真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 (ポプラ文庫 日本文学)
- ポプラ社 (2013年10月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591136249
感想・レビュー・書評
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弱いから他人を傷つける。
のぞみの過去に、記憶をなくしてしまう過去に、その理由がとても悲しい。傷つけられて傷つけられても自分を責める。
親は子供を傷つける。
悪気もなく。子供のためと言って。ときに本当に子供のためであったりときに自分のために、自分を守るために。
そのことを肝に銘じないといけない。
なんてことを考えさせられた。
2016.11.3 -
前作あたりから薄々思ってたけど、この本のテーマって、家族か!!
(今頃)
しかも、母親か!!
(今頃)
今回は特に後半がめちゃくちゃ面白かったけど、重いったらなかった。
よく見たら、表紙からすでに重そうだった(カバーをかけて読んでいたので気づかなかった)。
なんせ、1作目が暮林さんの印象が強かったもので、このシリーズは
「なんだかよくわからない設定でスルスル続いていく話」
くらいなんやと思ってたけど、全然違うんやねえ・・・。
ほんま、今頃ですいません。
でもそんなテーマが明確になってきたのって、午前2時あたりからやと思うんやけど、それは私の読解力の問題?
とにかく、続きが気になる!
このタイトルは2013年に出てるんやから、すでに続きはあるんちゃうの!
・・・な、ないんですね・・・(うちの市の図書館にはない)。
そ・・・そうか・・・。
ここで、止まるか・・・。
これは早く続きが欲しいところやけど、しょうがないなあ。
また折を見て、最初から読み返したいかな。
ところでこの本のサブタイトルって、内容とはリンクしてへんのかな?
私はパン作りの工程がわからんのでここに意味があるのかないのか、わからん・・・(笑)。
(2015.05.16) -
シリーズ第3弾。
とうとう希美の過去が 明らかになった。
とても切ないものだった。それを記憶から 消しさっていたなんて…。
そして 従姉妹である沙耶も登場する。この子もなにか訳ありな様子で 希美の母親探しを提案してくる。
内容ぎっしりな一冊だった。 -
希実ちゃんの成長がうかがえる巻。冷たいパンも美味しそう。
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(図)
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続きが気になる!
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だんだんからくりが明かされていく。人と人の、ややこしい話。みんな、誰かの幸せを願ってる。
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頂きものの本で、シリーズものにも関わらず、いきなり4作目を読んでしまったので、ブランジェリークレバヤシで作っているパンは確かにおいしそうだし、納涼祭は楽しそうだし、常連客のソフィアさんとか味のあるキャラがいてほのぼのした空気感を感じる話だと思ったが、希美の母が美和子さんに残した手紙に書かれていた『ご存じの通り、私はあの子の記憶を奪ってしまいました』という言葉の謎が最後に明かされた時、それほど感慨を得られなかった。
やっぱりシリーズものは1作目から読まないと味わいが半減してしまうと反省。