東京23話

  • 472人登録
  • 3.14評価
    • (4)
    • (26)
    • (51)
    • (12)
    • (4)
  • 39レビュー
著者 : 山内マリコ
  • ポプラ社 (2015年8月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591146118

東京23話の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 東京23区を擬人化とは、発想が斬新!新聞連載ということで一話一話が短いながらよくまとまっており、とても読み易かった。それぞれの区の特徴を実にうまく捉えており、あ、この区ってこんな顔も持っていたのか…と今更ながら知ることが出来た。区の歴史、印象に残る人物や出来事など語られるテーマは様々で、読み進めるにつれ、「〇〇区なら、このネタかな?」と予想してみたり。意外なところを持ってきたな!と、予想を裏切られるのもまた楽しかったりして。
    中野区(ブロードウェイ)、板橋区(高島平団地)など、ああなるほどねというところから、練馬区(大泉サロン)杉並区(石井桃子)と、あえてそこを取り上げてくれるのねという嬉しさ、豊島区(ハヤフサヒデト)、荒川区(岩淵水門)など、今回初めて知ることもあり、改めて東京の面白さを知ることが出来た気がする。番外編の武蔵野市、東京の誕生も興味深く読みました。
    ユーモラスな語り口ながら、そこはかとなく漂うノスタルジー。それが胸をぎゅっと締め付けて、時々じわっとくる。過去を懐かしみながらも未来に思いを馳せるそれぞれの区の想い。今度上京する時には、区のつぶやきに耳を傾けてみようと思う。

  • 街は、とってもおしゃべり。
    東京23区それぞれが、自身の歴史や街の様子、そこで生まれた悲喜こもごものドラマを「自分語り」する小説集。 お堅い学級委員タイプの千代田区が、ザ・ビートルズが来日した時の思い出を振り返ったり、イマドキの女子高生風の渋谷区が、恋文横丁の甘酸っぱい成り立ちを語ったり……。 思わずくすりとさせられたり、時にはほろりとさせられたりする物語を、23区+武蔵野市+東京都の全25話収録。 巻末に区のイラストと著者によるユーモア溢れる解説も収録し、小説集としてはもちろん、お散歩本としても楽しめる。 東京在住の人はもちろんのこと、そうでない人にも、東京の新旧の魅力をお伝えする一冊。

    * 「なにしろわたし、千代田区なもんですから。スクエアな考え方しかできないんです。だからビートルズに武道館を使わせるのには反対でしたよ」(千代田区) 「ほら、ぶっちゃけあたしって谷じゃん? 銀座線とか超ヤバくて、地下鉄なのに地上三階に到着すんの。あたしどんだけ高低差あんの、みたいな。キャハハ!」(渋谷区) 「井伏鱒二の荻窪の家に、可憐な女性が訪ねてきたのは、昭和十四年ごろのことでした。真摯な勉強家で、志のある職業人で、子どもたちのために身を捧げるこの女性を、わたしはすぐに好きになりました」(杉並区)  (本文より抜粋) *

    ジェーン・スーさん推薦!! 『わかる…!! 23区がしゃべり出したら、絶対こんな感じ』 ジェーン・スー(文京区出身)

  • 東京23区を擬人化させ、各々が自分の街について物語るお話たち。新しい。これなかなか面白かったです。わたしは区民ではなく、武蔵野に縁があるのでおまけで武蔵野市が入ってたのはちょっと嬉しかったな。
    ビートルズがいたあの頃を知っている千代田区からはじまり、もし街が話したらこんな口調だろうなって感じでぺちゃくちゃおしゃべりをはじめるのです。台東区や足立区がたけしについて語ったり、年々増える新宿区の高層ビルたち、しょこたんラブな中野区や、インド人がたくさん住む江戸川区は笑えた。

    ひとつひとつが短いので読みやすいのもよかった。

  • なにこれ面白い!東京都民ならもっと楽しめるのになぁ。

  • 楽しい~
    いろいろ縁のある区があって
    読んでいて楽しい!

  • 東京都民なら、あー!となるのかな。擬人化、歴史。
    2017.08.02

  • 23区と武蔵野市と東京都。それぞれが一人称で自分自身や所縁のある人物、場所、歴史について語る。
    上京して10年以上たつ(いまは神奈川県住み)けど知らない場所が多くて、へえ〜と思うことが多かった。
    台東区、墨田区、大田区、豊島区、東京都の話が特に好き。
    さっぱり東京のことを知らないとあんまり楽しくないかもしれないな。

  • 東京23区を擬人化して、
    それぞれの区ごとに、その思いの丈?を語らせた、
    23話+おまけ2話の、エッセイ調の短編集です。

    現在から、過去の古き善き時代を振り返る体で、
    主に戦後復興期~高度成長期~バブル期の様子が、
    小気味よく語られています。

    個人的には、在住の大田区羽田のご近所にある、
    穴守稲荷の昔の大鳥居のお話から入りましたが、
    どのお話も、雑学ぽくって、面白く読めました。

    巻末の、2015年8月のあとがきには、
    「あっという間に古くなってしまう描写が
     多々あるんだろうな」と書かれていますが…、

    まさか、そのちょうど1年後に都知事が変わり、
    さらに、豊洲市場への移転が延期になるなんて、
    まったくもって、ビックリでそぅね!?

    本作品の元ネタは、新聞の連載企画でしたが、
    それぞれの区の歴史の一端が、雑学となって、
    それぞれの区に愛着のよぅなものも感じます。

    これでは物足りない方もおられるでそぅが、
    ボクは、この手の企画本、結構、好きです。
    なので、評価は、ちびっとだけ甘めですね。

  • 小冊子にかいた短編を集めた本。思い入れのある区だけ読んだ。

  • 読みやすい

全39件中 1 - 10件を表示

山内マリコの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮下 奈都
米澤 穂信
又吉 直樹
湊 かなえ
山内 マリコ
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

東京23話に関連する談話室の質問

東京23話を本棚に登録しているひと

東京23話を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

東京23話を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする