([し]4-3)ピースメーカー (ポプラ文庫 日本文学 ([し]4-3))

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 271
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591135495

感想・レビュー・書評

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  • 純粋に読んで良かった一冊。良平、ケンちゃん、三浦さん、沢本さんの4人がとても楽しそうなのが伝わってきました。
    三浦さんの声で放送が聞きたくなりました。そして、ラストも微笑ましい。
    個人的には、レッドツェッペリンの登場に感激です。
    昭和、教室のストーブ、懐かしい。
    ありがとう。

    • 9nanokaさん
      レッドツェッペリン出てきてよかったです。
      感想をよんだら小路さんの本、読んでみたくなりました。
      ありがとうございます(^^)
      レッドツェッペリン出てきてよかったです。
      感想をよんだら小路さんの本、読んでみたくなりました。
      ありがとうございます(^^)
      2014/07/04
  • あたたかくてやさしい、青春ストーリー。
    良平のひらめきすごいなあ。

  • ちょっとした日常ミステリーで、サクサク読めて面白かった〜

  • 赤星中学校は運動部と文化部の総合顧問の先生のいがみ合いからトラブルが起きていた。そのトラブルに対して架け橋となり平和をもたらす「ピースメーカー」となるのが放送部のふたりだった。

    これは実に楽しい物語です。中学校の放送部の楽しさ、放送部の利点アレコレを使っての情報収集、そしてトラブル解決のカタルシス。それらが魅力たっぷりに書かれています。
    短めの話がポンポンと詰められています。トラブルがあり情報収集があり解決策が思い付いたところで、ポンと結果は後日談として語られます。そのためテンポよく読めるのですが、登場人物たちとともに解決を経験するという部分では物足りなさもあります。しかし一番山となる事件に関しては、それこそ生実況の如く同時進行で書かれしっかりと味わうことができます。この辺りのバランス感覚は作者の他の作品でも感じますが巧いですね。

    キャラクター設定から話の展開まで都合が良過ぎるとも思えるでしょうが、そんなことを指摘するのは無粋というもの。この楽しさを一緒になって満喫しましょう。
    1974年という40年以上前を舞台としているため、ある種のファンタジーとして味わうこともできるかも知れません。だからこそ楽しいことの抽出でいいのじゃないかと思わされるのです。
    これは現役中学生にも学園生活の楽しさを加味するものとなるのではないでしょうか。
    対立する先生の子ども同士の恋愛、剣道部代表選抜の八百長疑惑、お昼の放送でのロック禁止令などなど。学内のトラブルをピースメーカーが解決します。

  • 久しぶりの小路さんの本
    軽く読める青春小説。なんか先生の派閥が酷くて生徒が解決する学校ってどうなんだろうって思うけど(笑)
    そこはまぁ物語として楽しみました。
    なんかほのぼのする感じ、やっぱり小路さんの小説好きだわ

  • 「放送部」中学生のおはなし。
    姉の七光りだけではない主人公、ジャズ喫茶店経営の父を持ち校内盗聴もお手の物な相棒、けだるげだけど親身な顧問の先生。
    教師同士の確執はたかが犬猿の仲、では済まされない。短い学校生活のなかでは一大事件になってしまう。青春物語の裏方代表取締役、そんな放送部は日夜行内外を駆け回る!
    天使の声をもつ転入生、クールビューティのスーパー部長さまも御一行に加わってパワーアップしてくかんじもわくわくでした。

    がんばれわれらがピースメーカー!

  • 小路さんの本には音楽、特にロックはいつも欠かせないですね。施設で育ったり両親が離婚再婚した子もよく出てくる。でも皆良い子に育って、仲良く青春して。安心して読めます。
    少し昔の時代の中学校の雰囲気が想像できて甘酸っぱい感じ。いつか続きが出たらいいな。

  • 貰った

  • 中学校の放送部が、部員の個性を活かして学校の問題を解決するという内容の短編集。
    小路氏というより、はやみねかおる氏や似鳥鶏氏の作品という雰囲気がします。現実ではこんなに上手くいかないと思うけど、中学生の健気な正義感が好ましいです。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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