東京23話

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著者 : 山内マリコ
  • ポプラ社 (2015年8月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591146118

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東京23話の感想・レビュー・書評

  • 東京23区を擬人化とは、発想が斬新!新聞連載ということで一話一話が短いながらよくまとまっており、とても読み易かった。それぞれの区の特徴を実にうまく捉えており、あ、この区ってこんな顔も持っていたのか…と今更ながら知ることが出来た。区の歴史、印象に残る人物や出来事など語られるテーマは様々で、読み進めるにつれ、「〇〇区なら、このネタかな?」と予想してみたり。意外なところを持ってきたな!と、予想を裏切られるのもまた楽しかったりして。
    中野区(ブロードウェイ)、板橋区(高島平団地)など、ああなるほどねというところから、練馬区(大泉サロン)杉並区(石井桃子)と、あえてそこを取り上げてくれるのねという嬉しさ、豊島区(ハヤフサヒデト)、荒川区(岩淵水門)など、今回初めて知ることもあり、改めて東京の面白さを知ることが出来た気がする。番外編の武蔵野市、東京の誕生も興味深く読みました。
    ユーモラスな語り口ながら、そこはかとなく漂うノスタルジー。それが胸をぎゅっと締め付けて、時々じわっとくる。過去を懐かしみながらも未来に思いを馳せるそれぞれの区の想い。今度上京する時には、区のつぶやきに耳を傾けてみようと思う。

  • 街は、とってもおしゃべり。
    東京23区それぞれが、自身の歴史や街の様子、そこで生まれた悲喜こもごものドラマを「自分語り」する小説集。 お堅い学級委員タイプの千代田区が、ザ・ビートルズが来日した時の思い出を振り返ったり、イマドキの女子高生風の渋谷区が、恋文横丁の甘酸っぱい成り立ちを語ったり……。 思わずくすりとさせられたり、時にはほろりとさせられたりする物語を、23区+武蔵野市+東京都の全25話収録。 巻末に区のイラストと著者によるユーモア溢れる解説も収録し、小説集としてはもちろん、お散歩本としても楽しめる。 東京在住の人はもちろんのこと、そうでない人にも、東京の新旧の魅力をお伝えする一冊。

    * 「なにしろわたし、千代田区なもんですから。スクエアな考え方しかできないんです。だからビートルズに武道館を使わせるのには反対でしたよ」(千代田区) 「ほら、ぶっちゃけあたしって谷じゃん? 銀座線とか超ヤバくて、地下鉄なのに地上三階に到着すんの。あたしどんだけ高低差あんの、みたいな。キャハハ!」(渋谷区) 「井伏鱒二の荻窪の家に、可憐な女性が訪ねてきたのは、昭和十四年ごろのことでした。真摯な勉強家で、志のある職業人で、子どもたちのために身を捧げるこの女性を、わたしはすぐに好きになりました」(杉並区)  (本文より抜粋) *

    ジェーン・スーさん推薦!! 『わかる…!! 23区がしゃべり出したら、絶対こんな感じ』 ジェーン・スー(文京区出身)

  • 東京23区を擬人化させ、各々が自分の街について物語るお話たち。新しい。これなかなか面白かったです。わたしは区民ではなく、武蔵野に縁があるのでおまけで武蔵野市が入ってたのはちょっと嬉しかったな。
    ビートルズがいたあの頃を知っている千代田区からはじまり、もし街が話したらこんな口調だろうなって感じでぺちゃくちゃおしゃべりをはじめるのです。台東区や足立区がたけしについて語ったり、年々増える新宿区の高層ビルたち、しょこたんラブな中野区や、インド人がたくさん住む江戸川区は笑えた。

    ひとつひとつが短いので読みやすいのもよかった。

  • なにこれ面白い!東京都民ならもっと楽しめるのになぁ。

  • 楽しい~
    いろいろ縁のある区があって
    読んでいて楽しい!

  • 東京都民なら、あー!となるのかな。擬人化、歴史。
    2017.08.02

  • 23区と武蔵野市と東京都。それぞれが一人称で自分自身や所縁のある人物、場所、歴史について語る。
    上京して10年以上たつ(いまは神奈川県住み)けど知らない場所が多くて、へえ〜と思うことが多かった。
    台東区、墨田区、大田区、豊島区、東京都の話が特に好き。
    さっぱり東京のことを知らないとあんまり楽しくないかもしれないな。

  • 東京23区を擬人化して、
    それぞれの区ごとに、その思いの丈?を語らせた、
    23話+おまけ2話の、エッセイ調の短編集です。

    現在から、過去の古き善き時代を振り返る体で、
    主に戦後復興期~高度成長期~バブル期の様子が、
    小気味よく語られています。

    個人的には、在住の大田区羽田のご近所にある、
    穴守稲荷の昔の大鳥居のお話から入りましたが、
    どのお話も、雑学ぽくって、面白く読めました。

    巻末の、2015年8月のあとがきには、
    「あっという間に古くなってしまう描写が
     多々あるんだろうな」と書かれていますが…、

    まさか、そのちょうど1年後に都知事が変わり、
    さらに、豊洲市場への移転が延期になるなんて、
    まったくもって、ビックリでそぅね!?

    本作品の元ネタは、新聞の連載企画でしたが、
    それぞれの区の歴史の一端が、雑学となって、
    それぞれの区に愛着のよぅなものも感じます。

    これでは物足りない方もおられるでそぅが、
    ボクは、この手の企画本、結構、好きです。
    なので、評価は、ちびっとだけ甘めですね。

  • 小冊子にかいた短編を集めた本。思い入れのある区だけ読んだ。

  • 図書館で借りたもの。

    東京23区(と武蔵野市と東京都)が語り手。
    それぞれが短いから読みやすいけど、少し物足りなさも感じた。
    東京の歴史を知ることができた。

  • 東京で生まれ育ったけど、知らないことが沢山あって面白かった。
    北区の旧古河庭園に行ってみたい。練馬区の大泉サロン…。なんて素敵なことがあったんだ、と。

  • 東京23区が、それぞれに自分の区を語る物語。
    名古屋16話とは、少し違う組み立てですが、
    どちらも、区の紹介物語ですね。
    東京23区は、歴史も学べてなかなか興味深かったです。

  • 東京、かわゆす。
    しかしサンシャインが巣鴨プリズン跡地とは知らなかった‼︎

  • 東京遠足したくなる。

  • まず読み始める前に23区を全部書き出せるかやってみたら、自分は3つの区が出てこなかった。
    結構行っていたりするのに思い出せなくて、その区に悪いことしちゃった。

    「ここは退屈迎えに来て」を読んだばかりで、それは自分には面白くなかったので、この作家さんの本かあ…とちょっと思ったのだが、本作は面白かった。
    東京生まれ東京育ちの作家さんにではなく、東京に住んでたった8年の作家さんに書いてくれと頼んだ東京新聞も随分と思い切ったことをしたものだなとも思うが、東京のスピーディな変容っぷりを考えると、別にそれでも、かえって良かったのかもしれない。
    2015年2月までの連載をまとめて8月に発行されたものだが、その間の4月に変更になったことがちゃんと新しい名称で書かれていて感心した。
    しかし著者もおっしゃっているが、もうこの中に書かれていることと違ってしまっている事象もあるだろう。
    常にめまぐるしく変わって行く東京を書くというのはそれだけ難しいと思う。

    渋谷区と中野区の語り口が面白くて好き。

  • 東京23区が一人称で自らの区のことを紹介します。
    生まれた時から東京に住んでる生粋の都民ですが、自分の区のことは知っていても他の区は未知の世界なこともあり笑。
    初めて知ったことも多くてなんか新鮮だった。
    どんどん、変わっていく東京。
    東京オリンピックが開催されるし、また進化しそうですが楽しみ!
    おもしろく読み終えました◎

  • 23区がそれぞれ擬人化されて、語っていくおはなし。
    知ってる街は「ああわかるわかる!」と共感できる部分多数。
    知らないエピソードもあり、楽しめた。
    東京都民だから楽しめた?かもしれない。

  • 東京23区を擬人化して一人称で書いたエッセイ という設定がまず、すごいですね。
    区がしゃべるんですよ、しかも自分の各区の名所などをユーモアたっぷりに紹介してるのです。
    面白かったです。

  • 図書館より。

    読みたかった!さらりと読了。
    東京23区に縁はなかったけど、憧れがあったから面白く読むことが出来た。
    巻末の付録片手に東京散策してみたい。

  • 新聞の連載を母が勧めていたのを思い出して。まとめて読むより、ひとつだけの時の印象の方が強くて、良かった理由がわかると書評書ける人になれるんだろうなあ。

  • 23区それぞれのエピソード的な話をもとにした短編集。

    ウ~~ム(?)

  • 東京23区を主人公に一人称で書かれたエッセイ。試みとしては面白いなと思った。著者云々というより、この着想だけで8割方成功している作品。

  • 東京23区の名所などを紹介。吉川トリコさんの名古屋16話と同時リリースのカップリング作品だけど内容的な関連性はない。
    東都三ツ俣の図にスカイツリーみたいなのが描かれているというミステリアスなネタなど、その区にまつわるエピソードが愉しめた。

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