([お]5-4)リボン (ポプラ文庫 お 5-4)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591144879

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  • リボンがいろんな人を幸せにする話。リボンが可愛い!

  • 後半は泣いてしまう。すみれちゃんのベルリンでのこととか、生き辛くなってるひばりさんのこととか。自分をひばりさんと重ねて読んでいた。リボンを読みながら施設にいる祖母のことを思って仕方なかった。無性に会いたくなる。コロナが無ければ会いに行って手を握りしめてあげられるのに。

  • 私の家でも、父が生き物好きだったので、文鳥?十姉妹?飼っていて、卵から雛が生まれる様を見たことがあったのを思い出した。
    巣から落ちた雛を世話したこともあったような(父がしていたのだが)・・・ので、情景がありありと想像できた。

    人って、いきなり老人にはならないわけで、何十年生きている間には、いろんな経験をしているのだが、子供のころってそういうのを想像するのが難しい。
    離れて暮らしていた祖母が、私が高校生くらいの時、十日くらい家に来ていたことがあった。どう接したらいいか分からなくて、そっけなくしたなあ~

    なんていうことを、いろいろ思い出させてくれた小説だった。

  • 一羽の鳥がさまざまな人の人生と関わっていく物語。

  • 「すみれとひばりは永遠の仲間です。必ずや生涯、よき友でいられるでしょう。」この言葉がそうであったという確信が最後にできたことが、よかった。

    リボンが次々に出会う人の中で、大切な存在になっていく様子や、リボンのいる場所で人とのつながりができたり、年月の流れとともにさまざまな物語が味わえた。

  • 主人公と祖母のすみれちゃんと、一羽のオカメインコ「リボン」の物語から始まり、リボンと様々な人生を歩む人々との出会いを描く。

    終盤のすみれちゃんの過去の話は、ちょっと急すぎてついていけなかったけれど、全体的には温かくて良い小説だったと思いました。

  • 物語の中で亡くなる方が多くて、悲しくもあるんだけど暖かい内容。
    旅立つ人から残される人へ向けての想いや思い出が、切なく優しい。

  • 清らかな本だった。

  • 愛鳥家の老婆と少女によって「リボン」と名付けられ、愛情をもって卵から育てられたオカメインコがたどる物語。めぐり合った人々に元気と勇気を与える物語であるとともに、飼い主たちの清々しい生き方が描かれている。じんわりと心に沁みる作品。

  • 「リボン」を通して人と人との繋がりの大切さ、広さを感じる物語
    良い話だな~と思える優しい話

著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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