- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591136676
感想・レビュー・書評
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”猫と過ごす七日間”がテーマのミステリーアンソロジー
若竹七海 「砒素とネコと粉ミルク」
小松エメル 「消えた箱の謎」
水生大海 「まねき猫狂想曲」
秋山浩司 「猫を抱く少女」
村山早紀 「踊る黒猫」
大山淳子 「ひだりてさん」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20140312
思ったより楽しめた。
順番も良かったかな。
砒素と猫と粉ミルク 若竹七海
消えた箱の謎 小松エメル
まねき猫狂想曲 水生大海
猫を抱く少女 秋山浩司
踊る黒猫 村山早紀
ひだりてさん 大山淳子 -
「猫とミステリは相性がよい。」若いうちからから洗脳しておこうとする試みには大賛成です。
ミステリ要素に期待してしまうともの足りず、じゃあ猫にメロメロになれるかというと微妙なところではあり、むしろ猫好きは読まない方がいいかもなぁと思います。小説の中ならどんなに人間が殺されてもかまわない、でも猫が死んでしまうのは許せん、というタイプはむしろ避けた方が。(私はこのタイプです。)布教の導入としては変にこだわりもなく読みやすい作品が多かったのではないでしょうか。全てに中学~大学の学生が登場するので、その世代ゆえの悩みや楽しさを共有することもでき、親しみやすいかと。大人からすれば、すっかり忘れてしまっていたことに気づかされてドキッとしたり、単純さに思わず笑ってしまったり、という場面もありました。
しかしなぁ…しつこいですけど、何でそんなに猫(置物も含めて)が死ななきゃならないかなぁ…日本だと猫のミステリアスな部分が化け猫に繋がっちゃうのかなぁ…。 -
6人の作家による猫にまつわる短編作品集。
「砒素とネコと粉ミルク」若竹七海
ライトノベルっていう感じですが、楽しく読めました。
「まねき猫狂想曲」水生大海
まねき猫の置物が黒猫に変身して、しゃべる…ユーモアたっぷりなミステリー仕立てで、おもしろかったです。
「猫を抱く少女」秋山浩司
そうかな?と思った設定どおりでしたが、さわやか。
「踊る黒猫」村山早紀
繊細な雰囲気でしたが、コワイ猫のお話です。印象に残ってしまいそう。 -
面白かった。タイプの違う猫話に夢中になった。
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とても楽しく読みました。色んな猫がかわいくて、グッと引き込まれました。気に入った作家さんもいたので、その作家さん達の本もいろいろ読んでみたいです。
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「猫」と「七日間」の両方をテーマに入れ込むことが前提の短編集。
さらっと読める話ばかりでした。
特別あっと驚くオチの話があるわけではなく、テーマが二つもあるのでなんとなく印象的に被っている気もしました。