(P[ん]1-17)猫とわたしの七日間 (ポプラ文庫ピュアフル)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591136676

感想・レビュー・書評

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  • 「猫と過ごす7日間」が共通設定のアンソロジー。
    若竹七海「砒素とネコと粉ミルク」、小松エメル「消えた箱の謎」、水生大海「まねき猫協奏曲」、秋山浩司「猫を抱く少女」、村山早紀「踊る黒猫」、大山淳子「ひだりてさん」の6篇。

    「消えた箱庭」「猫を抱く少女」の2つが書き下ろし。
    ”7日間”はあまり活きてなかった印象。
    「まねき猫協奏曲」が良かった。

  • 幽霊の猫、誰が猫、自称神様の猫、彼女の見たい絵の猫
    先輩の所に居ついた猫、預かり物屋の猫。
    猫がいる事、七日間経つ事、が条件のアンソロジー。

    幽霊と言う斬新なものが憑いてきたな、と思ったら
    次はこちらが? と思えば二転三転。
    人の不幸を願うならば、自力で頑張らねばなりません。
    録音すればばっちり、ですが…w
    無機物の猫かとおもいきや、実は、な4話目。
    こういう人いるな~な登場人物も出てきた
    不思議な先輩の所の猫。
    一番最後の猫の話が、主人公はこちらでも
    軸はあちら、というもの。

    どれもこれも、不思議な話でしたが
    想像して茫然とするのは、やはり先輩の猫かと。

  • 数人作家による、オムニバス? 分類は謎解明なので、恐らくミステリ。

    一番印象に残ったのは、トリック小説。話の内容にトリックが使われているのではなく、かつて私が「こういう小説だったら面白い」をそのままやってくれたみたいな、視点がラスト近くまで、誰なのか判らない、というもの。この小説は、本当に見事だったと思う。下手すれば禁じ手でもあるが、文字のみというものが、読み手にどう作用するかを利用した、作品自体がトリックだった。あやうく騙されるところだった。

    さらっとライトな、そう深刻な感じのミステリではないので、軽く読める上、読み手の推理を途中でくるっとひっくりかえしてくれるものもあり、なかなか興味深いものだった。
    ただ、最初の時点でラストが推測できるものもあったのが、ちょい残念か。ま、ライトタイプだし、心情表現が良かったので問題はないか。本格推理ではないのだし。

    最近読んだものの中では、一番面白かったように思う。

  • 2015.11.10読了

  • ”猫と過ごす七日間”がテーマのミステリーアンソロジー

    若竹七海 「砒素とネコと粉ミルク」
    小松エメル 「消えた箱の謎」
    水生大海 「まねき猫狂想曲」
    秋山浩司 「猫を抱く少女」
    村山早紀 「踊る黒猫」
    大山淳子 「ひだりてさん」

  • 20140312
    思ったより楽しめた。
    順番も良かったかな。

    砒素と猫と粉ミルク 若竹七海
    消えた箱の謎 小松エメル
    まねき猫狂想曲 水生大海
    猫を抱く少女 秋山浩司
    踊る黒猫 村山早紀
    ひだりてさん 大山淳子

  • 6人の作家による猫にまつわる短編作品集。

    「砒素とネコと粉ミルク」若竹七海
    ライトノベルっていう感じですが、楽しく読めました。
    「まねき猫狂想曲」水生大海
    まねき猫の置物が黒猫に変身して、しゃべる…ユーモアたっぷりなミステリー仕立てで、おもしろかったです。
    「猫を抱く少女」秋山浩司
    そうかな?と思った設定どおりでしたが、さわやか。
    「踊る黒猫」村山早紀
    繊細な雰囲気でしたが、コワイ猫のお話です。印象に残ってしまいそう。

  • 「猫」と「七日間」の両方をテーマに入れ込むことが前提の短編集。
    さらっと読める話ばかりでした。
    特別あっと驚くオチの話があるわけではなく、テーマが二つもあるのでなんとなく印象的に被っている気もしました。

大山淳子の作品

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