真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者 (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-8)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591145128

感想・レビュー・書評

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  • 続きが気になったので購入。これで一応シリーズ最終巻かな?
    結構引っ張った割にハハがのぞみんの父親のことをひた隠しにする理由が全然共感出来ずなんだそりゃ?と思ったり。大体なんであんなに養女の件に拒否反応を示したのやら。だったらDNA鑑定もきちんと結果を出してはっきりさせちゃえば良かったのに。本当にイミフメイだ。大体、あちらの家と関わりを持たせたくないならそもそも認知なんかさせるべきでは無かったのではなかろうかと。ミワコさんと榊さんと樹さんの関係もイマイチピンと来なかったなぁ~ なんか後から設定が怒涛のように追加され今更、金持ちの家の子でした~みたいに言われても… だったらあんたたち子供の面倒見ろよ、他人に押し付けてんなよとちょっとイラっとしたり。母親も自分の嘘がばれた辺りで娘をパン屋に預けっぱなしという辺りに良心の呵責を覚えなかったんだろうか?まあ…そんなの覚える人だったら最初から人に押し付けないか。

    親子というのは子供が生まれた時ではなく触れ合った時間により親子になるんだ、という話をなんとなく思いだしました。結局のぞみちゃんは母親の事がわからないままなんだろうな。いや、あの母親が何を考えて行動しているのか読んでいるこちらもイミフメイでしたが。私は愛せないから愛してくれる環境に子供を託したのよドヤァって感じなんだろうか。それ、愛してるっていうのか(笑)そして病気になったけどこれ以上娘には苦労をかけられないから一人寂しく世を去るワタシ…健気…みたいになんか悲劇のヒロイン演じてないか?とちょっと引きました。いやぁ、今更そんなの気取られてもはぁ…と醒めてしまうというか、今までの好き勝手が帳消しになるわけでもないし。のぞみ父も俺が父親だ、とドヤ顔するなら養育費ぐらい出せよ… 今赤の他人の家に娘は下宿してるんだぜ?大体生活費とかどうしてるんだ、彼女は…とか色々ツッコミを入れたくなりました。

    シリーズ後半になって言葉が通じない人達ばかりが出てきてそれもちょっとんん?と思いました。従姉妹もそうだし腹話術の彼もそうだし母親がまあその筆頭だし。圧倒的コミュニケーション不足。大体樹さんもハハも何故、どうしてのぞみちゃんにこういう行動を取ってほしくないのかきちんと説明するべき。具体的に説明もせず、生活の面倒も見ず判断に関してだけアレはダメと言われてもじゃああんたたちが解決してくれるのか?というとそうでもないし。うん、これはダメな大人の典型だよなぁ…

    というわけで自分のことしか考えてない人達ばかりが最後怒涛のように出現して大分疲れました。結局好き勝手やってる奴が勝手な行動ばかりしてその尻ぬぐいを押し付けられた人が仕方ないな、と片していくというパターン。特に従姉妹はヒドイよなぁ…。母親も大概だけど。こだま母も考えてみればちょっと無いしな。

    パンが好きなヤツに悪い奴は居ない、を地で行くシリーズだったのでしょうが… 悪い奴じゃないなら人様に迷惑かけまくってもいいのだろうか… のぞみちゃんの受験が他人事ながら結構心配になるレベルでしたよ…

  • シリーズで最低のつまらなさ。

    希実の父親とされる人物が登場し、父方の実家のお家騒動に巻き込まれる。
    そして、父母や美和子との関わりや出生の秘密も明らかになる…

    500ページもある待ちに待った続編で、出生の秘密も明らかになる割にはとてもつまらない。

    盛り上がらない父母の昔話を延々と説明されるのがほんとにキツかった。
    父母、叔父、美和子って、ホントはどんな性格なのかわからず、魅力もなく、共感も出来ない。

    こういうライトな小説はキャラ命なのに、全く人物が動いてない感じなんだよな〜。

    ついでに、前作までのこのパン食いてぇ〜もなくて、普通の小説以下の読んで損したレベルです。

    好きなシリーズだけに次作は挽回を期待します。

  • 残念すぎる。
    無駄に長いし、心情も同じことの繰り返しでくどいし、過去にさかのぼったりとか今回は読みにくかった。
    大好きシリーズなのに残念。

著者プロフィール

1975年、岐阜県生まれ。2005年に「ゆくとし くるとし」で第9回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー。『真夜中のパン屋さん』で注目を集める。

「2019年 『路地裏のほたる食堂 3つの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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