- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591139950
感想・レビュー・書評
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2017.9.30読了。
理由があって、高校では剣道を辞め、趣味のパズルに没頭する毎日を送る慧一。その理由は、自分が非力で、剣道には向かないから。
自分の存在が人に迷惑をかけてしまうから辞める。だから、なるべく人に関わらず生きていく。
しかし、ひょんなことから、龍心と出会い、でこぼこ剣士会という名の同好会に参加することになる。
剣道と自分を見直すうちに、慧一は、剣道が心と心の闘いであることに気づいていく。そして、でこぼこ剣士会が、お互いのでこぼこを埋める仲間であり、弱い自分をそのまま受け入れてくれることで勇気づけられる。自分の役割ん見出した慧一と剣士会は、目標の地区大会突破に向けて進んでいく…!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帯に、頭も鍛える新しい理系スポーツ小説、とあります。『お任せ!数学屋さん』作者なので、もっと理系かと思いきや、パズル好きな主人公が理系少年で、剣道の大会時にも・・・というだけで、
理系が全面ではなく、
自分の内面的なこと、仲間のこと、そして剣の道への純粋な探求。
成長もの青春小説。 -
いい話だった
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うーん。今まで読んだ剣道を題材にした小説と比べるとどうも入り込めず。誉田哲也の『武士道』シリーズ、海堂尊の『ひかりの剣』、里見蘭『藍のエチュード』…私が好きな剣道小説はこんなにあるので題材が悪いわけではない。『数学屋さん』シリーズは作者の特性と題材がマッチしていて良かったけれどこれは全く頭に入ってこなかった。残念。
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思ったより面白かった、
というのが本音かな。
ちょっと理屈っぽさが勝ってしまって、
文章が生き生きしていなかったように思う。
なんか、青さがないというか・・・
もっとおバカ高校生でいいのになぁ。
それに、試合中にあれだけいろいろ考えられたら、
凄いわと思う。
ただ、高校生が何かに熱中するのは
大好きなので、そこは○。
フツーの公立高校で
さ程強くない剣道部に入部しようという人は
少ない。
部員集めに奔走していた
息子の高校時代を思い出した。 -
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・全体
話のベースはおもしろくて、試合のシーンもいいと思う。
特に田代とのエピソードとか、全体をパズル、チームを車に例えてるところとか、ラストできれいに収まってる印象。
・テーマについて
「世界一平等」「でこぼこなチーム」とか言う割に、かなり小さいでこぼこだなーと思うけど、ジグソーに例えるくらいだから、小ささを表現したかったのかな?
いくら「老若男女対等に戦える」って書いてあっても若い男しか出てこないので対等感がぜんぜんない。高校だから老を出しづらいのはわかるけど女の子もいない。
女の子で出てくるのは昭和スポ根のような敏腕マネージャー女子と病弱女子のみで、都合のいいモノ的存在。(「もらってもいいの?」とかいうセリフもある)
・文体について
何をもって「ラノベっぽい」と思うかの基準は自分にも不明なんだけどなんだかラノベっぽい。
・龍心のキャラだとは思うんだけど「だと思うぜ?」とか疑問文でもないのに?を多用してくる点
・(長い名詞)のそれ って書き方
・ぇ とかぃ の多用
・女の子の胸の大きさの表現
・いわゆる「小さい、細い、かわいい」テンプレ女の子しか出ないところ?
べつにラノベに詳しいわけでもなく、一つ一つ取ったら気にならないのかもしれないけど「ラノベっぽい、ラノベ育ちっぽい」印象を受けて(自分でも謎)話に集中できない。
あるいはこういう書きぶりが平成生まれとか若い子の書き方ってことなのかなあ。 -
2014年11月1日私も剣道やっていました。懐かしいこといっぱいでした。たまたま明日は元剣道の女子会です久しぶりに会うみんなと剣道の話も出るかもしれません。
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あいつは、こんなこと考えて稽古してたのかな。