([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591143070

感想・レビュー・書評

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  • みつばの郵便屋さん、シリーズ2作目。前回に引き続き優しくて癒されるお話ばかりでした。主人公もそしてその周りにいる人たちも温かくて純粋なので安心して読み進められます。そしてつくづく郵便屋さんって大変だな〜と町の郵便屋さんを労う気持ちが自然と湧いてくる。

  • みつばの郵便屋さん、第二弾。
    みつば局の郵便屋さんのお話。私もみつば1区の人々と知り合いになったような気になってくる。
    第一弾でカレシと別れた片岡泉さんに新しくカレシができたり、今井さんのところに娘と孫が引っ越してきたり、セトッチに彼女ができたり。
    本当にどこかの町の日常を切り取ったような、それでいて心が温まる物語。まだまだ続きがあるようなので、楽しみに読んでみたい。

  • 郵便配達員とそれに関わる人達の物語。こんな親切な人が街を回っていたら素敵だなと思う。

  • 何年か越しの第2弾が読めて嬉しい。
    安心感。文章も登場人物も展開も。ハラハラワクワクして先が読みたくなるという本もあるけれど、この本は安心感があるからこそ先が読みたくなる。

  • 何も特別なことはない。ほんわかしていて、読みやすい。
    こんな郵便屋さん、いる?イケメンで、いい人で。出会いたいな(笑)
    来ないでほしい手紙、か、、先生たちにもいろいろな思いがあるんだな。

  • みつばの郵便屋さんシリーズ 2作目。
    郵便屋さんは大変だなぁと今回も思いました。
    新人君も入って、苦情対応にやはり人間性が出ますね。
    中心メンバーの新たな展開もあり、続きが気になります。

  • 2020/8/24
    一日で読めてしまった。
    まあそれは、おもしろいからでもあるんだけど。
    平和な時間がゆったり流れる中、ついに嫌な人登場かと。
    谷さん。
    同姓のいい人が知り合いにいたからそこもちょっと引っかかってみたり。
    パワハラ気質の谷さん。
    ダメなんや、苦手なんや、こういう意味なく攻撃的な人。怖気が走るんや。いや、意味はあるのか。周りが敵に思える環境で育ってきたという。
    でもそんなんこっちには関係ないやん。
    そうやってツンケンするから悪循環やねん。知らんがな。
    ってシャットアウトする。私なら。
    でも秋宏は上手に敵じゃないアピールをするんよ。
    なんて偉い。魂のレベルが高い。
    結果、谷さんもそこまで悪い人じゃないやん。って終われる。
    あ待って、もう一人おったな、嫌な人。
    元カノの子や。
    そっちは打算的で自己中心的なタイプや。
    どうなるのかなぁ、彼女。どうかなるのかな?
    続き楽しみ。

  • 和むなー。

    主人公の平本秋宏の目線で描かれるみつば地域の日常。
    前巻の続きではあるものの、これ単体でもイケる。

    郵便配達人として送る日々の中で、地域の人々との交流がふわっと心を温かくするような風を吹かせている。
    真面目で自分のスタンスを持つ秋宏のキャラクターが好みだ。

    2巻目となる今回は、
    柴崎みぞれちゃんの登場や配達員の谷さん、栗田先生のエピソード。

  • 優しい本でした。
    読み終わったあと、自分までが「いいひと」になったような気がする、そんな本です。
    文の調子は加納朋子ティストで、
    無理無く人間関係や状況が頭に入ってきます。
    主人公の郵便屋さんが、
    悩んだり戸惑ったりしながら、いつのまにか周りの人たちを幸せにしていくという、なんともハッピィーな成り行きに読みながら、こんなワールドに入っていきたいと思ったものです。

    がんばれ!!!
    みんな。
    作中の人物、全部が好きになる「いい本」でした♪

  • 小野寺史宜『みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙』
    2015年 ポプラ文庫

    シリーズ第2作目。
    みつばの郵便屋さんはやっぱりほっこりするし、なんか元気が出てくる。
    主人公の秋宏も周りの人々も素敵な人が多くて。問題ある人もいるけど。
    そして、いいことばかりでないのも分かっているけど、この街が好き。
    新聞に載るような大ニュースが起こるわけではないけど、日常を生きていると自分の周りにはいろんな驚きやニュースがあったりします。その日常を描きながらも胸騒ぐようなわくわくやドキドキを与えてもくれる作品。
    小野寺さんはこのバランス、匙加減が本当に巧だなと思います。
    だからこそ感情も入りやすいし、どんどんのめりこんでしまいます。
    あと興味深いのは小野寺さんの擬音表現。インターフォンの音、プルトップを開ける音、お茶を飲む音とか。独特だけどなんだか癖になる感じでおもしろい。
    シリーズ全8冊。一気に読んでしまうのはもったいないな。
    これからどんな展開になるのか本当に楽しみです。

    #小野寺史宜
    #みつばの郵便屋さん
    #先生が待つ手紙
    #ポプラ文庫
    #読了

著者プロフィール

一九六八年千葉県生まれ。二〇〇八年『ROCKER』で第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ひと』『ミニシアターの六人』『レジデンス』『タクジョ!』『銀座に住むのはまだ早い』『君に光射す』などがある。

「2023年 『片見里荒川コネクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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