ゆめみの駅 遺失物係 (teens’ best selections 35)
- ポプラ社 (2014年12月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591142363
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
初読み作家さん。
自分のおはなしを失くしてしまった時届けられている場所…遺失物係。
自分の物語は恥ずかしいけど穏やかな声で読んでもらえたら、と想像しました。
『幸福な蝶』世界には幸福な景色がまだある…優しい気持ちになります。 -
自分の失くした物語を探すために、だれかが失くしたお話をぽつりぽつりと読んでもらう。
それはいつしか主人公を勇気づけるものになる。
自分のために、誰かに物語を読んでもらうのってとっても贅沢でいいなあ(ت ) -
花になった2匹のシジミチョウ
てんとう虫と人魚の話
☆だれかを好くというのは、もともと身勝手なものじゃないでしょうか -
なんかニュアンスの違う物語だなと思って著者の紹介欄を見たら、童話や児童文学で賞をもらっている方だと知り納得。どおりで大人向けの話とはちょっと違うはずだと思った。
由米美濃(ゆめみの)駅の遺失物係に行くと、失くしたかもしれないお話を探してくれ、係の人が読んでくれる。話の中でもうひとつのおはなしが読み上げられるというなんだか不思議なテイストの本でした。なんだかわかったような、わからないような…。 -
遺失物係に落としたお話を探しに行く、ここから物語はスタートします。
その間にいろんな人に出会い、いろんなお話に出会いながら彼女は成長していきます。
とても温かい物語でした。 -
少し不思議なお話。物語に漂う静かな空気が好きです。各章に挟まれるおはなしは色んな感情がのせられていて、どれも素敵でした。
-
遺失物係があるというゆめみの駅、その駅舎はどこか人気のない奥行きの広さを感じさせます。そこに届けられるのは「誰かがなくした物語」。もしかしたら、自分の物語にも会えるかもしれません。
-
小さな男の子の夢の話、シロクマのベッドやライオンのソファのはほっこり。
全体的にほんわか系。