- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591139981
感想・レビュー・書評
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長友ってこういうこと考えてやってるんだなー。プロの中でやっていく覚悟や姿勢は、仕事をする上での心構えと通じるものがあり、刺激になった。感謝と努力。弱点と向き合い、強みを伸ばす。私も逃げ回ってないで、がんばろうと思えた。
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Jリーグが始まって約20年。
その間でずいぶんと、日本のサッカーは強くなったと、言われています。
前回の南アフリカで行われたW杯の後あたりからでしょうか、複数の日本代表選手が、書籍を出版して話題になったと記憶しています。
でもサッカーのことに詳しくない自分は、縁遠いことのように感じて、これまで関連書籍を読んできませんでした。
ところが最近、「サッカー選手が書いた本は、ビジネスの視点から見ても参考になる」という話を聞き、改めて興味を持ちました。
そこで、文庫版も出ている長友選手の本を、読んでみることにしました。
生い立ちから2011年までの、長友選手の半生を、長友選手自身が振り返って書く、という形でまとめられています。
少年時代の家庭環境、中学校時代の挫折と恩師との出会い、サッカー選手として頭角を表して以降に、一流選手や監督に学んだことなどなどが、長友選手が語りかけるような文章で、綴られています。
現時点でまだ20代で、サッカー選手としての評価も変わっていく可能性はありますが、”成功した人”に共通する複数の要素を、長友選手は持っているのだなあと、感じました。
・常に向上しようという強い意識
・”ぬるま湯”を嫌い、常に背伸びをするような環境に身を置く
・他者に対する感謝の心を、実際に口にする、文章にする
・自分の強みは何かを、自分自身に問いかけ、その部分では誰にも負けないように磨いていく
・・などなど、読後に振り返っただけでも、これらの「成功哲学」が、この本からは伝わってくるなあと、感じました。
長友選手のことを知らない人でも、さらにはサッカーのことが分からない人でも、一人の人間のステップアップの過程が疑似体験できるという意味で、興味深く読める内容だと思います。
やる気が出ない時、停滞感を感じた時に、刺激を与えてくれる、一冊です。 -
今や世界的なサイドバックとなった長友選手の苦悩と挫折の日々。ジュニアでもユースでも脚光を浴びたわけでもないのにインテルでのレギュラーポジションを獲得した裏側での長友選手の努力を知ることが出来る。