- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591140321
作品紹介・あらすじ
『謎の名探偵×ランドセル助手×自称ミステリ作家』の3人が、
華麗に事件を解決します!
累計10万部突破の大人気シリーズ、ついに感動のクライマックス!!
怒涛の展開に笑って泣ける傑作ユーモアミステリ!
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山手線にだけ神出鬼没に現れる、謎の名探偵――霧村雨のもとに、少女誘拐事件が舞い込んだ!
山手線探偵・霧村は、小学6年生の助手・シホと自称ミステリ作家のミキミキさんと一緒に急遽、捜査を開始する。
そして謎が謎をよび、過去の未解決事件「消えた妖精」の真相に辿り着き……。
感想・レビュー・書評
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シリーズ最終作
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七尾与史はシリーズ作るの本当にうまい。
山手線探偵、やまたんシリーズは3巻で終わっているのですが、このラスト好きだなぁ・・・。
シリーズのしまい方がうまい作家さんですよね。
このシリーズの続きが読みたいけど、この終わり方でいい気もする素晴らしい作品。 -
山手線探偵シリーズ、完結編。
個人的にはシリーズの中で1番好きです。
七尾先生の作品らしく、「ちいさいおっさん」という、都市伝説レベルのでもひょっとしたら現実に起こり得るかもしれないファンタジーな内容をテーマに、コミカルにかつ感動的に描いた作品。ファンタジーながらも、伏線を回収する過程は、ミステリー作品そのもので、ピースとピースが繋がった瞬間は爽快感すら感じます。
これまでも、メインキャラ3人の関係性がとても好きだったのですが、今作は特に3人の絆を再確認できる作品だったように感じました。 -
シホが霧村と知り合うきっかけで、やまたんの初クライアントとなるきっかけって、それ?!
シホが目撃した「小さいおじさん」。
えええっ。
おじさんを本気で探そうとする雨&ミキミキにもびっくり。
いやいやいや、いないでしょう、と思っていたので、その正体にびっくり。
さらに、おじさんが目撃されてる場所の意味ときたら。
そんなすごい意味があったなんて。
とんだとんでも展開に目が回るw
出会いがあれば別れがある。
シリーズはこれで完結かな。
みんな、元気でいてね。 -
今作ではシホが霧村さんやミキミキさんと行動をともにするようになったきっかけのちいさいおっさんの妖精を巡ってお話は進みます。現代では見間違いとしか思えないこの小さいおっさんが、理路整然と説明されるといてもおかしくないかも、なんて思ってしまいます。滅茶苦茶な話のようできちんと伏線をちりばめ、回収されていて見事でした。最後にはおっさんに愛しさと切なささえ感じます。ラストの展開は少し寂しいです。ここで一区切りのようですが、どこか別のお話に彼らが出演したりシホが素敵なレディになったときのお話も是非読ませてください。
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シリーズの中では一番楽しく読めました。
今回の「小さいおっさん」は、実際いるのかもしれない、
とまで思えます。
やまたんとミキミキさんのシホを見る眼差しが、
だんだん変わっていくところも面白いです。
あと10年もたてば恋愛小説になってしまいそう。
というわけで、10年後の彼らを見たいものです。
なお、オチがいいですね。先生方は喜ぶでしょう。