(P[は]2-2)ことづて屋 (ポプラ文庫ピュアフル)

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著者 : 濱野京子
  • ポプラ社 (2015年3月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591144572

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(P[は]2-2)ことづて屋 (ポプラ文庫ピュアフル)の感想・レビュー・書評

  • 軽いタッチで息抜きには丁度良い。心温まる面白い作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    「お言伝てを預かっています」山門津多恵の頭には時折、死者からの伝言がひびいてくる。宛てた人物にその言葉を伝えるまで、津多恵は楽になれない。見ず知らずの人物を訪ねるために外見を装うのを、美容師の恵介が手助けしている。幼くして死んだ娘から母親へ、放蕩息子から父親へ、少年院の中から親友へ…。伝えられた言葉は残された人に何をもたらすのか。痛みをかええた心をほぐす、あたたかくやさしい物語。

  • 死者からの言伝を聞く津多恵。スピリチュアルとかオカルトでは対話をよく聞くけど、一方的な伝言は初めて読むかも。毎回変装なのかコスプレなのか変わるのが実写だと目に見えておもしろいだろうなと思った。恵介の彼女はなぜなくなったのか。

  • なかなか面白いアイデア。それぞれうまく話をまとめている。

  • 死者からの伝言を聞いてしまう津多恵。伝えられた生きている人間の反応は様々。でも死者の言葉はたいてい幸せになって欲しいという気持ちの現れ。津多恵の相棒になっている恵介もいい。

  • ことづてした人とされた人の背景が肉づけされてたら、もう少しおもしろかったかな。

  • 優しい話に心温まる感いっぱい。
    さいごまで誠実で一生懸命な主人公とそれをフォローする同僚(?)の存在との距離感が清潔でいいな、と思いました。
    死人の言い残した言葉を思い残した人に伝えるという「ことづてや」。その発想がなんといってもユニークで惹かれるものがあります。
    亡くなった人が「こちらの世界」の人に伝えることは、
    あるときは恨みや嘆きであったり、あるいは感謝は愛なのですが、それを受け止める生きている人にこそ勇気を与えるんだということが全編を通じて描かれていました。
    私も両親のあちらからの言葉、聞きたいな、、、なんて思いながら、涙ぐんだり、あるいはちょっと元気になったりしました。。。素敵な本の一冊です!

  • すごく心に響くというものでもないのですが、さわやかな読み心地です。
    はっきりは描かれないけれど、読者の想像に任せているかのような文の書き方は、濱野先生特有のものかもしれないですね。
    苦手な方もいそうですが、わたしは好みでした。

  • 連作短編6編
    冴えない子が変身(化粧)して、死者からの伝言を届ける。どうってことない話ながら、どの話も残された人の幸せを願うもので、心が素直に満たされる。美容師の恵介も口は悪いが優しいし、何よりオーナーの怜さんが素敵です。

  • ヒロインのキャラがちょっと弱いなぁ。それともシリーズ化して固まってくるのだろうか。怜さんのキャラがもったいない気がしたのはわたしだけだろうか。

  • 突然見知らぬ女性が訪ねて来て故人からの伝言があるという。
    しかもそれが、亡くなった後に受け取った伝言だと言われたら。
    これはもう、100%あやしい人か危ない人に認定される事間違いなしだ。
    主人公の津多恵は、今は亡き母から父への伝言が聞こえた事をきっかけに死者の伝言を届けるという困難な仕事に携わるを得なくなる。
    しかも、津多恵が人一倍引っ込み思案で、極度の方向音痴ときているものだから、読んでいる方がハラハラさせられることこの上ない。
    でも、彼女から伝言を受け取ったことから、恵介という美容師も助けてくれるようになり、様々な人と会いその悲しみやわだかまりを和らげるという結果を得ることにより、彼女もまた徐々に成長していく。
    そういう過程が、読んでいて心地良い作品である。

  • 死者の声が聞こえる女性が主人公。死者から生者への言葉を伝える。
    2015/11/29

  • 不思議な印象の短編集。
    死者の伝言を伝えるという津多恵の言葉に癒される伝言を伝えられた人々。最初はトゲトゲしていても、読後感はほっこりと心が温かくなる感じがします。
    レビューを書いていて初めて気がつきましたが、主人公の名前がツタエ=伝えですね。

  • 6編の連作短編集。
    亡くなった人の言葉を伝える「ことづて屋」。夫へ、母親へ、恋人へ、友人へ、伝えたい言葉・想いはそれぞれ。状況や関係もそれぞれ違うものの、どのエピソードもじんわり温かくなる。
    ぱっとしない主人公・津多恵が色々な言葉や人との出会いを通じてだんだん内面から輝いていくのが感じられ、読後感も爽やか。

  • 出てくる人々が良い人ばかりなので、安心して読み進められる。
    使者からの短い伝言を伝えていく暖かな物語。

  • 亡くなった人からの伝言が唐突に聞こえてきて、それを指定された人に「言伝る」という仕事をしている津多恵。
    極度の方向音痴で、不器用で弱気な彼女が、口は悪いが腕はいい美容師の恵介に助けられながら、さまざまな人に死者からの言葉をつたえる。
    ありがちだけどあたたかい物語だ。

  • 【収録作品】チョコブラウン/やさしい嘘/カサブランカ/負け犬の意地/厚すぎる友情/幸せになりたい

  • 「お言伝てを預かっています」山門津多恵の頭には時折、死者からの伝言がひびいてくる。宛てた人物にその言葉を伝えるまで、津多恵は楽になれない。見ず知らずの人物を訪ねるために外見を装うのを、美容師の恵介が手助けしている。幼くして死んだ娘から母親へ、放蕩息子から父親へ、少年院の中から親友へ…。伝えられた言葉は残された人に何をもたらすのか。痛みをかええた心をほぐす、あたたかくやさしい物語。

  • 発想おもしろい。

  • あり得ない話ながら、とってもとっても先が気になった。
    いい関係ばかりじゃない。だけど誰もが前を向いていきそうでよかった。
    あとがきの、本を書いたきっかけが、震災。ぐっとくる。

    二人の微妙な関係はいつまでも微妙でいてほしい。

  • 「ことづて屋」とはなんぞや?と思いますよね。
    主人公:山門津多恵(やまとつたえ)は母親が不慮の事故で亡くなってから五年後。
    母の声を聞いた。
    母は伝言を頼み、それを津多恵は父に伝えた。
    それから、死者の声が響くようになった。
    「伝言」を届けるために縁者のもとに向かい、言われた言葉を伝える。
    それが「ことづて屋」だった。

    短編連作になってます。
    あとがきにもありますが、2011年3月11日 東日本大震災があって、
    この物語を生み出したとのこと。
    直接的な震災の話ではありません。
    しかし、突然、命を失う人たちの無念は生きている者には計り知れないものだろう。
    その思いを濱野さんの感性で綴られています。

    大切な一冊になりました。

  • PR誌で冒頭一章読んで、続きが気になるので買ってみた。

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