(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)

  • 108人登録
  • 3.46評価
    • (8)
    • (9)
    • (12)
    • (3)
    • (3)
  • 18レビュー
著者 : 汐見稔幸
  • ポプラ社 (2013年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591136355

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
三浦 しをん
朝井 リョウ
北野 武
村田 沙耶香
有効な右矢印 無効な右矢印

(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)の感想・レビュー・書評

  • 図書館で借りて読み。
    汐見稔幸の本なので。

    うーん、終盤の話の展開にはついて行けないところもあったけど、学びの形が多様化するのはいいね、と私も思う(フリースクールとか)。

    ・生活力を付けさせる
    ・幼児教育と学校教育のギャップを埋めるために、遊びの中で学ぶ、体験学習、疑問を大切にする
    ・「なんで勉強するの?」って聞かれたら、自分も子どもも納得できるような答えを考えておく
    ・苦手克服よりも得意をのばす
    みたいなことが家庭にできることなのかなって思った。

    あとは子どもに向き合う姿勢として、
    ・子どもの潜在的な可能性は「私はこれが好き」というこだわりを持てるかどうかで花開くものだ。そういう状態で行動出来ることを私は「無垢」と考えたい。無垢のままでいる時間をできるだけ長引かせ、自主性や自尊感情、好奇心を十分に育める環境に置くこと。これが「子どもは無垢な存在」という言葉に込められたもう一つの想いだと私は思っている。(p48)

    ・子どもが自分で考え、工夫しようとすることに対して、前もって「よい」「わるい」という評価や価値判断をしたり、別の子との比較をしたりせずに、「自分でやりたいようにやりなさい。一生懸命考えたり工夫したりしているあなたがステキよ」というメッセージをこそ伝えるべきだろう(p72)

    ・「聞く」「共感する」「考える」「励ます」のKKKH。四打数一安打。(p76)


    ・問題行動を起こす子供に共通しているのは、小学生くらいの年頃に満天の星を見て感動をした経験がないことだと聞いて深く考えさせられたことがある(p78)

  • 子どもが悪いわけではない、旧態依然の学校を今こそ変える必要がある、という主張に非常に共感!

  • なんだか、後半になればなるほど、タイトルからかけ離れていった印象。一般の保護者や教員が読んだところでどうにも変えようのないことを語っているので、対象読者をどのあたりに設定しているのかがよくわからず、理想論で終わってしまった感じがした。

  • どうしてこのタイトルだったんだろう?と読後首を傾げる内容でした。

    今の子どもたちのこと、親子関係、お母さんの置かれている状況、学校の成り立ちと学校教育についてわかりやすい言葉で説明されている、とても読みやすい本でした。

  • 汐見先生の本。ちょうど子どもが小学生だということでブックオフで買ってみた。
    キーワードは「手応え」かなと思う。教育の重要な点はこどもたちの意欲をうまく救うための「手応え」であって、親も先生も単に知識を押し付けるのではなく、子どもの興味をうまく活性化させて手応えをつかませることが重要なんだという話。基本的には全面賛成だし、もっとその辺をくんで接しなければと思うが、現実の忙しさとうまく折り合いをつけながらやるしかないね。
    あと、教育面から政治的な「国」の規模の話になるのはやりすぎかなと思う。また、先生が個々の生徒をちゃんと見ることができるような少人数制を提唱しているのに、一方で小学校においても教科別の先生をおいて中身の充実を訴えたり、矛盾するものではないにしてもどちらも両立させることはけっこう難しいんじゃないだろうか。教科別にすれば、それだけ見る生徒が増えるわけで、個々の生徒の個性を把握するのは大変なわけだし。
    オルタナティブな学校を重視すべき、というのはたしかにやってよい政策だろう。

  • タイトルに興味があり読んでみた。そして、乳幼児の育児や教育などがご専門の汐見先生の本だ。

  • 仕事場にあった本(笑)若干の偏りと、理想論すぎる部分もありますが、共感できるところもチラホラありました。まとまりがなく、意見の羅列という印象で、訴えの本質はややわかりにくかったです。

  • 具体的な話は何もなく、親の参考にならない。

    小一プロブレムを問題ではなく、現代の学びスタイルへの抵抗ととらえたいという趣旨らしいけど、なんでも社会のせいにしちゃう中二病みたいな印象を受ける。

    小一プロブレムは日本特有と書いてあったが、著者が共著の語りかけ育児でイギリスでもそんなことがあって、対策を考えたみたいなことが書いてあった気がするのだが。

  • 賛同できない部分もあるがとても勉強になった。タイトルからいくと小一プロブレムで小学校の先生たちが大変…という視点だが,実際は違う。教育のシステムの問題,幼稚園での教育と小学校での教育のギャップなど,制度上の問題があると指摘している。
    家庭や子供のせいにしないのはもちろんだが,授業に関わる部分と教育のしくみに関することも勉強しなければならないと思った。

  • 【子育て】本当は怖い小学一年生/汐見 稔幸/20140315(25/200)

    ◆きっかけ
    ・日経新聞広告

    ◆感想
    ・小学プロブレムは深刻。3月までは保育園や幼稚園で好きにさせていたのに、4月になって小学校で着席し続けなければならないのには無理がある。だからと言ってそれを幼保が原因と捉えるのはおかしい。多分、移行期が必要なのだろうが、具体的解決策がないのが不満。このほか、子供は指示過剰環境にある、というのははっとさせられた。そうではなくて、家族会議を開く、等、自主性を重んじるようにしたい。そして、この自主性は、子供扱いしないと伸びると。
    ・関連して、好きなことをとことんやらせることが重要、と再認識。好きなことを見出すこと、そしてそれをとことんやること、で、一芸に秀でる可能性が高まるし、何かに没頭する集中力もつく、時代はあれもこれもできる器用貧乏というかジェネラリストではなく、何かのスペシャリストを求めている点でも合致する。
    ・その際、大切なこと、枠にはめない、ということ。
    あと、夫婦喧嘩は影響大。強い口調等は子供達の前で控える。

    ◆引用
    ・母親の要求がきついと、子供は日頃から、親の顔色や空気を読むことにエネルギーを使う。子供どうしても相手への気遣いが優先されて、ざっくばらんな人間関係づくりが苦手になる。
    ・早期教育=知っている、のに分からない、分裂状態をつくてしまう。語義だけでなく、その語義を表す内容についての体験が必要で、その体験に感情や価値判断をまぶして意味にしていくもの(例、子供に恋愛を教えても、恋愛体験がない以上、意味を持てない)
    ・子供扱いしなければ、能力は伸びる。学校の制度化が進むと、小1ならこの程度できればいいと、枠はめしてしまう。
    ・子どのの潜在的可能性は、私はこれが好き、というこだわりを持っているかどうかで花開く。そういう状態で成長できるかどうか。
    ・自尊感情を重視:自分の行動を自分で決める。
    ・知的体力を育む環境作りが必要:勉強させられるのではなく、自分が知りたい、調べたいという自発的で自主的な心と体の動きの中で育つ。そのためには、子供が興味や関心を抱いていることをできるだけ尊重すること。
    ・4打数1安打の会話術:KKKH。聞く、共感する、(一緒に)考える、励ます。
    ・人が成長するための必要な体験:具体性(五感、特に嗅覚と触覚重視)、と偶然性(自然の中で遊ばせる)。
    ・遊びの本質:カオス(混沌)からコスモス(秩序)を紡ぎだす(例:○○ごっこ、新たなルールを決めて遊ぶこと等)。これは学問やビジネスにも通じること。
    ・大人たちはもっと意識的に、子供達の豊かな自然体験をさせ、さらに感じたことを言葉、絵、造形、音楽、身体パフォーマンス等様々なメディアで形にしていくことを励ますべき。
    ・幼保小連携の動き
    ・子供達と保育園との連絡帳。貴重な財産。
    ・三角関数を教える暇があったら、三角関係の対処の仕方を練習した方が社会に出た時に役立つ。

  • 幼児教育から小学校教育へのギャップの大きさについての現状認識ができた。私が違和感を抱えながら過ごしていた時代のまま小学校は今も変わってない、どころか、社会が変化した分異質さは増大しているのだろう。
    我が子はいわゆる問題行動を起こす部類、何かしらの信号であることはわかっているが、この状態で小学校に上がってもまず馴染むことは難しいだろうと想像はしていた。教育の現場がすぐに変わることはないのだから、家庭でフォローできるようにしないといけないのだろう。少なくとも、何故それを学ぶのかの説明はできるようにしておきたい。
    真ん中あたりの社会についての考察はイマイチ共感できずだが。

  • 小一プロブレムと言うより、教育を取り巻く社会・学校・家庭環境についての著者意見本。方向性は概ね同感だが、本を読んだ個人でもできる具体的方法の言及は無い。

  • 汐見さんの著書ははじめて、かな。名前は知っていましたが。
    子どもが育っていく過程において、人間観としてはおおむね共感しましたが、いかんせん新書なので内容が薄っぺらい。このひとの考えを知りたいなら、ほかの本を当たったほうがいいと思う。
    ただ、その中でも、知的体力、という言葉が心に残った。聞く、共感する、考える、励ます。この四つで、子どもの知的体力は伸びてゆくらしい。

  • ○20131126
    つい最近、先生に「授業中席を立つ、落ち着かない、目立ちたがる」と言われた。
    私達(親、子)に100%問題があると思ったが、そうでもないのかも。

    今の学校の進め方を問題視するわけではないが、真っ当な方向に向かっているとも思いにくい。

    せめて家では、子供に楽しく勉強して欲しい。
    得意なものはこん詰めて伸ばせる環境にしたい。

  • 現代日本の教育とりわけ小学校教育の問題点に言及した汐見稔幸の著書。学校教育の様々な問題は児童・家庭にその根源があるのではなくむしろ日本の教育制度にあるとし、様々な改善策を提示している。少人数制を導入し、生徒を学校の先生だけでなくその道の熟達者(プロフェッショナル)と積極的に交流を持たせることが子どもたちの力を伸ばすことになるという論には一理と思った。

  • 題名と中身の差異に驚きながら読み進める本。
    モンスターのような小学一年生は1人もでてこない。

    主張としては次のようなもの。

    こどもが授業を聞けず立ち歩くといった「小1プロブレム」はこどもの問題ではなく、個性を尊重した新しい教育に切りかえられない大人社会の問題だetc.

    このetc.がくせ者で、etc.と書かざるをえないほどとっちらかった構成がかえって思索を誘う摩訶不思議な本。編集者には猛省を促したいが、あなたが幼児の親なら買い。

  • 久々に汐見先生の本を読んだ。気になっているIくんのことが、大きな視野から見えてくる気がする。今の時代にふさわしい教育のスタイルを創り出すことこそが、子どもの力を伸ばすことになるのではないだろうか。

全18件中 1 - 18件を表示

汐見稔幸の作品一覧

汐見稔幸の作品ランキング・新刊情報

(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)の作品紹介

「ピッカピッカ」の1年生ばかりじゃありません!?

成績はいいのに、席にじっとしていられない子。
嘘をついて友達を振り回す子。
親が付き添わないと授業を受けられない子。
……今の小学1年生や、小学校低学年の教室は、
われわれ大人が抱いているより、ずっと「困った」状態らしい。
しかしそれらは日本の教育システムに対する子どもたちからの警告であり、
本当に深刻なのは、
子どもの可能性を閉ざしている大人社会ではないだろうか。

学びとは何か、成長とは何か。
保育・教育の第一人者である著者が、
現状をレポートし、新しい教育のあり方を提言する。


【目次】
はじめに――「怖い」子どもが増えている理由
一章 「自分がわからない」まま育つ怖さ       
二章 もっと「怖い」日本の親たち 
三章 「怖い」小学生をつくった日本の学校 
四章 「小さな社会」が手応えをつくる 
五章 一人ひとりに物語のある学びを

(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)はこんな本です

ツイートする