- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591146828
作品紹介・あらすじ
子どもたちが初めて出会い、本当の友達、本物の仲間となっていく喜び、チームでものを作る楽しさが、ヴィヴィッドに描かれた物語。
手作り壁新聞の魅力が、今の時代だからこそ新鮮に伝わります。
高楼方子の貴重なリアリズム長編。
●あらすじ
9月のある土曜日の朝、5年生の転校生、モカとモモ、そして4年生のカンタは、偶然出会った。
それまで存在することすら知らなかった三人なのに、その日のお昼まえには、児童館の掲示板の壁新聞「モモモ館」づくりに夢中になっていた。
新聞づくりを通して、3人は、思いがけず、替え玉作戦やどろぼう事件に関わることになり、さらにリッくんとコータという仲間も増え……。
本物の仲間に出会った子どもたちの輝くような日々が続いていきます。
感想・レビュー・書評
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時々、小5の息子がクラスのお友だちと新聞を作っているので、その姿と重ね合わせながら読み進めた。
登場する子どもたちだけでなく、大人も素敵。少しファンタジーの要素もあって、児童書の王道をいっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とてもおもしろいし、ながいほんなのでよめないと、おもっていたけどよみはじめたらおもしろかったです。
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「9月のある土曜日の朝、5年生の転校生、モカとモモ、そして4年生のカンタは、偶然出会った。
それまで存在することすら知らなかった三人なのに、その日のお昼まえには、児童館の掲示板の壁新聞「モモモ館」づくりに夢中になっていた。
新聞づくりを通して、3人は、思いがけず、替え玉作戦やどろぼう事件に関わることになり、さらにリッくんとコータという仲間も増え……。
本物の仲間に出会った子どもたちの輝くような日々が続いていきます。」 -
おもしろくて一気に読んだ。ドキドキしちゃって、とちゅうでやめられないから、時間があるときに読んだ方がいい。
特にかえ玉作戦がおもしろかったけど、ちゃんと本当のことを打ち明けたのがよかった。
それから、いろいろなことが関係しあっているのが最後にわかって、すごくびっくりした。
ぼくもモモモ館に参加して、一緒に新聞を書きたい!(小5) -
大伯母さんが出てくるあたりから、さらに面白くなった。子どもたちを受け入れてくれる大人たちの存在がうれしい。大伯父さんとお頭は同一人物か?と思ったら違った。
リッくんが描いた絵を見てみたい。児童館で採用したキャラクター、報酬をなんらかの形であげてほしい。
それにしても、家と家の窓のデザインの壁新聞。毎回作るのは大変だろうなあと思うけれど、それを大変と思わず楽しいと感じているところがいいなあ。 -
モカ、モモ、カンタがモモモ館をつくるときに次々とアイデアが出て来るのが良かったです‼️
また、替え玉さくせんも面白かったです。
一番リッくんのはがきがいいアイデアだとおもいます。
わざわざ替え玉をして葉書をかいたのがおもしろい -
お友達と共に何かを作る喜び、楽しさを思い出しました。
大人でも子供でも夢中で何かに取り組むのって楽しいですよね。 -
偶然出会った小学生三人が始めた壁新聞作り。
なんとも楽しいお話。友達と一緒に何かをする楽しさ、地から足が少しだけ浮いたような不思議さ、子どもたちの秘密と見守る大人、思いも寄らない展開。どれも物語の魅力を高めて堪能させてくれます。