コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか (ポプラ新書)

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著者 : 川島良彰
  • ポプラ社 (2015年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591146927

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コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか (ポプラ新書)の感想・レビュー・書評

  • ブルー・ボトル・コーヒーが日本上陸、などのニュースが出ていた頃この本のタイトルと触りを読み、興味があって今般手に取りました。
    川島さんのお名前をよく知らず、西洋至上主義を批判するような内容なのかなと思っていましたが
    コーヒーに対する愛情、現在の日本のコーヒー業界への疑念など
    兎に角コーヒーへの愛情に溢れた本でした。
    今までコーヒーに興味がなかったこともあり、
    日本は世界第4位の消費量を誇るコーヒー大国だということを知りませんでした。


    ミカフェートは知っていたので、プロフィールを見てなるほどと思いましたが、この本を読んで川島さんというのは
    本当に凄まじい人だなと感服しました。

    自分はコーヒーより紅茶派で、その理由は正に
    飲めないほどまずいコーヒーはあるけれど飲めないほどまずい紅茶は無いから。
    普段は勿論、お店に行ってもコーヒーを頼むことはありませんでした。
    苦くて渋いもの、酸っぱいもの、砂糖やミルクを入れないと味がしないもの、まずいもの、そうしたイメージだったからです。

    おわりに に書いてあった通り、この本のお蔭でコーヒーについて知ることができましたし、
    自分は恐らく本当においしいコーヒーを飲んだことがないし、
    是非とも飲んでみたいと思いました。


    コーヒーの抽出の仕方をYoutubeを見て覚えたとか
    売れさえすればいいから抽出器具のメーカーも正しいやり方を教えない
    というエピソードは驚きでした。
    商習慣で、豆の契約をしてくれたら器具を無料貸出というのが普通になっていて、納入される豆は会社任せというのも驚きでしたが
    そんな状況ではこれまでコーヒー豆にこだわろうというお店が出てこなかったのも納得です。

    抽出後20分以内でないと美味しくないという話は、
    確かに以前某ドーナツ屋さんでバイトしていたとき、コーヒーは抽出して30分保温したら全て捨てて新しく入れ直していたことを思い出しました。

    コーヒーはフルーツであるという感覚、確かに今までありませんでした。そう聞けば、鮮度や輸送、保管、パッキングの方法など全てが大切になってくること、容易に理解できました。
    コーヒーといえば麻袋というイメージ、確かに持っていましたが、まさか軽くて安いから、というだけの理由とは。

    焙煎は料理というのもなるほどと思いました。料理の技ももちろん大切ですが、普通なら素材も吟味するでしょう。

    コーヒーの価格が飲食店の格で設定されていて、本当の意味では適性価格ではないのに
    それが普通になってしまっているコーヒー業界にも消費者にも問題があったのだと思います。
    ホテルやレストランで食後のコーヒーにがっかりしたこと、
    確かにあるのですが、そんなものだと思っていましたし、
    だから自分はコーヒーは好きではないのだと思ってもいました。
    酸味と酸化は違うという言葉に、多分自分はそれを混同していただろうと思います。

    欠点豆を取り除くだけで変わるというのは、以前別の本でも読んだことがあります。
    知識がないと、袋で買ってきたらそのまま使えるものだと思いがちです。
    安い豆を買ってまずいまま飲むか、たくさんの欠点豆を取り除くかと、高いけれど欠点豆が入っていない豆を買って飲むかでは
    多分後者の方がいろんな意味でお得なのだと思います。


    何品種も同じ畑で育てていては交雑してしまうし、
    土地に合わない品種を無理に育てても良いものは育ちません。
    知識がなくて「これが◯◯種の苗」と嘘をつかれても信じてしまうというのは
    嘘をつく方がもちろん悪いのですが、知識が無いということの問題を感じます。

    プロジェクトの話で、
    おいしくないコーヒーを可哀想だから買ってあげるというのではなく
    本当に美味... 続きを読む

  • 世界的な「コーヒーハンター」がコーヒーの最新事情を説く一冊。
    著者の川島良彰氏はエルサルバドルの大学に留学し、エルサルバドル国立コーヒー研究所に入所。その後UCCに入社し、ジャマイカやインドネシアなどでコーヒー農園の開発を行った日本人です。
    その川島良彰氏が、昨今話題になっているコンビニコーヒーを解説する。なぜ100円でおいしいコーヒーが提供できるのか。どうしてホテルのコーヒーは1000円もするのにコンビニコーヒーよりもおいしくないのか。おいしいコーヒーはどのようにして栽培され、私達消費者の手元に届くのか。そんな疑問に応える一冊となっています。

  • 著者は上島珈琲の元重役をつとめあげ
    日本のコーヒーを変えたいと一念発起し
    様々な珈琲のプロデュース業をなりわいとして
    今日に至るというのが簡単なプロフィールです。

    要するに元大手の告発本です。

    コンビニコーヒーで何が変わったかというと
    結論は見出せてません。
    ただ商社先導の輸入に一石を投じたのがコンビニコーヒーだということです。

    日本のコーヒーの多くはブレンドという名前をつけて採算から逆算した豆の選定をしています。
    だからこそブルーボトルが流行ったのは豆が1つの種類である事も関係しています。

    でも総合商社を悪者だけにするのは
    あまり賛同できません。
    日本というシステムは
    極論を言えば総合商社の奴隷です。

    奴隷制度だけを批判していい人になるのは……

    ただ日本のコーヒーの歴史が
    元大手のコーヒーマンの
    職歴の自慢と見事に重なっていくのは興味深かった。

  • 今までのコーヒーとは消費者軽視で、たとえ値段が高いコーヒーでも良い豆(新鮮で温度管理が行き届いてる)、挽きたて、淹れたてとは限らなかった。
    それがコンビニコーヒーの襲来で、値段の割に美味しいコーヒーが生まれたということで、コーヒー業界にも変化が起こり始めている(と筆者は期待している)。
    消費者が出す値段に比例して、良いコーヒーを提供する流れを作っていきたいとのこと。

    美味しいコーヒーの挽き方、淹れ方は下記の通り。
    ・欠点豆の少ない鮮度の良い豆を選ぶ
    ・できれば真空パックでないものを選ぶ
    ・豆を買ってきたら、形の悪いなどの欠点豆を全て取り除く(苦味雑味えぐみの原因)
    ・粉よりも豆を選ぶ
    ・必要量のみ購入し、開封後は1週間以内に飲みきる
    ・開封後は密閉容器に移し替え、高温で質を避け冷暗所で保存
    ・豆を挽くのは抽出する直前
    ・挽いた粉を茶こしに入れ、軽く微粉をふるい落とすとなお良い
    ・粗く引くとさっぱりとした味、細かく挽くと濃さが増す
    ・コーヒー豆は計量カップではなく、キッチンスケールなどのばかりで重さを量る
    ・1杯(150ml)20g,2杯で36g,3杯で48g
    ・お湯の温度は85-90度
    ・最初にお湯をさしてコーヒー全体が濡れたら30秒ほど蒸らす
    ・コーヒーメーカーを使う場合は、セットしてスイッチを入れてから10-15秒後、一旦スイッチを切り、30秒後再びスイッチを入れると蒸らしたようになる
    ・コーヒーメーカーの保温機能は使わず、事前に湯煎した保温ポットに入れておく

  • ただ、ひたすら著者の珈琲への愛情、熱が伝わってきました。この想いに共感した人が増えれば、珈琲に対する理解も変わってくるのかもしれません。

  • タイトルに書いてあることが本書のメインではないけど、それは新書のタイトルの定番なので、気にしたらダメ。
    でも、コンビニコーヒーは確かにコーヒーの基準になってしまった。100円よりも高いコーヒー飲んで、セブンイレブンより美味しくなかったらちょっと不機嫌になってしまう自分がいる。
    家で飲むコーヒーも値段と味のバランスを考えながら選ぶようになった。
    こんな風に消費者がコーヒーを選ぶようになれば、筆者の言う通りにワインと同じようになるかもしれない。

  •  不味いコーヒーがなぜ蔓延するのか。10円余分にかければ劇的改善するはずなのに、とは著者の言。
     さらには、コーヒーはワインと同じフルーツに源を発しているというのは意識すべき視座。
     すなわち、ワイン・ソムリエと同じく、コーヒー・ソムリエが居てもいいし、かようなソムリエが評価基準の客観化と更新に意義あるのは当然予想されうる。

     もっとも、アルコール飲料で、夜の似合うワインやウイスキーと、昼の似合うコーヒー・紅茶と完全に同一視はできまい。
     コーヒー豆にウイスキーボトルの如く1〜2万円をかけられる人がどれほどいるか?。少なくとも私は無理だ。

  • 世界的な「コーヒーハンター」がコーヒーの最新事情を説く一冊。
    著者の川島良彰氏はエルサルバドルの大学に留学し、エルサルバドル国立コーヒー研究所に入所。その後UCCに入社し、ジャマイカやインドネシアなどでコーヒー農園の開発を行った日本人です。
    その川島良彰氏が、昨今話題になっているコンビニコーヒーを解説する。なぜ100円でおいしいコーヒーが提供できるのか。どうしてホテルのコーヒーは1000円もするのにコンビニコーヒーよりもおいしくないのか。おいしいコーヒーはどのようにして栽培され、私達消費者の手元に届くのか。そんな疑問に応える一冊となっています。

  • コーヒーを取り巻く世界の状況から日本独特の「コーヒー進化」、そしてコーヒーの美味しい淹れ方まで、世界的な「コーヒーハンター」が、コーヒーの最新事情と奥深き世界を説く。

    仙台でもコーヒー屋が増えてきた。
    コーヒーのイベントも。
    興味深い。

  • 著者の思い入れや経歴は要らない。どんなコーヒーが何故美味しいのか。客観的な根拠、分析が欲しかった。興味あるテーマなのに、解答不十分につき残念。

  • コーヒーは農産物で、生きている者であることを再度思い直した。

  • 2015年10月刊。◆【引用メモ】石脇:コンビニのコーヒーをきっかけにして、もっとコーヒーについて知りたいと思うようになればいい。たとえば、ホテルのコーヒーがまずいと思ったとき、「まずい」と言える人が出てくることも大切です。(p190)◆川島:「料理はおいしいのに、なぜコーヒーはまずいのですか」と、お客さんが言わないと気がつかないかもしれません。たとえば、1杯10円余分に原価を掛ければ格段においしくなることを知れば、シェフたちは出しますよ。いい材料にお金を支払うのは厭わない人たちなんですから。(p193)

  • 川島氏の理想とするコーヒーのサプライチェーンの話。

    彼の言う事によれば、コーヒーはもっと美味しくなる。
    今のコーヒー文化を作ったのは、商売に偏り過ぎた供給者側の問題。

    しかし、商売として考えれば利益は重要な訳で。
    彼の言うとおりにすれば、膨大な原価を投入しなければならない。
    逆にもっと原価投入すれば、無限大に珈琲は美味しくなる。
    という事か。

    3000円のテーブルワインでも、何十万もする高級ワインでも、
    TVショーの格付け番組とかを見るにつけ、
    「良し悪し」「美味しい美味しくない」は分かれるわけで。
    なかなか難しい所である。

    しかし、彼のコーヒーに対する情熱は、絶大なものがあるし、
    コンビニコーヒーが活況を呈する今。
    今後、コーヒーの歴史が変わっていくことは間違いない。

    3-

  • コーヒーはフルーツ。酸味を味わうもの。
    果実はコーヒーチェリーと呼ばれる。
    現在のベンチマークのコンビニコーヒーの原価は12~13%。
    コーヒー店のスペシャリティコーヒーも原価差は10円程度。
    ホテルのコーヒーは1杯ごとに挽いて淹れていない。
    それでいてコンビニの10倍の売価。

    品質のための最低限のこだわり
    1.単一品種栽培
    2.完熟
    3.精選
    4.空輸または定温コンテナ(温度管理しない場合との差は20円/kg)(麻袋は軽くて安いだけの理由)
    5.低湿定温管理
    6.焙煎後の密閉保管

    ブランドにあぐらをかいて品質を二の次にした結果、ブルーマウンテン、コナは神話が崩壊。

  • コーヒーはフルーツだ。ワインもフルーツだ。コーヒーもワインのような市場を本来作れるはずだという主張に感心した。今やコーヒーの味や香りの説明がコンビニコーヒーと比べてどうだということになっているのは驚き。

  • コーヒー飲むとお腹を下す体質だが、コーヒー自体は好き。

    コンビニコーヒーの金額の手軽さから味はそうでもないだろうと敬遠していたが、むしろ他のレストランや、スーパーで購入するコーヒーなどの比較を見るにあたって、試してみたいと思えるようになった。

  • 読みたかった一冊
    近著。
    ブルーボトルコーヒ〜1号店が話題になっていたのは
    最近のことなので、記憶にある方も多いでしょう。

    アメリカでは、「何を今更日本人がさわぐのか?」と。
    アメリカの映画やドラマでもご承知の通り、
    コーヒーメーカーに、作られたコーヒーは保温のまま
    何時間にも渡ってそのまま、、、が普通。
    美味しいコーヒーとは程遠いのが普通でした。

    日本では、コーヒー豆が不足し、原料がなかなか
    輸入できない時代に、コーヒー好きの
    専門店オーナーや焙煎家が、原料を選べない時代
    創意工夫をして以下の美味しいコーヒーを提供するか?に
    日本人らしい探究心で、海外のコーヒーを淹れる技術を
    はるかに押し上げた時代がありました。

    焙煎や、淹れ方で、コーヒーはうまさが変わるんだ
    と豪語する時代でした。
    だから、生産国のコーヒー豆は安ければ安いほどよく
    輸入方法などに豆の良し悪しは関係ないという態度でした。

    筆者は日本人で初めてコーヒー研究所で
    生産から消費まで深い知識を得ました。

    「コーヒーはフルーツ」と、川島は言います。
    お茶やお米野菜と同じで
    より良い製品を生みだすための工夫、
    その商品を劣化しないように、輸送する技術。
    そういったものに目が向けられていませんでした。

    生産する場所一つでも、売れるからこの豆の種類というのではなく
    その場所に一番あった良い豆が生産できる種類
    生産方法の工夫、同じ農園一つでも陽の当たり方で
    収穫時期をかえるなどなど。。。。

    コンビニコーヒーが美味しいのは淹れたてだからです。
    ホテルのコーヒーが美味しくないのは、
    コーヒーをコストでしか見ていないから。
    また日本でのコーヒー業の商売の仕方。
    コーヒーメーカーを無料にし、長く取引する契約を結ぶ
    という古くからの商売の仕方。
    これでは、コーヒーメーカーの手入れなどしない
    美味しくなるわけがありません。。。。



    何も、最高級だけがコーヒーではありません。
    低価格のコーヒー豆といえど、品質を守るために
    できることをしてもキロあたりの費用は20円高くなるだけ。
    美味しいコーヒーはこうしてつくられています。
    あぁ、確かに、、、とうなづけることばかり。

  • 「これは美味しい」と思うコーヒーに出会ったことがこれまでに一度しかなくて、あとは安かろうが高かろうが似たり寄ったりだと思ってたけど、案外間違ってなかったのかも。自分なりの基準値を作るためにも、コンビニコーヒー飲んでみようかな。

  • 久米書店
    2015年10月21日、2刷、並、帯無
    2016年4月30日、伊勢BF

  • 『コンビにコーヒーは、なぜ高級ホテルのコーヒーより美味しいのか?』という疑問は前半のページすらかからず議論が終わる。

    あとは、川島さんのコーヒーへのパッションと、今まで実現したことが書かれていた。著者の他の本を読んでいる場合は内容がかなり被るので少し間を空けて読むくらいがいいかなと思う。笑

    この本では、農業的な側面から見るコーヒー(品種の話は初めてきいた話題も多かった)、コーヒーの輸送の部分での科学を活かした工夫、コンビニコーヒーが作る新たな波と人々のコーヒーの価値観や市場全体に与える影響、そんなところが面白かった。

  • 【2015.12.3読了】

  • いくつかのコーヒー展示会を見て回る中で、スペシャリティコーヒーの扱い(味やキャラクターのあり方など)が、ワインや日本酒のそれを似ているとは感じていた。同様の言及が著者からあったのは嬉しい事。
    本書でフォーカスされているのは主に現代日本のコーヒー文化について。次は少し歴史的な部分について読んでみたい。

  • 1990年代の半ば頃、スターバックスが上陸したのが日本のコーヒー文化におけるサードウェイブだとすると、コンビニで淹れたてコーヒーを提供するようになった今がフォースウエイブと言える。

    1956年、静岡市のコーヒー焙煎卸業の家に生まれ、小学生の頃すでにコーヒー屋になることを決めていた著者の川島良彰氏。

    そんな川島氏をもってしても、コンビニのコーヒーは100円以上の価値はあると、おおいに認めている。

    それはなぜか。

    コンビニコーヒーの原価は1杯あたり12~13円。カフェで出されている1杯500円前後のそれは、10~15円。高級ホテルでは1杯1000円前後もするが、原価はほぼ同じだという。

    しかも、コンビニやカフェは淹れたてを提供しているにもかかわらず、レストランやホテルではたいて淹れてからサーバーに置き、しばらく時間が経ったものを出しているのだ。

    だから、これからがコーヒーを提供する店舗の本当の正念場となるわけだ。


    また、著者はワインや日本酒と同様に、コーヒーの品質基準を明確にし、品質のピラミッドを作る(第3章)ことも提唱している。

    第4章ではJALの機内で提供されているコーヒーの開発物語が熱く語られている。ここは必読。

    著者のコーヒーにかける思いの強さと、日本の飲食業界のコーヒーに対する冷めた扱いの落差に驚いた。

    コーヒー好きな人にはぜひ読んでほしい。

  • コーヒーは奥の深い世界。
    安くて簡単に美味しいコーヒーを飲むことは贅沢なのだろう。

  • コーヒーの蘊蓄もさることながら、著者の半生が興味深かった。
    かなり昔にガイアの夜明けに取り上げられてたかたみたいですが、情熱大陸とかでぜひ見てみたい!

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コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか (ポプラ新書)の作品紹介

世界的な「コーヒーハンター」が説く
コーヒーの最新事情と奥深き世界!

コンビニコーヒーと
高級ホテルや高級レストランのコーヒーでは、
なぜ約10倍もの価格差が生まれるのか。

そこに日本のコーヒー業界が長年抱える
大きな課題があった。

コーヒーを取り巻く世界の状況から
日本独特の「コーヒー進化」、
そしてコーヒーの美味しい淹れ方まで、
その魅力をまるごと一冊に!

(はじめにより)

世界中に、日本ほど抽出方法が豊富な市場は
見たことがありません。

10年ほど前、アメリカのコーヒー関係者に
サイフォンでコーヒーを抽出して見せたところ、
これは科学だと驚いていたほどです。

アメリカで人気のサードウェーブですが、
それはまだまだ大都市に限定されています。
日本のように、各地で本格的な
サイフォンやネルドリップの専門店が
あるのとはわけが違います。

他方、日本でもいくつかの
大きな波がありました。

まずは、ファーストウェーブ。
これは、1950年代に戦中から止まっていた
コーヒーの輸入が再開され、
日本のコーヒー市場が活性化した1960年代。

そして、1970年代から始まった
喫茶店ブームがセカンドウェーブ。
こだわりのコーヒーを淹れるマスターがいる
コーヒー専門店が日本の随所に見られました。

しかし、バブルによる家賃高騰で
喫茶店文化は終焉を迎え、
取って代わったのが1990年代のチェーン店の展開と
シアトル系の日本上陸、そして自家焙煎ブーム。
これが、日本のサードウェーブです。

そして、ここ数年、活況を呈しているのが、
コンビニコーヒーです。
これがフォースウェーブと
言えるのではないでしょうか。

今、コンビニコーヒーは、
日本のコーヒーのトレンドを読む上で、
見逃せない存在になっています。

こうして、コーヒーがより身近になり、
コーヒーを飲む人が増えるのは実に嬉しいことです。
しかし、まだまだ本当のコーヒーの
おいしさが伝わっているとは言いかねます。
原料の重要さ、正しい豆の選び方、
抽出方法が広く伝わっていないとも感じています。

本書では、日本のコーヒーの現状と
どのように変わっているのかを
述べていきます。

コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか (ポプラ新書)はこんな本です

コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか (ポプラ新書)のKindle版

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