- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591136300
感想・レビュー・書評
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48歳のころ、パニック障害になった著者。
地域医療の先駆け、諏訪中央病院の医師であり、「がんばらない」「いいかげんがいい」ベストセラー作家。
高齢な方であれば、昨今、認知症予防やスクワット推奨者でもあり、知らない人はいないかも。
そんな彼の2013年の書き下ろし新書です。
正しいと思うこと、人が変だと思うことでも、良かれと思うことに取組み、行動してきた彼だからこその哲学ともいえる気がします。なかなか人は、出る杭にもなれないし(勇気がない)わが身を惜しんで弱っている人に手を伸ばし続けることもできない。
それを実行してきた著者の言葉には、力があります。
誰よりも自分に正直に(それは、とても大変なこと、頑張らないとできないこと)生きてきた著者だからだと思われました。著者が書き記したように日本は、元気になる・・のかな。コロナ禍後の著書を読んでみたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人生について熟考し過ぎていたが、少し考え方が変わり、頭の中に凝り固まった価値観がキャンセルされた
ような気分になりました。 -
知らず知らずのうちに○ばかり追い求める人生になっていたかも。○に近い△、別解力、いい言葉だなあ。さて、俺の人生の別解は何だろう?
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世の中の定説とか、常識とか。ずれてても自分の感性に従ってもいいんじゃない?ってことかな。
病気を治してもらうより、ならないように。
自分なりに考えましょう。 -
生きていると絶望的な状況に追い込まれることが何回かある。そんな時、〇ではなく△でいいんだと思うと、新しい、いい波が起きやすくなる。そう、人生は波。不思議に、絶望的な状況からいい波が始まる。
鎌田先生は、時間があると東日本大震災の被災地に通う生活を続けていた。本書は、そんな忙しい毎日を過ごしていた鎌田先生のところに、ポプラ社の千美朝さん、坂井宏先社長が登場。説得されて出版に至った。
本書には『週刊ポスト』の「ジタバタしない」という連載の一部を大幅に書きかえて利用した部分と、書き下ろしの部分、人気ノンフィクション作家である石井光太さんとの対談の部分が収録されているのだが、昨今の少年兵は男の子より女の子が多いなど、活字にも関わらず、目を覆いたくなるような世界の惨状も描かれている。
しかし、そこで生きる人たちの中には決して諦めることなく、少しでもいいところを探して絶望に耐えようとしている人たちがいた。想像を絶するような方法で脱出を図る少女もいる。報道を観ているだけでは決して知ることのできない絶望的な現実をあえて書くことによって、私たちに〇でも×でも得られない△という別解があることを説く。 -
2015.3.22
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人間が生きていく上で一番重要なことは、働く場があることと愛する人がいること。
人生は、スタッグの連続だ。一回一回のトラブルにめげないこと、ふりまわされないこと。
失敗した時、なんで失敗したのかを考え直してみる。次にやる時はどうしたらいいのかが見えてくる。 -
2択ではなく、互いが納得出来る意見を探るのが大事。
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○まるとばつの意見を聞いて、時代に合ったさんかくを探す。 ○仕事は、がんばらないけど、あきらめない面があると、折れないプロの心になる。頑張り過ぎは、壊れやすくもろい。仕事は自分を成長させる。 ○まるに近いさんかくを生きる事は、柔らかい生き方。思い込みにはまらない。 ○塩分を減らす、野菜、キノコや海藻やこんにゃくや発酵した物、魚やエゴマやくるみなど、オメガ3系の油、運動。 ○48歳でパニック障害になったが、さんかくを生きるようになり、うつもパニックもなくなった。
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現場に行って感じた直感と正論や正解には確かに違いがあるように思います。ドラッカーさんが文中に出てきてちょっとびっくりしました。