少年探偵 (一般書)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 295
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591142738

感想・レビュー・書評

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  • ちょいと哀しい結末だけど、いろんな秘事を最後に繋げていく小路幸也の真骨頂。ホワイトは花咲小路のセイさんみたいだ。

  • 色々設定は変えてるけれど、明智センセの冴え渡る推理などなかなか面白かったです。いやしかし二十面相の正体には…正直納得が行かない。
    そして次郎さん、貴方は一体誰なんだ。(読んでいて、個人的にクイーンズイングリッシュが流暢なあの方が頭から離れなかった)

  • 意外な結末で驚いた( ̄□ ̄;)!!明智小五郎と新・小林少年コンビが復活して、これから活躍していく予感(^^)♪しかし次郎さんって何者だったんだろう?(-_-;)

  • 面白かった。
    オマージュ作品として、かなり良い感じ。
    今回のシリーズの中では、万城目作品の次に気に入った。

    明智と芳雄君が、明智探偵と小林少年になる始まりの事件。
    そうかあ、二人には、そして二十面相には、こんな悲しい事情があったのかと納得してしまえる。
    文代さん、私のイメージではもっと強い人なんだけど、これはこれでありですな。
    欲を言えば、子供心に憧れた小林少年は、本当は一般庶民であって欲しかったけれど。
    まあ正直、凡人じゃないとは思っていたよ。うん。これもありです。

  • みんなの少年探偵団シリーズ。これが第一弾? 順番変わったけどあと一冊。(追記・これ第三弾だそうです)

    小林少年が明智探偵の助手になるまでと、麻由美お嬢さまの跳ねっぷりまでは楽しく読めた。
    でも、怪人二十面相と明智との因縁の解釈が…そうきたか。あくまで小路幸也さんテイストですよね。これが本当の明智小五郎だと思ってもらうと困るよ。これはこれでドラマチックな話だけど、辛い悲しいのは今ひとつそぐわない。

    表紙の美しい絵でいろんなイメージが湧いた。小林少年の再生物語だと思えばそれはそれで良し。

    追記。
    登場人物は結構出たけど、よくわからない人達もいた。芳雄君の双子の雅雄君も大事な役割なのにちゃんと登場しなかった。
    結局主役は、小林少年なのか、明智探偵なのか、文代さんなのか。その辺が不明ですっきりしない。

  • 江戸川乱歩そのものはほとんど読んだ記憶もなく好きでも嫌いでもないのですが、この作品は小路版怪人二十面相シリーズ前日譚という趣で、著者の解釈はちょっと衝撃的です。是非とも続きを読ませていただきたいです。

  • そうくるか、と面白く読んだ。小林少年には天才のイメージないけどな。

  • ☆☆☆☆ 4つ
    字が大きい行間が広いなので読みやすい。これだけで☆4つなのだ。物語もかなり斬新なもので短いながらも読みでがある。作者はわたしより2歳若い。でもなんだかわたしより古い時代のことを良く知っているみたいだ。まあ育った環境の違いってもんだとはおもうけど、やはりいろいろ調べたのでしょうねえ。すまぬ。

  • 子供の頃を思い出しました

著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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