むこうがわの友だち (ノベルズ・エクスプレス)

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著者 : 小浜ユリ
制作 : 柴田 純与 
  • ポプラ社 (2015年2月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591142950

むこうがわの友だち (ノベルズ・エクスプレス)の感想・レビュー・書評

  • 『時間割のむこうがわ』シリーズなのね。


    ちょっと頼りない森川先生が担任の6年1組。六人の生徒たちの、ちょっと不思議な連作短編。

    「紫音ちゃんとわたし」
    やさしかったお友達の、こわいささやき。
    「かめきちじいさん」
    捨ててしまったカメによく似たおじいさんに会った。
    「お母さんは人魚姫」
    あたしのお母さんは人魚です。今は海に家出中。
    「ぼくはきえたくない」
    テニスをやめなかったら、ぼくはあの子になっていた?
    「ミズキとアオイの話」
    一人多いのは、うちのクラスのいたずらな学級わらし。
    「白いありがとう」
    学級わらしなんているはずない。いるはずないんだ。

  • 異次元から来た友だち(?)が起こす出来事によって成長する子どもたちを描く。6話の短編からなるオムニバス形式の物語。

    教師2年目の頼りない森川先生の担任は6年生。
    おとなしい須藤さんには唯一、紫音ちゃんという幼稚園からの友だちがいた。でも彼女との仲は学校では内緒。
    いつも仲良く一緒に行動していたが、高学年になる頃から紫音ちゃんは怒りっぽくなる。そして、彼女に対するいじめが始まると、し返すようにけしかけるのだ。
    負担に感じた彼女は、紫音ちゃんとの別れを決意する……。

    一生懸命に読んでいたらそれは作り話だった……というのは、読者にとって拍子抜けすることで、それが深刻な話であればなおさらその感は強くなる。
    フィクションだから許されるのかも知れないが、嘘話は、その話にそれ以上入り込むことを躊躇わせてしまうのだ。

    最初の話がそうだったので、それ以降のものもそのつもりで読み進めるが、話をうまくまとめるための無理が随所にみられて興醒めになる。
    最後の学級わらしも、その一つで、それだけでクラスがまとまってみんながハッピーになるのはあまりに単純すぎないか。

    読み物としても、力の弱い作品。

  • ミオには、紫音ちゃんという幼ななじみの親友がいるが、学校では友だちだということを秘密にしている。
    その紫音ちゃんが最近ミオに冷たくなってきて、ミオに友だちができそうになると邪魔をしてくるし、ミオはどうしたらいいかわからなくなっていた。

    6年生になって、クラスのみんなにいじめられても紫音ちゃんは助けてくれず、あろうことかいじめのリーダーのサヤカを「殺しちゃえば」と言う。
    ミオは紫音ちゃんがこわかった…。

    不思議な体験をした6年1組の子たちのお話が6編。

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