いそう。
    真面目で潔癖で完璧主義で、桃子みたいな姉がいても上司がいても疲れそうでお近づきにはなりたくない感じ。
    ラストの展開が唐突すぎるし、読後感はあまり良くなかったです。

  • 正直、全然面白くなく、あまり共感もできませんでした。主人公の桃子の性格でしょうか…家族の癌は弟ではなく、実は自分だった…のオチ。桃子が思春期の女のコならまだしも、31才でこれなんて、あまりに幼稚。家族の話しなのか、一女性の話しなのか、中途半端でした。続編があるなら、一皮剥けた桃子の話しは読んでみたいかも。
    飛鳥井さんは他の作品は面白そうなので、他を読んでみたいです。

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著者プロフィール

1979年生まれ、愛知県出身。2005年 『はるがいったら』 で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。11年に上梓した 『タイニー・タイニー・ハッピー』 がベストセラーとなり注目を集めた。他の著書に 『君は素知らぬ顔で』(祥伝社文庫) 『女の子は、明日も。』 『砂に泳ぐ彼女』 など多数。

「2021年 『そのバケツでは水がくめない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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