みんなの少年探偵団

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  • ポプラ社 (2014年11月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591141717

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みんなの少年探偵団の感想・レビュー・書評

  • 今年は何故か江戸川乱歩を読みたいと思っている。
    その前に好きな作家さんたちが書いたこちらの本から。
    万城目さんの作品が最初の文章だからかハラハラドキドキでとても楽しめた。
    それから湊さんのも。いやいや全ての話が面白かった。
    第2弾の方も読んでみよう!

  • 江戸川乱歩生誕120年記念プロジェクト第一弾のオマージュ作品。
    子供の頃私はルブランのルパン派だったので、江戸川乱歩は数冊しか読んでいないが、このオマージュ作品どの話も見事に怪人二十面相と少年探偵団の世界観を各作家らしく表現されていて、初めて読む人も楽しめるし、作品のファンの人も懐かしく楽しめる内容だなぁと思った。特に万城目さんの話が雰囲気が出ていて良かったな。
    ファンが多い作品なので、少し読者の反応を意識しすぎて抽象的になってしまったのかな?と思う話もあったが…概ね楽しめました。江戸川乱歩読みたくなる。

  • 楽しいタイトルと企画ですね。
    少年探偵団への愛をこめたオマージュ作品が並びます。
    江戸川乱歩生誕120年記念企画だとか。

    「永遠 」  万城目 学
    「少女探偵団 」  湊 かなえ
    「東京の探偵たち 」  小路 幸也
    「指数犬 」  向井 湘吾
    「解散二十面相」  藤谷 治

    どんな変化球を出してくるかな?という楽しみがありました。
    なぜか双子が出てくる設定が凝っていて、時代色たっぷりな万城目さんの作品。
    女の子が出てくる意外性となめらかな語り口。不思議な方向へ引っ張っていかれるところが乱歩っぽい、湊作品。
    犬の数が倍々に増えるという珍妙な現象が楽しい向井作品。

    この表紙絵が昔のままですね。
    少年探偵団もの、たくさん読んだに違いないけれど、具体的な内容はほとんど忘れています。
    大人になって読み返したものの印象はあるけど、ごく一部ですよねえ。
    ビブリア古書店のシリーズに、乱歩は子どもが違和感を持たないよう、時代の変化に合うように、何度も書き直していたとあり、びっくりしました。さすが!

    この本の中に実はちょっと‥思いつきだけで終わってる苦しい作品もありました。ミステリ書きじゃないということもあるだろうけど。わからないままじゃ、ねえ。
    このために感想を書く気がなかなか出なかったんです。
    短いし、別に~読み流せばいいかなとも思ったんだけど。
    企画としては面白いので、興味を持つ人もいるかな、とご紹介しておきます。

  • ☆☆☆☆☆5つ!

    表紙がレトロです。且つ少年向け本の様な外観です。事実、内容も少年向けです。

    誰がどういう企画のもとにこの本を作ったのか、ちっとも知らないけど、来年とかがもしかすると江戸川乱歩の100年記念かなにかにあたるのだろうか。
    で、調べたら没後50年なのだ。「50回忌」って云うのかな。
    まてよ50回忌ということは、乱歩のおっさん、オレが6歳の時まで生きていたのかい。ドヒャー結構古い、おれ(笑)

    湊かなえの作品の題名は「少女探偵団」となっていますが、じつは調べると「少年」という言葉には女性も含まれるので別に「少女」と言わなくいいのです。
    なぜ唐突にこんな事を書くかというと、過日読んだ『明日の子供たち』のせいです。仔細は本を読んで下さい。なんでも近道しようとするんぢゃない! ネットで調べても、二三日経つと何も覚えてないでしょ。なに、覚えてる!って。そうか、NETで調べると覚えが悪いのはわたしだけだったか。すまぬ。

    一番最後の作品「解散二十面相」はちょっと変わった雰囲気を持った作品で、キラリと光るものがあった。
    なので、もう一度作者 藤谷治のプロフィールを読み直すと、著書『船に乗れ(三部作)』が2010年の本屋大賞で7位になる、とあった。
    なんだ1位ならともかく7位 ってどーよ、と思ったけどちょっと気になったので我が読書歴を調べると・・・読んでました。しかも☆5つ。そうなのね面白い人はやはり面白い作品になる場合が多いからね。というわけでこの本も☆5つ! すまぬ。

    ちなみに収録作品は全部書きおろしだそうです。
    そして第二部も近々発売されるそうです。やれめでたし。

  • 中年の小林少年も…5作家が描く「少年探偵団」 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    http://www.yomiuri.co.jp/culture/20141003-OYT1T50119.html

    ポプラ社のPR
    「少年探偵団と怪人二十面相の息詰まる対決に胸を躍らせた過去を共有する人気作家5名が、当時のドキドキ感を筆に込めて、見事なオマージュ・アンソロジーを紡ぎだしました。 」

  • 一番お気に入りは「解散二十面相」。
    筆者へのメタな愚痴など、パスティーシュならではのユーモアが楽しい。
    派手な仕掛け・主要キャラ勢揃いと、面白さが詰まっている。
    乱歩の雰囲気にいちばん近いと感じたのは「永遠」。

  • 永遠 / 万城目 学
    少女探偵団 / 湊 かなえ
    東京の探偵たち / 小路 幸也
    指数犬 / 向井 湘吾
    解散二十面相 / 藤谷 治

    江戸川乱歩生誕120年記念とのこと。
    すでに今の少年探偵団の装丁はずいぶん軽い感じなのに、記念本はこれなのね、と複雑。
    それぞれに思い入れと遊び心のある探偵小説。
    孤児になった双子が巻き込まれた事件。
    海辺の町の高級ホテルに舞い込んだ挑戦状。
    依頼人が吸血鬼に襲われた?
    怪しげな老人から譲られた犬は一晩経つと前日の倍に増える犬で。
    バンザーイの声を聞く二十面相の心のうちとは。
    「少女探偵団」はシリーズを読んでいるようでドキドキしたし、「解散二十面相」もラストにニヤリ。
    ただどうも「東京の探偵たち」だけはダメだった。長編もだけど小路さんと私の少年探偵団感が違うのかも。

    「おどろくことくらい、人間にとって大事なことはない。おどろかなくなったら、おどろくことが楽しくなくなったら、人間は人間じゃなくなる。」
    「まるで『面白いこと』が、どこかに転がっているとでも思ってる。ふざけちゃいけない。面白いことっていうのは、自分で努力して作り出すものなんだ。」

  • 図書館より。
    予想以上に面白かった!
    それぞれに個性的で、読んでいて飽きなかった。

  • 江戸川乱歩生誕120周年記念プロジェクトということで、怪人二十面相と少年探偵団を5人の作家さんたちが書いています。
    オリジナルをもはや覚えてないのが問題なのかしら。

    マキメさんのお話はタイトルが切なくていいですね。

  • 一気に読んじゃいました。
    懐かしい表紙の絵柄が、遠き日の初めて怪人二十面相や少年探偵団を知った小学校の図書室を思い出させてくれました。
    シャーロック・ホームズに夢中だったわたし。名残惜しくも、全巻読み終わってしまい、さあ次は……と、手に取ったのが、このシリーズ。でも、表紙の絵が怖くて怖くて。

    今、本当に思うのは、面白い本は残っていくのだなぁ、と。それに、同じ本を読んだ人たちが、日本中(世界中)にたくさんいるのは、とっても嬉しいことだなぁと。

    今回のオマージュ・アンソロジー。
    大好きな作家さんと、少年探偵団や二十面相を通して、距離がちょっぴり近くなった気がします。どのストーリーも、それぞれ面白くて、少年探偵団や二十面相に愛を感じました。
    そのなかでも、わたしは『永遠 万城目学』がすきです。あの頃に感じた、恐ろしくてどきどき、最後にはすかっと感!を思い出させてくれました。

  • いかにも、昭和の児童書!という感じの装丁、特に背表紙が、懐かしくて泣かせます。
    中身は、アンソロジーの常として、ややモヤモヤ感の残る作品もありますが…
    そもそも、元ネタの二十面相シリーズをちゃんと読んだことが無いので、内容についてなにやかやいう資格はないのかもしれません。
    しかし、最初の1作と、最後の1作は、なんだか呼応しているような気がします。
    “仕掛ける者”がいて、“謎解きをする者”がいる…
    これはもはや、敵味方ではなく、お互いにゲームを楽しんでいるような。
    “仲良く喧嘩する”トムとジェリー?
    いや、スポ根物の“宿命のライバル”?

    万城目学『永遠』
    湊かなえ『少女探偵団』
    小路幸也『東京の探偵たち』
    向井湘吾『指数犬』
    藤谷治『解散二十面相』

  • 苦手な短編集ですが楽しめました。
    湊かなえさん以外は初めて読む作家さん。
    最初と最後の作品がよかった☆

  • 万城目学、湊かなえ等が、明智小五郎や少年探偵団、怪人二重面相を題材に書き下ろした作品集。
    新聞の書評欄で見て、図書館で予約。表紙を見て、驚いた。小学生の頃、怖いもの見たさに夢中になって読んだシリーズそのままのデザインで、しかもポプラ社、つまり児童書だったのね。それにしては、贅沢な作者を揃えている。
    明智小五郎誕生の秘話を描いた万城目作品が、意表をついた発想と薄暗い乱歩の雰囲気を再現している点で、最も楽しめた。

  •  小学生くらいの頃、少年探偵モノの怖い表紙にびくびくおびえながら読んだよね、と思い出す。
     少年探偵もののアンソロジーなのだが、それぞれの作家から見た視点が面白い。そしてその作家のファンなら読んでにやにやする。あなたこうしますよね!うふふふみたいな。
     作品としては、東京の探偵たちの雰囲気が好き。

  • みんなの少年探偵団シリーズ第一弾。5人の作家たちによるオマージュ短編集。

    万城目学「永遠」
    ここにも、小路幸也「少年探偵」と同じ双子説。重いけど良い雰囲気。

    湊かなえ「少女探偵団」
    小林少年と知り合った少女の冒険物語。話を聞いた女の子に力を与えた。少女にもこんな夢があって良いかも。
    「大切なのは、誰かと比べて活躍することじゃない。自分の中にある弱さや臆病さと向き合うことだと……」

    小路幸也「東京の探偵たち」
    吸血鬼疑惑。自称調査員というか探偵のオサム。所長の貴子。明智探偵事務所を継いだ探偵のヨシオ(小林芳雄)。明智先生健在…ということは二十面相も?

    向井湘吾「指数犬」
    少年探偵団・ノロちゃんと井上君。魔法の犬。井上君の家は寛大だな。庭が広いのかな。この二十面相いつもと違うな、動物愛護か。と思ってたらラストになんだかなオチが。

    藤谷治「解散二十面相」
    この二十面相、ルパン三世かよ(笑)
    「アッといっておどろくことが、人間にとっていちばん大事なこと」
    「面白いことっていうのは、自分で努力して作り出すものなんだ。」
    そしてなにこれ。3、2、1って、秒読みですか。その後は章タイトルだし。自由度高いな。やっぱり藤谷さん最高です(震え声)…ッ!

  • 万城目学、湊かなえといった人気作家が、乱歩の少年探偵団に捧げたオマージュ短編集。
    双子設定やら小林美中年やら…ああみんな少年探偵団をこじらせて育ったんだな!私だけじゃないんだな!とある意味安心する(笑)。
    湊かなえのなんかもう、幼い私の願望そのままじゃないか…。
    しかし、こじらせ同士が上手くいくかというと余計に難しかったりするもので、どの作品も明智や小林少年はともかく、二十面相が私の二十面相じゃなーい!
    やはり本家本元には敵わないのだよ、明智君。

  • 原作を小学生以来読んでいないので裏覚え。双子設定は公式だっただろうか。。

  • 『全員少年探偵団』の方が面白かったかな。
    万城目学さん「永遠」と向井湘吾さん「指数犬」は面白かったけれど、湊かなえさん、小路幸也さんの話は残念な感じでした。
    藤谷さんに至ってはもう、少年探偵団愛が本から溢れすぎて演説ですから(笑)。
    江戸川乱歩生誕120年なんですね。小学校の放課後の図書室で、夕陽を浴びて並んでいた怪人二十面相シリーズの情景を今でも憶えています。

  • 装丁も表現も当時と同様で子供の頃に戻ったように楽しめた。特にに万城目さんの章が良かった。明智と二十面相の関係がこうとは誰も予想できない。でもこうなら少し嬉しいかな。

  • 万城目学さんのみ読了。好きなお話。元ネタ知らなくても、きっちり万城目さんのお話にもなっていた。他のものはグダグダしていて途中で挫折した。

  • 全体を覆う昭和の暗さに思わず息がつまりそうになる。いつまでもどこまでも漠とした恐怖がひたひたと幼い二人に迫り来る。明るい出口は見えない。好日的健全な未来への展望は少しずつ狭まっていく。一難去って二人が仰ぎ見るものはあまりに哀しい。昭和という時代の負の刃がグサリと胸に突き刺さる。江戸川乱歩のベースをいささかも崩すことなく万城目学の世界が演出されている。お見事。

  • ポプラ社世代としてははずせない1冊(笑)
    小路幸也先生も書いていらっしゃいますし。
    でも、残念ながら小路先生の作品が1番残念な
    作品だったかなぁ。
    なんだか中途半端な感じ。
    作品の雰囲気はすごく好きな感じで、まさに小路
    センセイだというのは嬉しかったのだけど。

    まさに子供時代に夢中で読んだポプラ社作品の再来
    というお話が読めたのは本当に嬉しい。
    最初の双子クンのお話や、最後の20面相視点の
    お話も好き。

  • それぞれ、いろいろ楽しいw 本家、読みたくなるww

  • 「江戸川乱歩生誕120周年記念プロジェクト第一弾」と題して、五人の人気作家の皆さんが、「怪人二十面相」ものに挑んだアンソロジーです。
    できれば、シリーズを何冊か読んでからの方が、より楽しめると思います。
    ①永遠(万城目学さん)
    明智小五郎vs怪人二十面相 エピソードゼロ、的なストーリーです。
    語り口こそ主人公の一人称ですが、雰囲気はまさに乱歩の描く世界で、冒頭に持ってきたのは大正解。
    タバコ屋や質屋が出てくるところなど、二十面相もののみならず、「二銭銅貨」を彷彿とさせられました。
    ②少女探偵団(湊かなえさん)
    実は初「湊かなえ」作品です。
    落ち込み、悩む小学六年生の孫娘におばあちゃんが話して聞かせた、幼い頃の大冒険。
    ワクワクした後に、おばあちゃんの愛情とそれに答える孫娘の姿が描かれる感動の一編です。
    ③東京の探偵たち(小路幸也さん)
    舞台は二十面相が暗躍した頃から二〜三十年後。
    二十面相や明智小五郎と聞いてもピンとこない世代の探偵助手が巻き込まれる、奇妙な「吸血鬼」騒動。
    これからどうなるのか、というところで終わる読後のモヤモヤ感がたまりません。
    ④指数犬(向井湘吾さん)
    4編目にして、ようやくリアルタイムの少年探偵団ものです。
    奇妙な老人から、1日で倍に増えるという犬を譲り受けた少年探偵団員の井上くんと野呂くんが巻き込まれる不思議な出来事。
    犬の行動にほろっとさせられます。
    ⑤解散二十面相(藤谷治さん)
    語り口はまさに乱歩の少年探偵団もの、そしてシリーズにはお馴染みの場面から始まるのですが、怪人二十面相が思いもかけないことを言い出して…
    メタフィクションの面白さが味わえ、そしてこの後も話が続いていきそうなエンディングに、続編への期待が高まる一編です。

  • 手にした瞬間に40数年前の小学校図書館に入りこんだ気分になる。
    カバーを外した表紙の触感、装丁、文字の大きさ、行間、漢字とひらがなのバランス…。厳密なことを言えば違いはあるのだろうが、そんなものは些細なことだ。ポプラ社もこだわりを持って上梓したであろうことが十分に伝わって来る。

    物語の内容も十分に面白い。怪人二十面相の新刊が読めるだけでも幸せだ。

    小林少年が違和感もなくピストルを手にしてしまう世界観。デジタル・デバイスをはじめとするハイテク機器が一切登場しない当時の雰囲気を再現してくれた作家の皆さんに感謝したい。

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