真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者 (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-8)
- ポプラ社 (2016年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591145128
感想・レビュー・書評
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そうだった。ここのパンはハード系だった。
500ページ超、この厚さにひるみ、後回しにしていたせいもあるけれど、
前作からずいぶん時間が経ち、すっかり忘れていました。
希実の出生の秘密がメインなので仕方ないけれど、重かったです。
特に、希実が今までずっと我慢して飲み込んでいた言葉を、
母にぶつけてしまう場面は辛かった…。
どんな境遇にあっても、子供はみな望まれて生まれてきたのだと言われたいですよね。
それでどれだけ救われることか…。
いつも和ませてくれるソフィアと、こだまの出番が少なかったのが残念。
それと、班目はもっと変な人でいてくれないと!(笑)
今回のパンは、いつになく複雑な味がしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ5作目。
今回は美和子の幼なじみとされる怪しい男。
彼を中心に起こる騒動。
希実の父親と家系の問題。
ブランジェリークレバヤシの危機。
そして終盤には…。
ページ数に比例して内容の濃い1冊でした。
次から起こる事件と謎が畳みかけるように。
次で最終巻。楽しみに読もうと思います。 -
シリーズ5作目。
面白いんだけど、好きなんだけど、560頁超もあり色々てんこ盛りすぎて冗長な感じがした。
本作では、律子や美和子やその周辺の人々の過去が次々と明かされていく。その過程で、希実がお家騒動に巻き込まれてんやわんや、というストーリー。希実の本当の父親は誰なのか、最後まで読むと明らかになる。
みんな、希実のことを大事に思ってるのが分かってほっこり。 -
相変わらず突拍子も無い人物が出てきたなあ、榊氏。
手品のために白い鳩常備してんのかな?
希実が病気の母との対面で、しめっぽくならなくてほんとよかった。
ちゃんと自分の気持ちをところどころでぶつけることができてほんとよかった。
幼少期の思い出をあっさり許せるような人間でないから、主人公として人間的で共感できる。
暮林さんの静かにキレるとことか、ヒロキの心配性やナイーブな優しさに癒される。。。パンケーキ食べたい。。。 -
真夜中に開店する不思議なパン屋「ブランジェリークレバヤシ」に、手から白いハトを出す怪しげな中年男が現れる。それが店を揺るがす大騒動の幕開けだった。一方、母親と久しぶりの対面を果たした希実だったが、その隣にいたのは実に意外な人物で…。人気シリーズ第5弾!!
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間が空きすぎて少々登場人物のキャラクターを忘れつつあったものの、やはり面白かった。大人になってきた(ならざるを得なかった)主人公の思いと周りの方の優しさはほっこり…次作はどうなるのか楽しみ
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・もう5巻か・・・
・新キャラが出張っててソフィアさん贔屓の読者としてはちっとさびしい
・希実ちゃんの出生ネタからの、母との永遠の別れ
・家族による良くも悪くも束縛をテーマにここまで続いたシリーズなので次巻どうするんやろ -
ここまでの長~いお話読み続けてやっと最終回。それにしても降った湧いたようなシンデレラ的展開と母のやんちゃ時代の交友関係など、終わってみたらドタバタに過ぎない茶番劇。大団円というよりも辻褄合わせみたい。
最初のころのワクワク感あまり感じませんでした。 -
面白いっちゃ面白いんだけど、「真夜中のパン屋」の設定の意味がだんだん薄れてきてる感があって、なんか残念だなぁ~。。。