- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591141083
作品紹介・あらすじ
東ティモールのマヌタシ村にいくと、みんながせっせと穴を掘っていました。
みんなで一生懸命、トイレをつくっているのです。
日本ではあたりまえにあるトイレですが、とても大切なものだって知っていましたか?
トイレがないと、屋外でうんちをします。すると、うんちに蝿がたかります。
その蝿はご飯にもたかるので、間接的にうんちを食べてしまうことになります。
東ティモールではそんな不衛生な環境が、子どもたちの多くが下痢やコレラ、赤痢などの病気にかかる原因となっています。
その環境を変えてくれるのが、トイレです。
トイレをつくることで、みんなが健康になり、元気に学校に通い、集中して勉強ができるようになる。
そんな子どもたちが、東ティモールという生まれたばかりの国の未来を築いていくのです。
トイレづくりは、子どもたちの未来をつくることなのです。
このトイレをつくるプロジェクトに長い間、日本の人々がかかわっています。
遠くからもその国を応援し、かかわっていくことができる。
まずは、その国のことを知ること。その第一歩になる写真絵本です。
感想・レビュー・書評
-
東ティモールは2002ねんに独立したオーストラリアの北の国。赤道に近い。コーヒーの産地。トイレがないために、病気などが流行ることに気づいた人々が、穴を掘ってトイレを作る。子どもたちは、トイレに流す水を汲んできたり、枝の刈り取り・農作業など、手伝いをよくする。これから変わっていく国だろう。東ティモールの人々の顔は希望に満ちている。著者は、東日本大震災でトイレの大切さに気付いたという。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生活の中で、空気のように当たり前に存在するトイレ。そのトイレがない村にトイレができた話です。
(H.K.先生) -
8歳9ヶ月の娘
5歳9ヶ月の息子に読み聞かせ
東ティモールのトイレ事情
トイレの大切さが分かる
ほんと
空気のように当たり前にある存在だけど
いざ震災などで
トイレが使えなくなったら
本当に大変だよ -
たまたま手にとったけど思ったよりずっと大切なことがかからていた。
-
貸出状況はこちらから確認してください↓
https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00265662
【『絵本で学ぶSDGs』(平凡社)掲載絵本】 -
2002年に独立した東ティモールの話
東ティモールのマヌタシ村には電気もガスも水道もない
そしてトイレもない。
穴を掘って小屋を建てトイレをつくる
子ども達が病気にかからないように
当たり前だと思っていたことが当たり前ではないことに気づける一冊
写真絵本です
読み聞かせ時間は14分弱 -
6.安全な水とトイレを世界中に
-
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00608340
東ティモールのマヌタシ村にいくと、みんながせっせと穴を掘っていました。
みんなで一生懸命、トイレをつくっているのです。
日本ではあたりまえにあるトイレですが、とても大切なものだって知っていましたか?
トイレがないと、屋外でうんちをします。すると、うんちに蝿がたかります。
その蝿はご飯にもたかるので、間接的にうんちを食べてしまうことになります。
東ティモールではそんな不衛生な環境が、子どもたちの多くが下痢やコレラ、赤痢などの病気にかかる原因となっています。
その環境を変えてくれるのが、トイレです。
トイレをつくることで、みんなが健康になり、元気に学校に通い、集中して勉強ができるようになる。
そんな子どもたちが、東ティモールという生まれたばかりの国の未来を築いていくのです。
トイレづくりは、子どもたちの未来をつくることなのです。
このトイレをつくるプロジェクトに長い間、日本の人々がかかわっています。
遠くからもその国を応援し、かかわっていくことができる。
まずは、その国のことを知ること。その第一歩になる写真絵本です。(出版社HPより) -
2002年に独立した東ティモールの様子を伝える写真絵本。
トイレというものが、単に排泄をするためだけでなく、健康を守るためにもあることがわかります。
東日本大震災で、食べ物と同じくらい、トイレが大切だということを思い知らされた、という筆者。
「トイレづくりは、子どもたちの未来をつくることなのです」
清潔なトイレがあるということを、ありがたいと思わせてくれます。 -
アジアで一番若い国東ティモール。
2002年に独立、2014年に著者が訪れた村では人々がトイレを作っていた。それまでは、排泄はそこらで行われ、赤痢やコレラで命を落とす子どもがたくさんいたのだ。
会田さんが紹介するのは、トイレ事情だけではない。コーヒー農園が村の経済を支えている。子どもたちは、農園や家の仕事を手伝う。もちろん、児童労働はない方がよい。ただ、この村では家族が力を合わせて生きていってることがうかがえる。
トイレが無い…、日本でも突然その状況におちいることがある。自然災害に見舞われたとき。
トイレに限らず、当たり前が当たり前でなくなることは、コロナを体験してわかった。
現在の東ティモールの状況を知りたいなと思った。