ニレの木広場のモモモ館 (ノベルズ・エクスプレス 30)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 183
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591146828

作品紹介・あらすじ

子どもたちが初めて出会い、本当の友達、本物の仲間となっていく喜び、チームでものを作る楽しさが、ヴィヴィッドに描かれた物語。
手作り壁新聞の魅力が、今の時代だからこそ新鮮に伝わります。
高楼方子の貴重なリアリズム長編。

●あらすじ
9月のある土曜日の朝、5年生の転校生、モカとモモ、そして4年生のカンタは、偶然出会った。
それまで存在することすら知らなかった三人なのに、その日のお昼まえには、児童館の掲示板の壁新聞「モモモ館」づくりに夢中になっていた。
新聞づくりを通して、3人は、思いがけず、替え玉作戦やどろぼう事件に関わることになり、さらにリッくんとコータという仲間も増え……。
本物の仲間に出会った子どもたちの輝くような日々が続いていきます。

感想・レビュー・書評

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  • 時々、小5の息子がクラスのお友だちと新聞を作っているので、その姿と重ね合わせながら読み進めた。

    登場する子どもたちだけでなく、大人も素敵。少しファンタジーの要素もあって、児童書の王道をいっている。

  • とてもおもしろいし、ながいほんなのでよめないと、おもっていたけどよみはじめたらおもしろかったです。

  • やっぱ高楼さんのおはなしはいいですねー。
    壁新聞作成に夢中になる子どもたちが微笑ましく、
    読んでる間、ほおが緩みっぱなしでした。
    この町探検!ってな感じでしょうか。
    バスのおじいさんの正体にはビックリ。
    そーくるかあっという感じ。
    まんまる画家さんにもすっかりだまされました。
    ニレの木違いで始まった縁。
    いい出会いを重ねてるなあっとしみじみ羨ましくなる一冊。

  • 「9月のある土曜日の朝、5年生の転校生、モカとモモ、そして4年生のカンタは、偶然出会った。
    それまで存在することすら知らなかった三人なのに、その日のお昼まえには、児童館の掲示板の壁新聞「モモモ館」づくりに夢中になっていた。
    新聞づくりを通して、3人は、思いがけず、替え玉作戦やどろぼう事件に関わることになり、さらにリッくんとコータという仲間も増え……。
    本物の仲間に出会った子どもたちの輝くような日々が続いていきます。」

  • おもしろくて一気に読んだ。ドキドキしちゃって、とちゅうでやめられないから、時間があるときに読んだ方がいい。
    特にかえ玉作戦がおもしろかったけど、ちゃんと本当のことを打ち明けたのがよかった。
    それから、いろいろなことが関係しあっているのが最後にわかって、すごくびっくりした。
    ぼくもモモモ館に参加して、一緒に新聞を書きたい!(小5)

  • 大伯母さんが出てくるあたりから、さらに面白くなった。子どもたちを受け入れてくれる大人たちの存在がうれしい。大伯父さんとお頭は同一人物か?と思ったら違った。
    リッくんが描いた絵を見てみたい。児童館で採用したキャラクター、報酬をなんらかの形であげてほしい。
    それにしても、家と家の窓のデザインの壁新聞。毎回作るのは大変だろうなあと思うけれど、それを大変と思わず楽しいと感じているところがいいなあ。

  • モカ、モモ、カンタがモモモ館をつくるときに次々とアイデアが出て来るのが良かったです‼️
    また、替え玉さくせんも面白かったです。
    一番リッくんのはがきがいいアイデアだとおもいます。
    わざわざ替え玉をして葉書をかいたのがおもしろい

  • お友達と共に何かを作る喜び、楽しさを思い出しました。
    大人でも子供でも夢中で何かに取り組むのって楽しいですよね。

  • 偶然出会った小学生三人が始めた壁新聞作り。
    なんとも楽しいお話。友達と一緒に何かをする楽しさ、地から足が少しだけ浮いたような不思議さ、子どもたちの秘密と見守る大人、思いも寄らない展開。どれも物語の魅力を高めて堪能させてくれます。

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著者プロフィール

高楼方子 函館市生まれ。絵本に『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)「つんつくせんせい」シリーズ(フレーベル館)など。幼年童話に『みどりいろのたね』(福音館書店)、低・中学年向きの作品に、『ねこが見た話』『おーばあちゃんはきらきら』(以上福音館書店)『紳士とオバケ氏』(フレーベル館)『ルゥルゥおはなしして』(岩波書店)「へんてこもり」シリーズ(偕成社)など。高学年向きの作品に『時計坂の家』『十一月の扉』『ココの詩』『緑の模様画』(以上福音館書店)『リリコは眠れない』(あかね書房)『街角には物語が.....』(偕成社)など。翻訳に『小公女』(福音館書店)、エッセイに『記憶の小瓶』(クレヨンハウス)『老嬢物語』(偕成社)がある。『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、『十一月の扉』『おともださにナリマ小』(フレーベル館)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。札幌市在住。

「2021年 『黄色い夏の日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高楼方子の作品

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