言葉を武器に変えて (きみが世界を変えるなら)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591146484

感想・レビュー・書評

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  • この本子供にしっかり届いているだろうか。内容的な事じゃなくて、本当に必要な子の手に届いているだろうかという心配です。
    この子供向けの本を読んで去来したのは、数十年前に苦しんでいた自分の姿でした。友達が出来ない、いやだと言えない、本当にやりたい事を口に出せない。そんな時代の苦しい心を思い出しました。当時の自分に当てはまる出来事を例として出されて、君は今こんな風に思っていないかい?と優しく問い掛けられる。こんな本を当時読むことが出来たら、と心底思いました。
    そして、今この本を手にするべき子供たちが、この本を手に取る機会がどれだけあるのだろうかという事。悩んでいる子にひとりひとり手渡したいくらい素晴らしい本です。
    言葉に出して色々な人に伝える事によって、少しずつ周囲の状況を変えていく事が出来る。これは子供にはとても難しい事です。でもこうして読んでいると、この本で背中を押される子供沢山いると思います。読む機会さえあれば・・・。
    ちなみにこれを読んだ夜、自分の昔の事を思い出して悶々として眠れなくなりました。自分の中の何かを掘り起こされてしまったんでしょうね。
    学校、図書館の職員の方々、これはとてもいい本です。是非悩める少年少女たちに勧めてください。

  • 子供の頃に出逢いたかった。そして、あと数年したら子供と読みたいと思いました。小学校低学年でも読みやすいのではないかな。

    悩みを抱えた子供たちへ、それぞれのケースにロールモデルとなるような人たちを紹介しながら、どう乗り越えたかを教えてくれます。

    思ってるだけでは何も変えられない。言葉に出して、発信して、伝える。それが、言葉を武器に変えるということ。具体的に言葉が武器となって、夢を叶えた人々の物語には本当に勇気づけられます。

    どうか、悩める子供たちにこの本が届きますようにと祈らずにはいられません。

  • 小中学校の図書室に絶対置いて欲しい本
    困ってる子、ひとりぼっちの子が
    この本に出会えてほしい。

  • 小学生高学年くらいになったら、息子に進めたい本。わかりやすい言葉で勇気をくれる。

  • 滝川市立図書館 司書 深村清美

  • さらさらっと。
    振り仮名たくさん。

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著者プロフィール

1977(昭和52)年、東京生れ。国内外の文化、歴史、医療などをテーマに取材、執筆活動を行っている。ノンフィクション作品に『物乞う仏陀』『神の棄てた裸体』『絶対貧困』『遺体』『浮浪児1945-』『「鬼畜」の家』『43回の殺意』『本当の貧困の話をしよう』『こどもホスピスの奇跡』など多数。また、小説や児童書も手掛けている。

「2022年 『ルポ 自助2020-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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