(P[こ]3-7)一鬼夜行 鬼が笑う (ポプラ文庫ピュアフル こ 3-7)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591142097

作品紹介・あらすじ

閻魔顔の若商人と可愛い小鬼が織りなす明治人情妖怪譚
猫股の長者との戦いについに決着が――
シリーズ第一部、感動の完結編!

閻魔顔の若商人・喜蔵の許を、記録本屋の高市が訪ねてきた。
旅先で小鬼の小春と会ったという。
小春と猫股の長者の戦いが迫っていることに心乱れた喜蔵は、
妖怪が行き来する「もののけ道」に足を踏み入れ、意外な場所に辿りついてしまう。
混乱する喜蔵に手を差し伸べたのは、決して会えるはずのない人物だった――。
過去の点は線へと繋がり、物語は心揺さぶるクライマックスへ。
大人気明治人情妖怪譚シリーズ第一部、感動の完結編!
【解説/三田主水】

感想・レビュー・書評

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  • 戦いは始まっていて。
    迷い込んだ先にお人好しがいたからこそ、数日間露頭に迷うことなく帰ってこれたのだろうな。
    少しだけだとしても、過去に干渉してしまった事による問題はないのだろうか。

  • 一鬼夜行シリーズ 6作目。そして第1章完結。
    猫又長者との戦いのために喜蔵の元を去った小春
    そんな小春が心配でしょうがない喜蔵や深雪達。

    6作目までくると喜蔵もだいぶ変わったなぁと思う
    1人の時って周りに煩わされることもないし現状それで何も不満を感じてないのに、人の温かさに触れた後また1人に戻ると寂しく感じるんだよねぇ
    第2章も読むのが楽しみです

  • 読みも読んだりシリーズ5弾の6冊完結版、全体を通してみれば「面白かった!」となるのだがそれと同じくらいに「え、これで終わりなの!」という感も強いのが正直なところなのである。
    前の巻では広げた大風呂敷を纏めに締め上げるところで結び目からこぼれる云々の例えをしたのだが今回は風呂敷が破れてしまったような気がする…巻を追うごとに登場した結末への鍵を握るであろう人と妖たちはいったいどこへ行ってしまったのだろう(最終巻でも更に登場した猫たちはスピンオフにつながるようだが…)
    最後は酷評になってしまったがこの作家さんはあらゆる面で上手いと思う、それだけに企画を膨らませ過ぎたことが残念でならない
    第二部へと続くようだが私的には積んである一部番外編で完結にしたいと思います

  • ひいじいちゃんいいかんじだな
    天下泰平ってのは現在を表す言葉なんだなあ、と思う
    未来永劫天下泰平な気がするけれど、一寸先は闇で何が起こるかわからないのだ
    何百年と続いてもあっけなく終わるものがたくさんある
    わかり合えなくても別れて幸せに暮らす道があるんだろうなあ
    執着せずに恨まずに、遠くで幸せを祈るやりかたもあるのだ

  • 気を抜ける場面が少なくて意外と疲れた。

  • この一鬼夜行シリーズは読むと周りの人を大事にしようと思える。一人で生きていくより、他者と心を通わせることは時に面倒だけど、有り余る尊さがある。いい作品だったなぁと思ったら、なんと終わりではなく続くとのことで。これからも見守り続けたいと思える登場人物たちとまた会えるのがうれしい。
    あと、248ページを読んでいたら久々に京極堂シリーズを読みたくなった。京極ファンならニヤリとしてしまう妖怪の羅列でした。

  • 閻魔顔の若商人と可愛い小鬼が織りなす明治人情妖怪譚
    猫股の長者との戦いについに決着が――
    シリーズ第一部、感動の完結編!

    閻魔顔の若商人・喜蔵の許を、記録本屋の高市が訪ねてきた。
    旅先で小鬼の小春と会ったという。
    小春と猫股の長者の戦いが迫っていることに心乱れた喜蔵は、
    妖怪が行き来する「もののけ道」に足を踏み入れ、意外な場所に辿りついてしまう。
    混乱する喜蔵に手を差し伸べたのは、決して会えるはずのない人物だった――。
    過去の点は線へと繋がり、物語は心揺さぶるクライマックスへ。
    大人気明治人情妖怪譚シリーズ第一部、感動の完結編!
    【解説/三田主水】

  • 閻魔顔の若商人と可愛い小鬼が織りなす明治人情妖怪譚
    猫股の長者との戦いについに決着が――
    シリーズ第一部、感動の完結編!

    閻魔顔の若商人・喜蔵の許を、記録本屋の高市が訪ねてきた。
    旅先で小鬼の小春と会ったという。
    小春と猫股の長者の戦いが迫っていることに心乱れた喜蔵は、
    妖怪が行き来する「もののけ道」に足を踏み入れ、意外な場所に辿りついてしまう。
    混乱する喜蔵に手を差し伸べたのは、決して会えるはずのない人物だった――。
    過去の点は線へと繋がり、物語は心揺さぶるクライマックスへ。
    大人気明治人情妖怪譚シリーズ第一部、感動の完結編!
    【解説/三田主水】

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著者プロフィール

1984年東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。母方にトルコ人の祖父を持ち、名はトルコ語で「強い、優しい、美しい」などの意味を持つ。2008年「一鬼夜行」で第6回ジャイブ小説大賞を受賞しデビュー。主な著作に「一鬼夜行」「銀座ともしび探偵社」シリーズ、『総司の夢』『梟の月』『歳三の剣』など。

「2022年 『時代小説アンソロジー てしごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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