死にたいままで生きています。

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著者 : 咲セリ
  • ポプラ社 (2015年5月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591145203

死にたいままで生きています。の感想・レビュー・書評

  • この人の境遇で、ここまで立ち直ってこれたというのはすごいことだと思う。文章も、想像していたよりも、簡潔で読みやすかった。

  • わたし、この人を知ったのは、別にEテレを見てたわけじゃなく、この人のブログを数ヶ月前に読んでたからです。「黒猫牧場」っていう、黒猫ばっかり飼ってる人なんだけど、その中の8女のみつきちゃんが6月の末に亡くなっちゃったんだよね。そのみつきちゃんって猫は野良猫時代に人間に腰から下に火を付けられて火傷でぐじゃぐじゃな状態で保護された猫でした。あ、保護したのはこの人ではなく別の人だったんだけどね。保護して1年以上して容態も安定してきたので里親募集したんだけどなかなか決まらず、その中で手を挙げた人がこの人だったんです。で、まさかこんなに早く死んでしまうとは思ってもみなかったんだけど、前の保護主もそうだけど、この人も「すごいなー」ってほど愛情を注いで育ててて。その人が本を出したというのでちょっと読んでみたくなったというわけ。「死にたいままで生きています。」という本の題名は、まさにわたしがそう思いながら今を生きてるからさ。まぁ、この件についてはこれ以上は言わない。だいたい何を言われても「死にたい」と思っていることに変わりはないし、巷で「死にたいと思っている人は実は生きたいと思っていることの裏返し」とか言われてるけど、これ言われるとわたしは逆上します。まぁそんなことはどうでもいいことなんだけど。
    しかし、この本は看板に偽りありで、今、この時点でこの人は「死にたいままで生きている」ってことはないように思える。少なくとも今のわたしは「産んでくれてありがとう」などとは微塵も思ってないので。わたしとしては「死にたいと思いつつ仕方なく生きてる人」はわたし以外でどういう風に誤魔化して生きてるんだろうって知りたかったんだけど、そういう意味では全然参考にはならなかった。ただ、この人、これまで凄い壮絶な人生だったみたいです。親から愛されなかった、罵倒され続けた、一方の親も自分の味方になってくれなかった、というのが根本的な原因のようだけども。まぁ出会ったダンナがこれまたすごい献身的な人なんだけども、でもこれを読んで「ああ~、わたしの彼女も同じだったよね(過去形ではないかも)」と思ったりもした。最後はのろけました。

  • 波乱万丈の青春時代。孤独で可哀想。
    父親の浴びせた言葉はあまりに酷い。
    幼少期に受けた傷は大人になっても簡単には癒える事はない。
    私もメンタルやられてて、クリニック選びには苦労したと同感です。
    力強く生きなければいけないと思わされる。

  • 生きるって大変だよね。今は、大丈夫って言える。

  • 自分と重ね合わせて何度も涙しました。
    ご主人の存在がとても大きいのだなと感じましたが、表紙に自分の笑顔の写真を載せた著者の持つ強さを感じずにはいられませんでした。

  • 著書を読んだとき、飯島愛さんの「プラトニック・セックス」と似通った過去や経緯があり、色々と重なった。
    援交、風俗、メンヘラ、性依存。一見敬遠されがちな遍歴の持ち主だけれど、このような環境で育ったら、誰しもが少なからずこういう道を歩まずにいられなくなると思う。

    幼い頃に親に「否定」や「拒絶」や「ないがしろ」にされたトラウマが、「自分は残念でダメな人間」「こんな自分は愛される資格がない」「こんな自分には不幸がお似合いで幸せは不釣り合い」「自分はいらない人間」「どうせ…ほらやっぱり」という自己否定の呪いを自分でかけてしまう。

    自己否定感が、精神的にも肉体的にもどれほどの異常をきたしてしまうか、それは私も経験しているので痛いほどによく解った。

    うつの患者は皆、自己否定感に潰されてしまっているから、「消えてなくなりたい」と思って生きている。治療で良くなってきていても、うつ状態から抜け出せないのは、「生きたい」と思えないから。

    ダメな自分も全て肯定して認めて赦してあげて、「産んでくれてありがとう」と思えたらきっと変われるのだろうな。

    心屋仁之助さんの著書を読んだ後だったことも関係し、あたらめて、世界中の誰よりも、自分自身を肯定してあげて、自分の個性を愛してあげて、自分の身体を労わって、自分を大切にしてあげて、自己否定感を拭い去ることが重要なのか、よく解った。

    セリさん固有の素晴らしさが「ある」ように、ダメだと思っていた自分にも、ちゃんと固有の素晴らしさは「ある」のだと再確認できた。

  • 文章が優しい構成ですんなりと読めた
    内容は自分の経験とも重なる部分、
    共感できる部分もあり
    読んでいて涙が出てきた。
    死にたいままでも、私もとりあえず
    このまま、生きようと思えた。

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