しんぞうとひげ (ポプラせかいの絵本 47)

  • ポプラ社
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本棚登録 : 159
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (43ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591144718

感想・レビュー・書評

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  • ヒゲがちょっと怖かったけど話は面白かった。

  • とてもユニークです。視点が違うし、気づくポイントがかけはなれていて、世の中のダイバーシティ度合いに触れられます。アフリカの民話で、色使いもすごくカラフルで、描写も独特。

  • 2023.3.2 2-4
    2022.11.17 4-2
    2022.6.16 5-3

  • 講座で紹介された絵本。

    インパクト重視。
    個人としては買わないだろうけど、学校での読み聞かせには使えそう。

    ティンガティンガアートには以前どこかで出会った覚えがあります。

    巻末の解説がよかった。

  • ちょっと怖くて萌ちゃんもすぐ本を閉じた

  • あさよみ備忘録

    2021/3/3 1年4組(表紙を見ただけでウケてました。みんな反応がよかったです。)

  • 他の方のレビューで興味を持ち、読み聞かせに持っていきました。
    タンザニアの民話で、時間5分ほどです。
    絵がくっきりはっきりしっかりして教室でも見やすく、低学年から高学年全部で使えました。
    この絵は6色のエナメルペンキを使った「ティンガティンガアート」というアフリカの現代アートだそうです。


    アフリカの昔話は「パウカー(はじめるよー)」「パカワー(はーい)」で始まり、
    今日の話はこれでおしまい。気に入ったなら持っていきな。いらなきゃ海に捨てとくれ」で終わります。
    みんな気にいって持っていってくれるだろうか(笑)

    ===
    昔々あるところにお腹を空かせた心臓と髭がおりました。
     おなかがへった〜はらへった〜 たべたいたべたい はらへった〜
    そんな心臓と髭がばったり出会います。髭が心臓に飛びかかりました。心臓を食おうとしたのです!
    慌てた心臓はよろよろ~と逃げ出します。髭もふらふら〜と追いかけます。
    人間の男に出会った心臓は匿ってくれるように頼みます…。
    ===

    表紙からして濃厚で生徒も興味を示してくれて、
    話が始まってみたら、心臓と髭が独立で生息して食べたり走ったりとなんだこりゃな展開です。
    ほぼ最初から最後までざわめいたり身を乗り出したり笑ったり突っ込んだりしてくれました。
    低学年は「だから体の中に心臓があるのか!」「じゃあヒゲはどうするの?」などと先を予測したり、
    高学年は本によっては反応が難しいときもありますが(「月に行けるわけ無いでしょ┐(-д-)┌ヤレヤレ」みたいな反応もたまに^^;)、ここまでインパクトのある本だと理屈は言わずに純粋に楽しんでくれました。
    低学年の子が「人間の体ってこうやってできているんだね」と言ったので、「昔の人は体のこととか分からなかったから、こうやって人間の体のことを想像したり、そういう想像からお話ができていくんですね」というような話をしてみました。

    • 淳水堂さん
      akiuwaさん
      コメントありがとうございます!
      この本を登録したらお勧めに「アフリカの音」がでました。

      組み合わせは考えますよね...
      akiuwaさん
      コメントありがとうございます!
      この本を登録したらお勧めに「アフリカの音」がでました。

      組み合わせは考えますよね。
      私はこの本はささ〜っと楽しく読める2冊目にしていましたが、
      今回の低学年はお話が長くなり時間オーバーしてしまったり。(^_^;)(先生も一緒に話てらしたのでいいのですが)

      〉「心臓は女の人にもあるじゃん!」
      これは私も言われたらどうしようと思って、「男の人」が「ヒゲ」に掛かるようなニュアンスでよんだりしています。今のところツッコミなしで安心してます^_^
      2020/02/07
    • nejidonさん
      淳水堂さん、先ほどはコメントをいただいてありがとうございました。
      そちらにもお返事をしたのですが、その後急に思い出して、こちらにコメントしま...
      淳水堂さん、先ほどはコメントをいただいてありがとうございました。
      そちらにもお返事をしたのですが、その後急に思い出して、こちらにコメントします。
      同じタンザニアのお話で、「どうぶつさいばんライオンのしごと」というのがあります。竹田津さんの本で、約10分です。
      そちらをメインにして、こちらをサブにして少しブックトークを入れれば、20分でちょうど良いかと思いますが、いかがでしょうか。
      2020/02/07
    • 淳水堂さん
      nejidonさんお勧めしていただきありがとうございます!!
      どうぶつさいばん検索しました。
      こちらもよさそうです!
      今後やってみます...
      nejidonさんお勧めしていただきありがとうございます!!
      どうぶつさいばん検索しました。
      こちらもよさそうです!
      今後やってみます。
      ありがとうございました。
      2020/02/07
  • しんぞうが、ひげにおいかけられてかわいそう。

  • 4-3 2019/11/13
    4-1 2019/10/09

  • [墨田区図書館]

    読み聞かせグループのお母さんが読み聞かせで使っていて知ったこの本。題名もだけど、現物の挿絵がとってもインパクトあり!!

    これはアフリカのタンザニアで伝わるお話。題名通り、ひげとしんぞうが出てきて、最後はそれらが"人間の男"につくようになったという"始まり"話。

    でもその前提が、、、、両者ともに3週間(21日)も水だけで食べ物がなくて飢えていて、ひげが心臓を食べようとした、と。最初両者に手足が生えて腹すかせているだけでも「えっ」と「うえきばちです」並みにショッキングなのに、出会って相手を食べようというのもまたかなりシュール。でもこれはアフリカの万年飢餓を反映してるんだろうな、教訓とかでもなく、単なる日常の情景として。

    でもそこから逃げる心臓がまたすごい。「食べられないために隠れたいから飲み込んで」。おーい!腹をすかせた人間がパクパク食っちゃったの方がまだしっくりくるんですけど。確かに"のみこんで"であり、"食べて"ではないけど、相手の腹に収まる時点で既に食われる発想と何も変わらない気も、、、、そして冒頭に紹介されているアフリカの昔話のはじまりと終わり(シメ)も一品もの。

    「パウカー(はじめるよー)」
    「パカワー(はーい)」

    「きょうのはなしは、これでおしまい。
    きにいったなら もってきな。いらなきゃうみにすてとくれ。」

    • 淳水堂さん
      akiuwaさん
      こんにちは。
      以前レビューで見かけて面白そうで借りてみました。

      読み聞かせに持っていきましたが、低学年から高学年...
      akiuwaさん
      こんにちは。
      以前レビューで見かけて面白そうで借りてみました。

      読み聞かせに持っていきましたが、低学年から高学年まで反応は上々、表紙を見ただけで興味を持ってくれて、絵も字も大きいし教室でも使いやすく、話も楽しいですね。

      これからもレビュー楽しみにしています。
      ありがとうございました!
      2020/02/07
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著者プロフィール

名古屋生まれ。愛知県立大学文学部卒。学生時代に民話研究ゼミに所属し、民話と地域社会の関連深さを学ぶ。幼稚園教諭として勤務後、1987年に、夫・島岡強と共にアフリカへ渡り、以来、ザンジバル・タンザニアを拠点に、漁業・運送・貿易などアフリカの人びとの自立につながる事業や文化・スポーツ振興、交流活動を続けて現在にいたる。自身のライフワークとして、アフリカ各地に伝わる民話の採集に取り組み、日本に伝えている。

「2020年 『どうぶつたちのじどうしゃレース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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