その本の物語 下 (ポプラ文庫ピュアフル)

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著者 : 村山早紀
  • ポプラ社 (2014年7月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591140758

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その本の物語 下 (ポプラ文庫ピュアフル)の感想・レビュー・書評

  • ルルー、強し。。。

    軽めのタッチのファンタジーで、最初は身の回りの人たちの幸福を願っていた魔女ルルーが、巻を追うごとに壮大なスケールの冒険に踏み出してゆく。

    魔女とは、人間と違う生き物。

    ルルーが抱えていた孤独を通じて、南波と沙綾の物語もどんどん深みを増してゆく。

    結末の必然性は?と思う部分もあるのだが、ポプラ文庫らしいということにしておきたい。

    南波の存在は、二つの物語を繋ぎ合わせるために欠かせない人物だった。
    言葉は、魔法だったのである。
    彼女の朗読に耳を済ませながら、この本には収録されていないルルーの活躍にもっともっと触れたかったなあ。。。

    上巻レビューにも書いたが、この本の魅力は構成にあると思う。
    一つの作品の外側に新たな作品を打ち込むことで、結果双方に新たな魅力が現れている。

    楽しかった。

  • 元々の『風の丘のルルー』を知らないのがとても残念ですが、でも、読んでいなくても楽しかったです。

    小さな魔女のルルーは、悩んだり迷ったりしながらも、それでも、その優しさだけは揺るぎがなく、実は、とても強い女の子。


    千鶴先生の言葉の通りに、声は魔法で、人の思いは、言葉に変えて世界に出さなければ、人を幸せにしたり救ったり出来ないのだな、と、はっとしました。

    「ありがとう」と伝えるだけでも、それは、きっと、幸せの呪文になるのですよね。


    魔女の子孫の沙綾もだけれど、こっそりとチョークで花の絵を描いて、人々を笑顔にする南波も、きっと幸せの魔法を使えているんだと思います。

  • 上下巻並んで置いてあっても、別のお話の本のようにも
    見えます。
    上巻とともに、タイトル・表紙のイラストが
    好きで購入。
    上巻で既にお気に入りのお話になっているので
    じっくり物語の中の世界に浸って漂いたいです。
    読後、期待以上に気に入った物語だったと思い、
    嬉しくなりました。

  • 引き続き読み聞かせるルルーの話がはじまります。別れの辛さ、圧倒的に強い敵への恐怖、それを乗り越え立ち向かう姿に勇気をもらいました。

  • 良かった。文章・内容が児童書っぽいんだけれども。ちゃんとした、美しい物語でした。

  • どこにも行けない。まるでガラスの水槽の中にいるみたいで、すぐに息が苦しくなって――。南波は、学校を休み、書店でアルバイトをしながら、病院に足を運んでいた。きょうも病室で朗読をする南波、うっすら笑みを浮かべ眠り続ける沙綾。だが、魔女の子ルルーの長い冒険物語が、いよいよ終わりに近づいたとき、誰も知らない新たな物語が呼び出された――。

    うっすら察してはいましたが、南波が沙綾を裏切ったという意味が明かされ、南波が彼女のお見舞いに来る理由も分かります。ルルーの冒険編は結構切ない。なんていうか、自分の生き方に自信を持っていられる人って少数派なんじゃないかなと思う。世間から立派だ、すごいと言われる人が皆最初から自分の理想通りになれたわけではなく、迷いながら揺れながらも自分のなりたい自分を探し続けていたのかなと。でも迷ったっていいんだよって、間違ってもやり直すことはできるよって語りかけてくれている気がします。結局沙綾とルルーの関係はいまいち分からなかったけど。子孫?

  • 本編としては本当にきれいに、美しく着陸しています。
    そして「風の丘のルルー」完結編でもあります。
    本当に「ルルー」シリーズを読んでいなかったのが痛恨の一撃というか、読み終わった瞬間、この話ないのかなーと思ったら過去作にあって、でも絶版という衝撃。古本で集めようにも結構高騰している上巻数があるので、ものすごく残念というか無念というか………でも「ルルー」を全巻読破してからこっちももう一度読みます。

  • 読みおわってあとがきを読んで、「風の丘のルルー」がシリーズとして昔出版されていたことを知った。表紙に惹かれてなんとなく手に取った本だけど、大切な出会いになった気がする。ルルーの元の話も読んでみたい。もっと小さい時に読みたかった。だけど当時はハリーポッター一色だったから仕方なかったかもしれない。

  • 上下巻読んで、とてもほんわかしてて、癒されました(*^^*)ルルーの物語の間で少しずつ語られていく沙綾と南波の物語がとても感動的!こんなことがあったら素敵だな。わたしも風の丘にいってみたい。

  • 現代の世界と、魔女ルルーが主人公の作中作を行ったり来たり
    現実と物語の中を気持ちが行ったり来たり・・

    子どもの頃に「ルルー」のようなお話に出会っていても
    おそらく読まなかったと思う。

    私は、喜びや楽しさの中に見える、
    ちょっと寂しい、
    一人ぼっちの感覚が苦手な子どもだった。

    だから、大人になってから出会えてよかったと思う。

    勇気とやさしさは孤独と哀しみの上にある。
    児童書が教えてくれることは多い。

  • 幼い頃にシリーズを読んでた方にとっては、胸が熱くなる作品だろうなぁ。
    この年になるともう、「シリーズものは早いとこ綺麗に完結させて!」って思っちゃうけど、昔は物語がずっと続けばいいと思ってたもの。
    終わってしまって悲しかった物語の断片に、この年になって触れられたら、それだけでちょっと感激。

  • 思い出の児童書。魔女のルルー。その世界に浸かりながらも、その世界に浸かる主人公がいることでより世界に浸ることができる、そんな素敵な、夢にあふれた物語だった。

    現実にはまさかね、とわかってても。
    もしかして、と思ってしまう。
    この小説を読んでまさしく、そんな気持ちになった。

    ルルーの話、全部読んでみたいなぁ。

  • どこにも行けない。まるでガラスの水槽の中にいるみたいで、すぐに息が苦しくなって―。南波は、学校を休み、書店でアルバイトをしながら、病院に足を運んでいた。きょうも病室で朗読をする南波、うっすら笑みを浮かべ眠り続ける沙綾。だが、魔女の子ルルーの長い冒険物語が、いよいよ終わりに近づいたとき、誰も知らない新たな物語が呼び出された―。傷ついた魂の恢復と人間への信頼を謳いあげた、傑作長編ファンタジー!

  • ルルーとルーリアの伝説がここに完結。
    そして、南波と沙綾の側も動き出す。

    差別するものと差別されるもの。
    昔の魔女狩りも、現代のイジメも本質はきっと同じ。
    だけど、その状況の中でも、「自分がどうありたいか」を見失わずに生きるルルーと沙綾の姿はとても煌めいている。

    ほんわかした物語の中にも、芯の通った登場人物たちがイキイキと動き回り、友達のように身近な存在として本を閉じた今も息づいている。

  • 読み終わりました!



    最後の。。

    時を越えた奇跡には涙が止まりませんでした。:゚(。ノω\。)゚・。
    優しい優しい魔法の奇跡……

    感動したのと同時に、334ページからの展開には驚いて
    前のページに戻ったりと何度も捲り返してました(笑)
    このシーンも好きだな。。


    すべてが繋がったようで
    温かくなるようなラストでした!





    実は『その本の物語』の小説がきっかけで
    ルルーの物語を知りました!

    だから、一番最後に【今回収録しなかった物語を含め…】と書いてあったので
    収録しなかった物語はどんなお話かなと読んでみたくなりました(〃^^〃)


    調べてみたら絶版の本が何冊かあって
    読むことが出来るのは
    図書館で借りるしかないみたいです。。

    文庫化になる…そんな奇跡が起きたら嬉しいなぁ

    もし本当にそうなったら、ぜひ全7巻揃えたいです!
    子供に読み聞かせたい本ですね(〃ノωノ)ずっと手元に置いておきたい(笑)

    そう思ってしまうくらい
    夢中に楽しく読ませていただきました♪


    この場を借りて…
    作家様、楽しいお時間をありがとうございました。。



    下巻もルルーと一緒に旅してるようで、ハラハラドキドキしながら読みました☆
    とても読みやすかったです!!どんどん引き込まれました^^

    最初はどうなることかと心配したけど、最後はあったかくなるような展開で……

    こんな素敵な物語に出会えて本当に良かったです。。



    もっと早くこの本に会いたかった。。
    そしたら少しは変わってたかな……人生が

    (今からでも間に合うよね…なんて(苦笑))





    メインの方でも。。最後グッと繋がる感じが素敵でした(ノω・、)
    どうして沙綾眠ったままなのか…その理由がやっと分かりました!


    千鶴先生またどこかの作品に、ひょっこり現れたらいいな…笑

    一番最初、出てきたとき驚いたな~
    それと同時に千鶴ちゃんにまた会えて嬉しかったです。。

    【後悔や悲しい思いは、愛や友情は、
    胸の中に抱いたままにしておいてはいけないんじゃないかな】
    声は世界の扉をたたくノックの音……
    千鶴先生の言葉、読んでいる私もズキンときました。。

    声は世界を変える。。素敵な言葉だと思います;ω;







    私もルルーとお友達になりたいな。。
    ふわふわのぺルタ触りたい…笑

    ぬいぐるみが喋れるなんて素敵だと思います!
    ルルーとの絡み好きです(*^。^*)和みます。。



    あっ。。あと
    『風の少女』では”虹鱒亭”
    『赤い星の杖』では”ダイヤモンド亭”…

    ○○亭という言葉を発見すると『海馬亭通信』の本を思い出したと同時に
    海馬亭の宿にも
    いつかルルーが来たらどうなるかなとつい思ってしまいました!
    由布との絡みがちょっと見てみたい(笑)



    ラスト。。ちゃんと無事に風の丘に帰れたかな
    サラと再会できたかなと気になりました…

    ルルーなら大丈夫だよね!

    (カイオンとルルーお似合いだなと思ったのは内緒です//∇//)










    目には見えないけれど…

    もしも精霊たちがこの世界に今もどこかにいるのなら、
    地震が頻繁に起こったり
    ニュースで色々と恐ろしい事件が戦争が起こってる悲劇が起こるたびに
    賢者が言うように精霊たちも悲しんでいるのでは

    人の命が失われるたびに力がなくなって
    だから大きい地震が起こってしまったのではと考えてしまいます。。


    だから怖い事件は
    もう起きないで欲しいと切実に願います(>_<)

  • 世界観とっても好きです。
    文章も引き付けられる形で飽きがこない!
    すばらしいお話でした!

  • 面白かった
    よくできてると思ったら元々出版してた自分の本があるらしい

    一部しか使ってないみたいだからすきな人は全部よみたいかも

    チートっぽいとは思ったけど
    その一見なんでもアリな魔法もアリな気になった

    面白かった!(*´∀`)

  • ハッピーエンドはやっぱりいいです。
    大人も楽しめるファンタジーでした。満喫。

  • 主人公南波が同じ作者の『風の丘のルルー』を親友に読み聞かせるという形式をとっている。

    このルルーの物語がすごくいい。

    過去に魔女は人間に迫害され、ルルー以外の魔女は死に絶えたと思われる世界である。

    ルルーも自分が魔女であることを隠し、生きている縫いぐるみ(!)ペルタと孤独な旅を続けている。

    しかし、どんなに人間を怖れ、疑ったとしても、やはり心のどこかでは信じたいと願い、人間の為に困難に立ち向かうルルーの気持ちが、主人公南波と重なって、心打たれずにはいられなかった。

    少しでも異質なものを感じ取るとコミュニティからつまはじきするのがめずらしくない世の中で、生きにくさをひしひしと感じている南波がルルーの強さに勇気づけられていく様子に、読んでいるこちらも元気づけられた。

    『風の丘のルルー』自体もぜひ読みたくなること間違いなしの作品である。

  • 【あらすじ】
    どこにも行けない。まるでガラスの水槽の中にいるみたいで、すぐに息が苦しくなって―。南波は、学校を休み、書店でアルバイトをしながら、病院に足を運んでいた。きょうも病室で朗読をする南波、うっすら笑みを浮かべ眠り続ける沙綾。だが、魔女の子ルルーの長い冒険物語が、いよいよ終わりに近づいたとき、誰も知らない新たな物語が呼び出された―。傷ついた魂の恢復と人間への信頼を謳いあげた、傑作長編ファンタジー!

    【感想】
    読み始めてすぐさま、魔法の存在する、そしてルルーのいる世界へと、引きずり込まれた。胸が締め付けられるような時もあれば、人のあたたかさに触れられてホッとする時もあった。本当に素敵な物語。一生大事にしたい時も思った。

  • すべて本の中の出来事だと気が付く。繋がっていてもおかしくないけれど、不思議な気分。

  • 思ったとおりのハッピーエンドで良かったよ(ToT)しかも、ルルーに出会えるなんて最高!つらい経験を積み重ねてきた分、みんな素敵な大人に成長するんだなぁ(*´-`)でも現実はなかなか厳しいぞ(--;)いやしかし、小さな魔女ルルーが頑張っている姿に自分も頑張らなきゃ!と元気と勇気をもらったp(^-^)q まさに言葉は呪文だ(^^)だから読書は止められない♪

  • 本気でファンタジーだった…
    驚いたけど嫌いじゃないな

  • タイトル買い。初村山作品。
    どこか気になる作品は、やはり読まれるべくして手に取るのだろうと、偶然ではなく必然を強く感じる。
    作品そして南波ちゃんの朗読する劇中作が様々なことを自分に問いかける。そして長時間歩いて疲れた後に温かいスープをいただいたような、心と身体が解き放たれる読後感。
    多分もう会えないだろう人に会いに行った自分にそっと寄り添ってくれた。きっと一生忘れない作品。

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