([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)

著者 :
  • ポプラ社
3.85
  • (36)
  • (64)
  • (50)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 508
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591143070

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ2作目。
    今作もほのぼの。穏やかに物語が進んでいくので、リラックスして読めた。
    登場人物がどんどん増えていき、みつばの町にも詳しくなってきた気分。
    それにしても、秋宏は配達中によくお茶を飲んで休憩している気がする。町の人とこんなに触れ合っているのも不思議な感じ。

  • シリーズ第2弾!

    ストーリーが展開し始めましたねー。
    前作の沢山の人達もちゃんと出てきて、さらに新しく仲間入りしそうな人も出てきて、登場人物はもっと増えていくのです....。むむむ....。

    でも連休明け月曜日夜に読むにはピッタリでした。
    ホッとした落ち着いた気分になりました。

    前作から気になってた表現

    『インタホン押すと「ウィンウォーン」の音』

    .....ピンポーン♪じゃないのか....?私が昭和なのか...?と心配していたら、

    ちゃんと今作では

    『チャイムを押して「ピンポーン」という音』

    の場面もあった!!
    区別するという、こだわりですな〜♪

  • シリーズ第二作。
    郵便配達員・平本秋宏の日常を描く。

    新人が入ってきて、新しい配達員もやって来る。
    配達のトラブルも色々ある。個人間のやり取りなら「そんなことしていない!」と強く言えるが、会社の看板を背負っている以上は下手なことは言えない。しかも今の時代、ちょっとした行き違いがとんでもない大問題になったりするし。

    こういうお仕事は理不尽に叱られることもあるだろう。辛いけれど反省はして、聞き流すべきところは聞き流すしかない。
    それでもこのシリーズはちゃんと後で救いがあるから良い。

    理不尽に当たり散らす人だからと言って、それがその人のすべてだと思ってはいけない。なんにでも噛み付く付き合いづらい同僚がいても、それがその人の全てというわけではない。
    そのことを教えてくれる話だった。
    秋宏の相変わらず丁寧な対応に感心する。それが答えかどうかは分からないが、気持ちはきちんと伝わっていた。

    芸能人の兄を持ちながら、兄とやはり芸能人である彼女が時折自分の部屋にやって来ながらも華やかな世界に毒されない秋宏が良い。
    しかしやっぱり兄の彼女と二人きりというのはハラハラする。いくら秋宏が信用出来る男でも、彼女からしたら不安だろう。態度では表さなくとも内心はどうだろうか。
    逆に彼女は堂々と元カレに秋宏の存在を知らせた。元カレにとっては引導を渡されることにもなったが、そのことで未練を断ち切ることができた。

    折に触れて続きも読んでいきたい。

    • moboyokohamaさん
      確かに人を判断するする場合、見えている部分だけが全てではないと心しておかないといけませんね。
      確かに人を判断するする場合、見えている部分だけが全てではないと心しておかないといけませんね。
      2019/11/16
    • fuku ※たまにレビューします さん
      やまさん
      いつもいいね、ありがとうございます。
      やまさん
      いつもいいね、ありがとうございます。
      2019/11/16
    • fuku ※たまにレビューします さん
      かわぞえさん
      コメントありがとうございます。
      このシリーズは基本的に悪い人は出て来ないので安心して読めますね。
      かわぞえさん
      コメントありがとうございます。
      このシリーズは基本的に悪い人は出て来ないので安心して読めますね。
      2019/11/16
  • 相変わらず癒される。
    秋宏の優しさが郵便屋さんの感じ?と合わさってほのぼのとしていていい。
    ウチの担当の郵便配達の方も秋宏みたいな事を考えながら配達してくれているのかな。…な訳ないか。

  • みつばの郵便屋さん、シリーズ2作目。前回に引き続き優しくて癒されるお話ばかりでした。主人公もそしてその周りにいる人たちも温かくて純粋なので安心して読み進められます。そしてつくづく郵便屋さんって大変だな〜と町の郵便屋さんを労う気持ちが自然と湧いてくる。

  • シリーズ2作目。
    前作から間が空いてしまったが、のんびりと楽しめた。

    郵便屋さんのお仕事を、改めて考えたり感謝したりできる。
    心が疲れた時に読むのにぴったりで、この先もゆっくり読んでいきたいと思う。

  • みつばの郵便屋さん、第二弾。
    みつば局の郵便屋さんのお話。私もみつば1区の人々と知り合いになったような気になってくる。
    第一弾でカレシと別れた片岡泉さんに新しくカレシができたり、今井さんのところに娘と孫が引っ越してきたり、セトッチに彼女ができたり。
    本当にどこかの町の日常を切り取ったような、それでいて心が温まる物語。まだまだ続きがあるようなので、楽しみに読んでみたい。

  • 郵便屋さんって大変なお仕事だなぁ…
    雨の日、雪の日、寒い日、暑い日等々。

    郵便物はポストに入っているし、書留やゆうパックなどを直接届けて下さったとしても、その方の印象はほとんど残っていなくて…

    この本を読んでから、郵便屋さんの赤いバイクが気になってしょうがない私。

  • 郵便配達員とそれに関わる人達の物語。こんな親切な人が街を回っていたら素敵だなと思う。

  • みつばの郵便屋さん2作目。
    変わらずきっちり真摯に配達する郵便屋さんと、みつばの町の人達。
    ほっこり系の話。谷さんも、もうちょっと器用になってほしいものだけど関係は良くなりそうで良かった。

全52件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

一九六八年千葉県生まれ。二〇〇八年『ROCKER』で第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ひと』『ミニシアターの六人』『レジデンス』『タクジョ!』『銀座に住むのはまだ早い』『君に光射す』などがある。

「2023年 『片見里荒川コネクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小野寺史宜の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮下奈都
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×