- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591142134
作品紹介・あらすじ
★細胞の驚きのすがたが満載!
人体を形づくる細胞ひとつひとつを、超高性能の顕微鏡で撮影した写真図鑑です。高精細で色鮮やかな画像を見るだけで、人体のさまざまな細胞への興味がかきたてられます。
★くわしい解説で理解が深まる!
細胞の形の理由やはたらきについて、わかりやすく解説。理科学習の副教材としてもお使いいただけます。エボラ出血熱やデング熱、iPS細胞など最新の話題もカバーし、大人から子どもまで広く楽しめる一冊です。
【目次】
はじめに
I 細胞 ――からだをつくる最小の生命体
II 血液 ――全身をめぐる運搬システム
III 脳 ――脳と心の関係とは?
IV 器官 ――動物のみがもつ装置とは?
V 病気 ――しのびよる脅威
VI 医薬品 ――人体を守る美しい薬
撮影に使用された技術について
索引
感想・レビュー・書評
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科学道100冊の1冊。
タイトルと表紙からすると、肉眼で見える人体の図鑑と勘違いしそうだが、副題が示す通り、本書では、体内をミクロの視点で見ていく。
使用されている技術は、光学顕微鏡、電子顕微鏡、X線、血管造影、シンチグラフィ、CT/MRI、樹脂注入法、染色など。
細胞、血液、脳、器官、病気、医薬品といった対象を撮影していく。
各画像には撮影対象の簡単な説明と使用した技術が付され、ところどころにトピックを少し掘り下げたコラムが挿入される。
バラの花びらのような形状の樹状細胞、ハチの巣構造を持つ脂肪細胞、網目の中に捕らわれた凝血塊中の赤血球、食物を胃へと送る滑り台のような食道の微絨毛、気管の表面にコロニーを作ったブドウ球菌、薬剤を包み込むミクロスフェア(微小球体)。
形には理由があり、その背後にはそれぞれの役割や機能がある。
科学的な目的で撮られた画像だが、ざーっと眺めていくと何だか芸術写真のようにも見えてくる。
脳梁を走る神経線維のつながりを示すトラクトグラムと呼ばれる画像など、抽象画のようだ。
胆管に詰まると強い痛みを引き起こす胆石の結晶も顕微鏡写真では砕けた氷のように美しい。
美しい画像を愛で、説明でそれぞれの働きに思いを馳せる。
体内のミクロコスモスへの旅である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1731074X -
解剖生理学などで人体や病気のことを学んだので、人の体が実際どうなっているのだるだろうと気になっていました。この図鑑は体の中がカラーで細かく載っていて非常に興味深かったです。自分自身の体についてもっと興味が持てたらいいなと思っています。
請求記号:491.11/Sa56 -
図書館で借りたが、新書を購入して手元に置いておきたいくらい。
本当に美しい。
T4バクテリオファージは惑星探査機かと思ったw -
綺麗な写真。
ダウンロードできれば、さらにいいけど。 -
体の細胞レベルの写真から細菌・ウイルス、そして薬。これが自分の体の中の話かと不思議になる。