- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591147917
感想・レビュー・書評
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心を閉じていたさやか。暖かく見守る人や優しくノックしてくれる友に出会って少しずつその心を開いて行く。不思議な力とも仲よくしながら。心が生み出す物‥‥とても不思議、怖いようなワクワクするような‥‥。次はどうなるのでしょう♪♪
友達のいない小学校時代を過ごした私は中学生になって初めて同級生に話しかけた。少ないけれど友人が出来たと思ったその時、とても嬉しかったのを思い出した。 -
人が見えない不思議な物を見る力を持ち、人との距離を取るさやかが、風早の街で人に受け入れられ、自分の力を受け入れ、邪悪なものから街を守る為に立ち上がる、冒険と成長の物語。
優しさと勇気がいっぱい詰まってる物語。
小学生の頃に読みたかった! -
とても可愛らしいお話でした。
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とりあえず、読後におもむろにネットショップでタロットカードを検索した人は多いはず…
これからしばらく、タロットカードが目に止まりそうだ
*
小さい頃から、霊的なものが見える女の子は
そのせいでひとりぼっちだった
人と距離を置くように生きてきた女の子はしかし
預けられた風早の街の叔父のもとで
新しい関係、世界と出会うことになる
守りたいもののために、
女の子は戦うことにしたーー
*
始まりの巻
周りに遠慮をしていた少女が
受け入れ、受け入れられる
一枚越えたその先に、優しさもあるんだと気づけて良かった -
あまりにもピュアピュアでわたしには眩しすぎました…。でもそうだね、たいせつなことを物語から教わるという意味では児童書として適切なものだなーと。
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少女たちのさまざまな気持ちや行動が、かわいらしく、いじらしい。励ましたくなり、励まされるような想いもする物語。
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子供たちのへの直球メッセージは、大人であるわたしが普段忘れてしまっていることに対しての大事なメッセージ。
願えば叶うじゃないけれど、心に思い描かないものはやっぱり実現できないし、見つけられない。
シリーズ2作目、書き下ろしがいまから待ち遠しい。 -
見えないものが「見える」ことで心を閉ざしてきた6年生のさやか
引っ越した風早で出会った人びととだんだんと心を通わせていく
そんな街に封印されていた魔物がよみがえり... -
不思議な力を持つことで自分を否定しているさやか。
ほんの小学生で、そんな思いをするなんて痛々しい。
でも、風早の町に転校してきて、織姫と風子に出会う。
なんともユニークだけど、2人とも、とてもいい子。
それに、叔父さんの神宮寺さんも、編集者の桃崎さんも
さやかをとても大事に思ってくれる。
母親が、その役割をできれば、1番いいのだけどね。。。
そんなさやかが、大事な人達を守るためにした決意。
そして行動。
ああ、もう、本当に、なんて健気なのか。
なんて強いのか。
彼女の、その後の戦いを早く読みたい。 -
あやかしが見えてしまう異能の少女さやか。ある日、タロットカードに「死神」が現れて。風早の街に封印されていた悪の竜と戦う少女の、傑作ファンタジー復活!
ほかの人には見えないものが、見えてしまう。そんな不思議な能力をもつ自分にとまどい、心を閉ざしていたさやかは、童話作家の叔父の洋館に引っ越すことに。知らない街でのスタートは友だちに恵まれ、叔父の担当編集者とも仲良くなっていく。はじめて手にした愛しい日々、だがそこに不吉な影が忍びよる――。街に封印された歴史の謎、人間が生み出した魔物のかなしみ……。風早の街を舞台に繰り広げられるファンタジー、戦う少女の物語!