ムスメの借りている本を読ませてもらっております。シリーズも四作目。
うんうん。
恋してはったわ・・・!
何この子たち、OLさん? OLさんでこういう話、それこそレジーナブックスで読んでると思う・・・(もちろん赤レーベルではないけども!)。
ライバル(?)の出現により、今まで気づかなかった自分の気持ちに気づいちゃう・・・とか、王道中の王道やんね。
ただもう正直に、
「倫也くんなん?」
とは、思ってしまうけども(笑)。私はすっかり1巻で転校していった、もう一人の幼馴染の和菓子職人くんかと思ったよ。
ライバルの梨乃ちゃんもイイ子なのがこのシリーズのとてもよいところやし、そもそもあんこちゃんとマリエがええねんな~。
あんこを信じてそっと見守るマリエ・・・。
・・・いいー!!
なんやろうね、この、少女向けレーベルにおける女子の友情のかわいらしさ・・・!
これは1980年代から変わってへんような気がする。
ちゅうか、このシリーズがちょっと昭和っぽいんだよね(まあ、だから私が読んでも面白いわけやけど)。
今まではマリエちゃんが不安定になる話が多かったので、なんやろう、あんこちゃんに対して余裕のあるマリエちゃんが格好良くて、かわいくて・・・!!
男女問わず、こんな友だち関係っていいよね。クールビューティーやしな、マリエちゃんは!! (*´▽`*)
それにしてもマリエとあんこの菓子レベルは半プロですやんね。
そりゃそうなのか、それぞれの家業を手伝いつつ、当人もその道を目指してるんやから、小学生女子でもこんなレベルにまでなっちゃうのか!
今回のバレンタインチョコをお団子風味に仕上げるアイディアは素敵やった。
正直、
「緑の部分は抹茶チョコでコーティングすればよいのでは?」
と、思うのは素人考えなんですかね!!
本格的なパティスリーのチョコレートに抹茶味はないんスかね! 笑
でもって倫也くんにあげたホットチョコレートに浮かべるのは、白玉ではなくマシュマロでいいのでは・・・
とも思ったけど、それやと「和」パティシエールにならんから、アカンのですかね! 笑
何にしろ、料理人やもんね。自分のアイディアが大事よね。
和菓子を作るおばあちゃんが「あんこの量を手で覚える」と、いうていたのに対し、チョコレートのテンパリングには一度の誤差も許さないようにしっかり測るっていうのが、和菓子と洋菓子の違いなんやなあとようやく思えるようになってきた。
マリエちゃんがいうとおり、洋菓子は科学みたいなもんらしいもんね。
いちいち測ったり、分量にも誤差が許されないあたりが、面倒くさいと思ってしまう私には洋菓子作りはムリだ。
でもって、手で覚えるとかそういうセンスがないので、和食も和菓子もムリだ。
結局、料理全般が苦手なんよね。(;^ω^)
いろんなことを知りすぎているといいところが目に入らないっていうのが、
「おおお・・・」
と、思った。
知ることは必要やけど、知りすぎるっていうのはたしかに、よろしくないよね。
目や、体で感じることよりもつい先に頭で考えて判断しようとしてしまうから。
頭で考えることをいったんやめて、自分の気持ちに正直になろうとしたあんこちゃんはとてもかわいいと思います。(´ω`*)
いや、「かっこいい」かな?
夢をもってても、まだわからないからとりあえず目の前のものを消化しようとしているのでも、一生懸命がんばっている姿は、ほんまにかっこいいもんね。
そういうことを、わかりやすくお話にしてるなあ、と、いう感じ。
次作はスイーツコンテストに出るらしいけど、だから、その、そろそろ転校した和菓子職人男子が登場してもよくない?
(名前も忘れてるし・・・)
(2017.01.28)