([か]10-1)四月一日亭ものがたり (ポプラ文庫 か 10-1)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591140970

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ前に読んだのに、その後文庫本が出なくて、いつのまにかノーマークで、ふと読みたい加藤元さんだなと思ってうなぎ女子購入しました。部屋に四月一日あったのが驚きました、これの事かと、これは好きだと。でも四月一日をわたぬきと読めず、情け無いです。出だしの西岡さんが起こした事件は一年前なんだ、もっと年上かと思いました、桐子じゃなくてすみれさんとの話で、めちゃくちゃ柄が悪い西岡さんなんだよね、ラストの平太のおじいさんが実の父親だって繋がるんだね、そして平太も助けた。セリが主役と思いきやしみじみと流れた物語。

  • 時代は昭和初期、関東大震災もあった時代。
    一軒の洋食屋さんを巡って、そこに関わるいろいろな人の視点から描かれています。最後には皆がどこかでつながっているのが、面白かった。チキンカツレツが無性に食べたくなりました。

  • ごちそうさんや花子とアンに出てくるような華やかな人たちだけでなく、こういう人たちも確かに生きていて、震災を乗り越えて、そしてまたただ生きていたのだな、と気付かされました。ただ生きている、それだけで良いのです。

著者プロフィール

神奈川県生まれ、東京育ち。日本大学芸術学部文芸学科中退。日本推理作家協会会員。2009年、『山姫抄』(講談社)で第4回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。『泣きながら、呼んだ人』(小学館)が盛岡のさわや書店が主催する「さわベス」1位を獲得。2011年に刊行した『嫁の遺言』(講談社)が多くの書店員の熱い支持を受けベストセラーに。その他に『蛇の道行』(講談社)、『四月一日亭ものがたり』(ポプラ社)、『ひかげ旅館へいらっしゃい』(早川書房)、『ごめん。』(集英社)など。昨年刊行した『カスタード』(実業之日本社)は奇跡と癒しの物語として多くの読者を勇気づけ、本作はその続編にあたる。不器用だけど温かな人情あふれる物語には、幅広い世代にファンが多い。

「2022年 『ロータス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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