(036)「空き家」が蝕む日本 (ポプラ新書)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591140840

感想・レビュー・書評

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  • 少子化が進み、地方だけにとどまらず都内でも空き家率は非常に高い。
    の割には、新興住宅はどんどん建てられ続ける。
    で、空き家を取り壊すために税金が使われ続ける、と。
    殆どの問題が法整備すれば、かなり改善されるように思うのだが。戦後間もない頃の弱者救済の法を現在も変わらずってのは、歪みが生じるのは必然だな。

    タイトルと内容があまり一致しない気もしたが、まあいいか。

  • 題名とは違い、空家問題よりも現状の不動産業界の問題点について多く書かれている。
    また、後半は不動産によって経済を動かすにはどうしたらよいか、著者の勧めが紹介されている。

  • 2015/4/13
    不動産を軸に現在の日本についての考察。

  • 昨今話題になっている空き家問題。
    その原因と対策について切り込んだ本。すでに知っている知識もあるが参考になる。不動産業界は知っていて見て見ぬ振りをしてきたのだろうな。

    政府の税金対策は誰でも指摘するだろうが、業界経験者らしい不動産業界の情報囲い込みによる中古住宅の流通阻害などを分析、その対策を伝えてはいる。ただちょっと掘り下げが甘い。

    最終章でなぜか海外への不動産投資を進めており、結局、自身の不動産デベロッパーの稼業に結びつけたいだけの本だと感じた。日本のバブル期の悪夢をいまアジアが追従しようとしている。すでに中国ではマイホームを買うのは夢のまた夢になっている。

著者プロフィール

さくら事務所代表取締役会長。不動産コンサルタント。
1967年生まれ。広告代理店を経て不動産デベロッパーの支店長・不動産売買業務を経験後、業界初の個人向け不動産コンサルティングを行う消費者エージェント企業、さくら事務所を設立。

「2020年 『災害に強い住宅選び』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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