正しい恨みの晴らし方 (ポプラ新書)

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  • ポプラ社 (2015年2月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591144220

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正しい恨みの晴らし方 (ポプラ新書)の感想・レビュー・書評

  • 2015.2.27読了
    ミギーの発言が心につまされた。人間同士はほとんど理解しあえないのだから、相手に理解してもらえなくても落ち込んだり、怒ったりする必要はない。ストーカーについて触れた章について、自分にもストーカー気質があることにきずかされた。ネガティブな感情に支配されるのではなく冷静に話を積み重ねるしか解決方法はない。そもそも自己評価が高ければネガティブ感情は少ないという。高めていきたいがどんな手段があるのか調べてみたい。

  • 疲れきっている時ほど、どす黒い感情が喉元までつまって苦しくなっていることに気が付く。自分の持たないものを持っている人々への妬みや嫉妬。一流企業に勤める夫を持つ優雅な専業主婦。家事育児を同居の親に任せて平日の夜でも遊びに行ける同僚。子供を持たない、自由で文化的な夫婦。若さに満ち溢れ社交的な女性。自分にはどれも無い、何も無い、と孤独を感じる。

    実際には何も無いなんていうことは全く無く、私だって他人から見れば、充分妬みの対象になり得るということはわかっていても、この黒い感情を消し去る事はなかなかできない。けれど、この妬みを憧れに変えて、なんとかその人たちに近づこうと頑張ることはできる、と本書はいう。妬みや嫉妬は非常に人間的な感情で、誰でも心にあるということ。孤独に感じる必要は全然無いのだ。

    心理学者と脳科学者、二人の視点から書かれているのが良い。たまに読み返そうと思う。

  • 妬み、恨み、嫉妬などのネガティブ感情の仕組みを科学的に理解し、どうせなら上手く活用しようという本。
    事例に出てくるのが、最近のアニメとかなので、面白く読めます。
    個人的に最後の対談が一番良かったです

  • 恨みや妬みといった感情はなぜ生まれてくるのか分析することによってその感情をうまく逃がすことができるのではないだろうか。
    本書ではその逃し方までは書かれていなかったので、そこをもう少し掘り下げて提案してほしかった。
    感情をコントロールできないがゆえに起こる既読スルーが原因での暴力事件やリベンジポルノなど昨今の問題が興味深かった。

  • タイトルが面白くて読んでみましたが、ちょっと求めていたものとは違いました。

  • ▶︎▶︎老病死生←思いのままにならないこと 208
    ▶︎▶︎▶︎目の前にあること、やるべきことに没頭する!←深呼吸して自分が何を妬んでいるか?抽出。自認。脇に置いて。振舞わされず。 68-71
    ▶︎▶︎▶︎自分にしかない素晴らしい何かを自覚する。 75
    ▶︎▶︎自分の感情が崩れたときのケアから、愛着、親子、友人、恋人。それが思うようにもらえなかった嫉妬、もつれは別れたほうが良い時も‥。
    ▶︎恨みは不当扱い、侮辱、人格否定(叱責)に。誰でも。 18
    ▶︎▶︎義憤:客観的不公正:社会通念としての不正義:法律・証拠。共感を呼べる。/ムリ:主観的不公正 111
    ▶︎▶︎相手に期待。愛して欲しい(自分と同じくらい)。こじれる嫉妬。傷つけあい。ストーキング。 151-4
    3, 5, 14, 16, 17, 33, 36, 42, 44, 49, 51, 56-7, 61, 91, 157-8, 219-21, 229, 236, 239, 235,

  • 脳科学と心理学の面から、妬みや嫉妬を分析する。妬みと嫉妬の違いに目からウロコが落ちた。

  • 2015年4月18日購入。
    2015年4月25日読了。

  • 引用
    ・生きるのに何をするのも自由で、その結果を自分で引き受ける。そういうルールの中で、より楽しく生きる方法を見出すのが人間の知恵である。
    ・自分と相手との差がわずかだと感じれば感じるほど、妬みが強くなっていう、競争できる見込みがある相手だからこそ妬ましい。
    ・憧れではなく妬みを感じられるのなら、それは熾烈な競争の渦に半ば身を投じていることを意味する。獲得可能性がそれなりに見積もれるからこそ妬むのであって、相手のようになれそうでなれないこそ、妬みに苛まれるのだ。
    ・おそらく平等主義のを好む日本人は他者との小さな差が問題となりやすく、それに応じて妬みを感じる機会も増えるでしょう。
    ・妬みに操られないためにー自分が何を妬んでいるのか
    誰を恨んでいるのか、自分が置かれた状況を見つめなおす。そして自分の妬みの原因をあぶりだして抽出していく。自分を冷静に眺めている「もうひとりの自分」の力を借りて、妬みの感情を抱いている自分を、自分自身でしっかりと受け止めてやる。また、「妬ましい」と誰にも言えずに悶々としているくらいなら、「羨ましい」と断言して、相手の幸福が相応しいのだと認める良性妬みだとあえて強調する。他人を認めてから、自分を激励する、そんな心の余裕を持てるかどうかが大切である。やり方さえ工夫すれば、妬みは自分の足元を見つめなおす機会を提供してくれる感情に生まれ変わります。自分ではコントロールできない意志決定や運命に惑わされるのは、貴重な時間を浪費するだけです。欲しいものに手が届かなかった自分はすべてを失ったわけではありません
    。失ったような気がしているだけで、これから新たに何かを得ようとするきっかけを与えてくれるのが、まさに妬みという感情なのです。
    ・自分と同じくらいの位置にいる人なのに「自分より優れたもの」を手に入れていることが悔しい、これが妬み感情。
    ・ネガティブ感情をコントロールする第一歩は冷静に自分を見る視点を自分の中に作ることです。するとなぜ妬みが起きたのかを分析することが可能になります。妬み感情をヒントにして、自分の本当の目的は何だったか、本当は何がしたかったのかが、とてもクリアに見えてくる。
    ・不公正だと思う根拠は、あくまで自分にとっての正義に反している「主観的不公正」と、社会的通年としての正義に反している「客観的不公正」(義憤:道義に外れたこと、不公正なことに対するいきどおり)がある。義憤という名で偽装された恨みによる行動は、自らの行為は攻撃的だと分かっていても、間違った相手をただすという目的の良さが手段の悪さを上回るのなら、迷わず実行に移せる、道徳的正当化である。
    ・自分の正しさに固執すればするほど、私たちは知らず知らずのうちに、いじめやハラスメントと呼ばれる行為に手を染めてしまうかもしれないのです。私たちは自分の中の正しさにこだわりすぎないことも大切なのです。なぜなら私たちが正しさと呼ぶものは、状況や立場によって様相がガラリと変わるものだからです。
    権利を振りかざし、正義を魅了されると、私たちはいとも容易く感情に操られてしまう、か弱い生き物でもあるのです。だからこそ、私たちは誰かに寄り添い、生きていくしかありません。自分がこだわる正しさに理解を示し、苦しい気持ちを受け止めてくれる、愛すべき田syの存在を求めるのです。
    ・人はある肩書や立場を与えられると、その役割に合わせて行動してしまい、あたかも人格が変わったようにふるまう。
    ・嫉妬心が強くなるのは、その相手との関係を大切に思っているからだが、悪く言えば依存しすぎている、関係にこだわっている証になる。嫉妬深い人というのは、誰かにすがりすぎる傾向がある。特定の関係にすがっているということは、相手に期待を寄せていること。
    ・他者を批判的にみる人は、プライド... 続きを読む

  • 人がみなネガティブな感情を持つのは自然なこと。そのことを再確認するにはいい本かもしれない。世間は明るく友好的な人達を好み、そうでない人達を疎外している、と説くのは正しいだろう。最後の章とあとがきだけでもいいかもしれない。

  • 呪いや復讐の話ではなく、むしろ自分の感情の処理し方。「愛情とは、自分の感情が崩れたときに、他者がどうケアしてくれたか」「他者が自分の思うように動いてくれなかったときに生じる感情の一つが嫉妬」

  • 他人の不幸は素直に喜べ。ネガティブ感情をアクセル・ブレーキでコントロールできていれば問題ないと。

  • 題名から想像した内容とは違い、想像したよりも具体的ではなく抽象的概念的な内容だった。

    ねたみ:自分が持っていないものを持っている人に対する「自分もそれがほしい」という願望
    嫉妬:自分が持っているものを失いかもしれないことを察知した不安と怒りに根差した反応

  • 「妬み」「嫉妬」の違い、またそんな気持ちを感じた時の、脳や心の変化を科学的に解説。
    今まで見ないように、また感じることがいけないことだと決めつけていた自分の気持ちが、少し「ほっ」とします。
    ネガティブな気持ちも悪くない…そんな1冊です。

    (koroku)

  • LINE、facebook等による人間関係のトラブル、ストーカー、リベンジポルノ、DVなど、現代社会は、嫉みや羨みが蔓延している。
    そして、その嫉みや羨みが、昂進していった末に、破滅的な事態を招いてしまう例が、残念ながら多く発生している。

    本書は、心理学者と脳科学者が、そもそもなぜ恨みという感情が発生するか。人類の進化の歴史の中で、なぜ、恨みという感情は生き残ってきたのか。
    そして、それらの感情、衝動は、人間の生存にとって必要だから生き残ってきているとの考えに立っている。

    そして、嫉みや羨みの存在を科学的にとらえることにより、より前向きにそれらと付き合い、コントロールし、自分の力を良い方向へ持っていくべきだと提案している。
    そもそも、嫉み、羨みという感情が生存に役立つという考え方は、なかなか面白かった。

  • 「恨み」というと、なぜか、四谷怪談のような「恨み」が思い浮かぶが、『不当な行為や侮辱した相手に対する怒りが繰り返し思い出される状態になってしまったら、それは怒りではなく恨みと称しても差し支えありません。恨みは、自分を不当に傷つけた相手に対して抱く感情なのです』という文に、過去に自分が確かに「恨んだ」ことがあるなーと、思い当たった。
    どうやって、「恨み」がなくなったのか?といったら、筆者のいうところの「良性妬み」に変化したからにほかならない。

    妬み、恨み、羨み、嫉妬、そんなネガティヴな感情の違いがわかり、納得。
    そして、その感情を抱いている自分を認めたくなくて、いろいろな行動に出る。
    時には、正義を振りかざし、自分たちは正しいのだ!と。
    SNSが発達した現在、この感情が至る所に表されている。

    そんなネガティヴ感情は、自分を成長させる感情であり、人間にとっては大事な感情。
    それをネガティヴなままにしておくか、ポジティブなアクションに交換できるか?の違いは、客観的自分がいるかどうか。
    ものすごく、それに納得。
    自分のネガティヴ感情にかなり敏感な自分。
    今後も、うまくネガティヴ感情をコントロールできたらなーと思う。
    ネガティヴ感情なんて、生きてる限りなくならないのだから。

  • 似たような本を続けて読んだせいか、頭に残らなかった。残念。

  • 構成に疑問が残る
    どこからが心理学で脳科学があまりはっきりとした線引きはわかりにくい。
    テレコにするとか
    前半後半で分けるとかもっとあった気がする。

    心理学は言葉の説明に終始し
    それも学術用語とネットスラングが混在してて戸惑う。
    それなのに
    脳科学では実験の解説に終始するが
    何故か歴史的小説を一から説明という荒技も飛び出し………

    しかし
    自分の学力に自信のない人ほど
    他の人が不幸になると喜ぶとか

    妬みは自分が持ってないものを他人が持っていてそれを自分が手に入れられない時の不快な感情。
    嫉妬は自分の持っているものを他人が奪いにきた時に感じる排除したいと感じる不快な感情。

    クレームに関する誠意は男性は正直、女性は話を聞くことだと思っている。

    日本では個性を大事にしましょうと表向きはいうが同調圧力という目立たない事を推奨している。

    などナルホドと思えるものもあるので

    タイトル通りの事が書いてなかった
    としても恨みを持たなくてすみそうだ。

  • 良い。
    Facebookは、妬みの展覧会。自慢話しをするのは控え、人と比べないことかな。
    手が届きそうで届かないところに妬みが生まれる。イチローを妬む人は居ない。
    これから新しい何かを得るきっかけになる妬み。
    攻撃している人を見ると何を妬んでいるかよくわかる。

  • なんとも物騒なタイトルですが、「妬み」「羨み」という感情とのつきあい方の本です。「妬み」は自分の持っていない価値のあるものを誰かが持っていて、それを自分も手に入れたいと願う時にその相手に対して生じる不快な感情。「嫉妬」は自分の持っている価値のあるものを自分以外の誰かが持っておらず、それをその誰かが奪いにやってくるのではないかという可能性がある時、その相手を排除したいと願う不快な感情。なるほど~。

  • 後半は難しかった。
    人はどんな時に、どのような人に嫉妬するかというのが分かっただけでも得したと思った。
    自分の嫉妬、人の嫉妬とうまく付き合えますように。

  • 実際に恨みをどう晴らすかという本ではなく、
    恨みとは何か、何故恨んだり妬んだり嫉妬したりするのか、という、あくまで心理学・脳科学の側面から捉えた
    ネガティブ感情が発生する理由・意味についての本。
    私はこういう本が好きなのでとても面白いと思ったんだけど、
    恨みを抱えて悶々として苦しんでいる人の救済の本ではないので、ガッカリする人も多そう。
    購入意欲を煽る目的ならば、この題名はウマいなぁと思うけど、看板に偽りアリ。といった感じであまり好きじゃない。

    ネガティブ感情を客観的に眺めて落ち着く・・・という効果はあるような気もします。

  • ゴシップ記事を読んで他人の不幸を喜んだり、直接の被害を被った当事者でもないのに自分の正しさにこだわったり(人家を荒らし撃たれた熊がかわいそうだという抗議など)、人の感情が具体的な例をもって説明されていくことで、日常そのひとことを言ってしまう前に気をつけようと思える本でした。しかし、また、人間が集団で生活して行く過程で必要な感情でもあるため、日々のシーンにおいて登場人物それぞれがその感情を持つ、持たれる要因について考えてみる必要も感じました。

  • まあまあおもしろいけど、期待した内容ではなかった。

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正しい恨みの晴らし方 (ポプラ新書)の作品紹介

なぜ、あの人の不幸がこんなに
気持ちいいのだろう?

なぜ、あの「親友」の結婚を
心から祝福できないのだろう?

なぜ、同期の出世が
許せないのだろう?

***************

どんな人でも感じてしまう
「妬み」や「嫉妬」などのネガティブな感情。

そんなとき、
脳や心にはどんな変化が生じているのか、
どう対処すればいいのかを
ベストセラー「脳内麻薬」で知られる
脳科学者・中野信子さんと
気鋭の心理学者・澤田匡人さんが
それぞれの専門分野をもとに解き明かします。

既読スルー、芸能ゴシップ、忠臣蔵など
身近な題材や科学的な実験データをもとに
妬みや嫉妬をコントロールして有効に活用
する術を提案する画期的な一冊。

ネガティブ感情をコントロールできれば、
自分の力をより発揮できます。

恨み・妬み・嫉妬…を
理解し活用するための9章

第1章 恨まずにはいられない
第2章 妬みと羨みの心理学
第3章 妬みを感じるとき、脳では何が起こっているのか
第4章 正しさにこだわる人たち
第5章 正義という名の麻薬
第6章 愛が憎しみに変わるとき
第7章 嫉妬の脳科学
第8章 ネガティブ感情の意味
第9章 対談 私たちのネガティブ感情とのつき合い方

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