さくらいろの季節 (teens' best selections)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 271
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591144459

感想・レビュー・書評

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  • とても印象的な作品でした。いじめとか結構いい話とは言えないんですけどその中でも成長していく主人公がいいと思いました。

  • 主人公が在籍する小学校6年生の、とあるクラスでの出来事や、人間関係などを具体的に分かりやすく書かれた物語だった。
    表紙やタイトルから青春もの、恋愛ものだと思っていたが、読み進めてみると、クラス内でのスクールカーストが原因で起こるいじめや不登校、
    それに関わる学校側についてなどが書かれていた物語でとても驚いた。
    小学生でも このような残酷ないじめや問題児・
    問題行動があるのかと思うくらい、とてもリアルに書いてあり、ノンフィクションを本にしたのかと思った。
    この本は、ティーンズベストセレクションの1つだが、これは何歳になっても読んでほしいと思った。
    この物語を読んで、子供にどのような躾をすべきか、いじめなどが起こらないように学校や先生たちはどのような対応や予防をすべきか、また子供同士の関わり方や声のかけ方などを考える きっかけになった。

  • 表紙と内容のギャップがすごいです。小学生の頃に読みましたが、今思うと刺激が強かったと思います。ドロドロとした人間関係の中で主人公が成長して強くなっていく、そんなお話でした。友達に悩んでいる人におすすめの1冊です。

  • もう1回読みたい!

  • 私は小学5年生頃にこの本に出会いました。
    その頃、私の通っていた小学校ではいろいろな女子グループができていて、いろいろ大変でした。

    けれどこの本に出会って,女子との付き合い方,いじめ,友達関係など共感できることがたくさんあり、楽しく読んでいけました。

    もし、小学校生活で悩みがあったら、この本を読んでみることを私は勧めてみたいと思います!

  • 東京近郊(おそらく千葉県野田市あたり?)の小学校に通うめぐみ
    その小6の1年間を描いたお話。
    日常低学年の頃は仲良くしていた友達との微妙な関係、クラスのもめ事、孤立するクラスメイトへの想いなど、繊細な心の変化を丁寧に描いている作品

  • 小学生にしては人間関係がドロドロとしていたので、高校生の読み物にもなると思いました。

    成長するにつれて心も体も環境も変化していくと、人との関係性も自然と変わってきます。

    その変化に気持ちがついていけず戸惑い、焦り、孤独を感じることもあるかもしれません。

    だけどそれは自分だけじゃなくて、みんなもそうなんだということを深く考えさせてくれました。

    クラスメイトとの関係や、本当の友達について悩んでいる女子たちにおすすめです。

  • この本を初めて読んだのは小学校中学年の頃。小学生には刺激が強いなと成長してから気づいた。

    俗にいうカースト制度がはっきりと描かれていて、ノートの場面では先生への態度に胸が痛くなった。

    優希の転校後、強くなりたいと思っためぐみの変化、成長にはっとした。
    小学生ながら自我をはっきりと持ち、自分を貫ける芯の強さは誰もが持てるものではないと思う。

    子供向けの本だと思っていたが、どんな年齢の人でも、新しいことが始まったとき、なにかに行き詰まったときに是非読んで欲しい一冊だ。

  • 正直小学生にしては考え方が大人過ぎないかと思った。中学生ならちょうどいいかも。
    設定的には公立(?)だが、私立なら小学生でも有り得るのかな。
    とにかく心を抉る内容。小学生より中学生向け。

  • 小学生の頃に読んだ一冊。学校や人間関係の息苦しさに共感した。

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