([お]13-1)クローバー・レイン (ポプラ文庫)

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著者 : 大崎梢
  • ポプラ社 (2014年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591140987

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([お]13-1)クローバー・レイン (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • すごく良かった。
    1冊の本が読者に届けられるまでの物語としても、愛あるお仕事小説としても、家族の物語としても。

    大崎梢さんの小説がやっぱり好きだ。
    幸せな気持ちになれる。
    大崎さんの物語はうだうだ悩みながら生きている毎日を優しく包み込んでくれるように思う。
    自分の気持ちに素直な登場人物達に共感し、走り回る彼らを夢中で応援しているうちに、いつのまにかたくさんの元気と勇気をもらっている。
    本を閉じた時、読む前よりも心は元気になっている。
    ドキドキ、ワクワクしている。
    この瞬間から私はまた彼らのように走り回ることが出来るんじゃないかと感じている。
    何度自信をなくして、くたびれても、どんな時でも私に力をくれる。
    大崎さんの物語は私にとってそういう本だ。
    今日もこの『クローバー・レイン』からたくさんの勇気をもらった。
    また走り出したい。

  • 20140913

    本が世の中に出るまでに、どれだけの人が携わり、どのように選ばれ、作られるのかが丁寧にそしてリアルに綴られていた。

    作家になりたいなんて考えていたけど、作家として売れることの大変さ、売れ続けることの難しさ、孤独感を改めて感じた。

    作中に出てくる『シロツメクサの頃』を読みたくなった。

  • 泣ける話に感動した話。実際のところ、本屋に並ぶPOPにはうんざりしている。
    勿論、それなりの本読みとして出版界が不況なのもわかっているし、商売である以上売れなければ意味がない。
    それを踏まえた上で、この本は考えることも多かったし、実りの多い充実した読書時間を得ることができた。
    推理作家、大崎梢ではなく、小説家、大崎梢を読ませてもらったと私は思った。
    できれば、こんな作品も多く手掛けてほしいけれど、やはり売れ筋のジャンルではないから難しいかな?

  • そつなくこなす文芸担当編集者が心揺さぶられる作品に出会って熱血編集者に!というようなお仕事青春小説。ただそれだけ、かと思ったら最後にふわっと泣かされました。いろんな人の大事な人への思いがつまっていて、優しいラストでした。登場人物たちのきれいなだけじゃない思いが吐露されていたり、タイトルにもなっている雨によって美しく心の闇?を表現していたり、心の通った嬉しさもあり、爽やかに、かろやかに、心が温まる小説でした。

  • 姉からの誕生日プレゼント 第2段

    主人公は大手出版社に勤める工藤彰敏
    あるパーティーに出席した帰りに今は落ちぶれてしまった作家さんの出版前の作品を手にしたことから始まるストーリー。

    本を出版することに関する内容ながら、仕事とは、家族とはについてきれいな流れで描かれている。

    きっと今の仕事が華やかでなくとも、地道にやってることが次につながる。
    そう思わせてくれるいいお話でした。

    ここ数年。毎年四つ葉のクローバーを見つけてお守りに。むかしは見つけることできなかったのに…探しかたが下手だっただけか(笑)

  •  編集者がいいものを作りたい!という純粋な気持ちで紆余曲折あっても、頑張って世に本を出版していくというお話。ここまで現実うまくいくか・・・なんて無粋なことは置いておいて、一生懸命な人はきっと報われる、いいものは世に出るべきだ、という綺麗な作品。
     個人的にはあまりタイプではなかったけれど、簡単に読み進められる作品でした。

  • どんな話でしょうか?

    ポプラ社のPR
    未掲載

  • 【あらすじ】
    大手出版社に勤める彰彦は、落ち目の作家の素晴らしい原稿を手にして、本にしたいと願う。けれど会社では企画にGOサインが出ない。いくつものハードルを越え、彰彦は本を届けるために奔走する―。本にかかわる人たちのまっすぐな思いに胸が熱くなる物語。

    【感想】

  • 爽やかなストーリー。ハッピーエンドだけどそれまでの過程が困難で、美しくもあった。

  • 大手出版社の文芸担当編集者が、近年は振るわない中堅作家の原稿に一目惚れし、様々な軋轢を乗り越えながら上梓してヒットさせる話。
    関係者の心の機微を丁寧に描いた作品として、また普段何気なく読んでいる小説を取り巻く出版界の事情に触れる作品として、更には主人公が成長するお仕事小説としても面白かった。

  • 編集者の主人公が本を出したいという熱い想いを遂げるお話。出版社の裏側や作家ならではの悩みなどなど本が好きな人にはたまらないエピソードの数々。
    宮下奈都さんの後書きがまさに読後のフレッシュな感想を言い当てているようで
    とても良かった。

    ひたむきに突っ走る編集者の苦労談が
    とても心地良く
    一緒に応援しながらハラハラドキドキを見守った感じ。
    ラストも印象深くて読後感はとってもほっこり。

  • 大手出版社に勤める彰彦は、落ち目の作家の素晴らしい原稿を手にして、本にしたいと願う。けれど会社では企画にGOサインが出ない。いくつものハードルを越え、彰彦は本を届けるために奔走する──。本にかかわる人たちのまっすぐな思いに胸が熱くなる物語。

  • 非常に純粋できれいな小説。青臭いと言えば青臭いけど、それがいい。

  • 幾度困難にぶち当たっても、本にしたいという情熱を失わずに乗り越えて行く、一途な気持ちに惹かれます。
    出版社の事情や、本にかかわる様々な人達の役割、そしてその人達の本に懸ける思いが伝わってきました。

  • 彰彦のまっすぐな想いに好感が持てる。

  • さわやかなお仕事小説です。

    編集者が本を出すまでには、ということでいろいろ勉強になります。

    この作家さんはもしやこの人がモデルでは・・・!みたいな、ね。

    面白かったです。本好きな人にぜひ。

  • 201頁より

    数年後の誰かを感動させる為に

    いま種をまいたり水をかけたりする

    本は特殊な商品

    新刊書ではなくとも今の自分が
    腑に落ちる本が眠る図書館や
    古本屋はパラダイスです

  • 2014年8月8日購入。

  • とある出版社に勤める編集者が主人公の物語。本を作る側の事情がとてもよく分かった。心情・情景の描写がうまく、わかりやすかった。解説にもあるように、とても美しいお話だと思う。

  • 主人公がいつも一生懸命なのが、いい。一生懸命だけどそれは決して暑苦しいものでなく、その生真面目さからくる「一生懸命」なので見苦しくもない。こんなにすーっと自然に人を巻き込んでいけるのは、彼の誠実さのなせる技であろう。
    作品は全体を通してとても美しく描かれている。最後のくだりもあからさまな感じでなく、あくまでふんわりと着地しているのがいい。この作品の良さをよく表しているラストであると思った。

  • プリティが多すぎるでちらっと出てきた工藤さんが主人公のお話。あちらでの主人公の憧れ、文芸部門の編集者さん。
    お仕事小説。そして諸々の成長譚、かなぁ。
    営業の若王子君、ひつじ君のシリーズにも出て…た?ない?と気になったので、次はその辺の再読になりそう。
    作中作の「シロツメクサの頃」も読んでみたい!

    私は文庫派なので、読んでてちょっと「も、申し訳ない…」と思ったり。
    うん、単行本がしっかり売れないと文庫が出てくれないのは分かってるんだ…でも今ですら文庫で大量に本があるのに嵩張る単行本で買うのは厳しい…。そんな言い訳。

  • よかった。実際にはそう出版社が上手くいかないとは思うけど、面白い本が世間に認められるのは嬉しいなあ…。みんなに雨のように、気持ちが届いてよかった。自分は彰彦の冬実の想いが読みとれてなかったので、わりと突然に思えたのだが、その辺も仄めかした終わりになっていたのでいいラストだった。

  • 1冊の本を出すためにどれだけの人が関わり、どれだけの思いが交錯しているのか・・・・忘れかけられていた作家の作品と出会い、その作品を世に送りだすべく奮闘する若い編集者が成長していく姿が心を打ちます。
    大崎梢さんは何冊か読みましたが、軽く読める作家さんのイメージでした。気持ちよくそのイメージが覆されました。
    本好きにはぜひ読んで欲しい1冊です。

  • いい意味で期待を外してきました。当たり障りのないお仕事小説かと思いましたが、それだけでは語りきれない本に対する熱い想いの籠った本でした。
    主人公の若手編集者はひょんな事で、盛りの過ぎた作家の未上梓の原稿を読む事になり、その素晴らしさに心打たれた彼は何も考えず、本にさせて欲しいと持ちかけます。所が彼が所属するのは大手出版社で、盛りの過ぎた作家の本を出版するのは至難の業なのでした。
    エリートコースを歩んで来た彼が初めて我を押し通そうとする所は、男として成長していく小説としても胸が熱くなるし、自分の過去と向き合って、本を作る事の意味を自分に問いかける青春小説としても秀逸。そして当然お仕事小説として、本を出すのがどれだけの関門を通らなければならないかという事も分かるという素晴らしい本でした。これ本好きな人に是非読んで欲しいです。

    この本に出て来る「しろつめ草の頃」という題名の本の描写が素晴らしく、本当に出版されていたら絶対に買うのにと身もだえする事必至です。きっととても優しく、それでいて厳しさも有る感動作なんだろうなあ。

  • ちょっとうまくいきすぎな感じもするけれど、努力はちゃんと実を結び、良いものは必ず人に認められる、というやわらかな安心感を感じられる。
    何より、1冊の本を作るのに、どれだけの苦労があるのか、という事を始めて知った。
    (…まあ、大手出版社で、大作家の本を出す時はもっととんとん拍子らしいですが…)

    ビックリしたのは、最後の倉田さん。
    一瞬、誰だっけ?…ああ、冒頭の…
    『シロツメクサの頃』は、この人をも動かしたんだ?
    本の内容も、編集者としての工藤の行動も含めて。
    なんだか印象深かったです。

    本と人のつながり、人と人のつながり。
    固かったり、遠かったり、複雑だったり…時にねじれるけれど、そんな事にはお構いなくしっとりと、作物を育てる穀雨のように、そっと雨が降り注ぐのだ。

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