(P[さ]5-1)家元探偵マスノくん (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591139967

感想・レビュー・書評

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  • とても読みやすかったです。

    孤独の変人ばかりが集った「ぼっち部」。
    次期華道家元マスノくん。
    女優志望の西園寺さん。
    自称・魔剣の現身の田尻くん。
    ネット越しでしか会話をしないスカイプさん。
    友だちづくりに乗り遅れ、ボッチ部へ入部することとなったチナツの一人称でお話が進みます。

    個性的な彼らの会話がおもしろかったです。
    自由すぎるメンバーだけどみんななぜか憎めない!
    ゆるーくほのぼのとした日常ミステリー。最後の事件は少しどきどきしましたが…

    読後はちょっと物足りないかなぁという感じですが、いけばなをやっていたので、マスノくんのいけばなに関するお話はとても興味深く読めました。

    マスノくんの花嫁候補としてチナツ浮上…みたいな少女漫画的展開の続編があったら楽しいなぁとか…ちょっと思っちゃいました(笑)

  • ぼっち部なんだけど、皆が集まる事で気ままで楽しそうな部になってます。
    謎はスパッと解決されるわけでは無くて、日常の中で表に出てきたり沈んだりといった感じ。
    ゆったりとしたペースでキャラを楽しみながら読むと良い感じ。

  • マジメ&じみ系JKの学園青春物語。
    文体もそのキャラに即したものになっている。
    物足りないけど、破綻なくまとめられた感じ。

  • 図書館でジャケ借り。「家元探偵」とか「ぼっち部」とか気になるワードに惹かれて読みましたが、文章は読みやすく、内容は日常的な謎を解いていくもので、面白かった。続編はないみたいだけど、ぜひ書いて欲しい!

  • 普通らしき高校生の女の子が主人公。華道の次期家元の男の子が探偵役。ミステリー…?
    2014/11/9

著者プロフィール

東京都生まれ。慶應義塾大学文学部人間科学専攻卒業。1995年『ジャンボジェットの飛ぶ街で』が講談社児童文学新人賞佳作となる。1996年『ぼくらのサイテーの夏』でデビュー。同作品で第30回日本児童文学者協会新人賞、第26回児童文芸新人賞を受賞。2003年『楽園のつくりかた』で第50回産経児童出版文化賞を受賞。その他の著作に『世界がぼくを笑っても』『バラ色の怪物』などがある。

「2015年 『楽園のつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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