- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591148297
作品紹介・あらすじ
紅茶がもっと好きになる。
紅茶の愉しみ方を広げる決定版!
「キリン 午後の紅茶」
「モスバーガー」の紅茶などの
プロデュースで知られる第一人者が
分かりやすく魅力を紹介。
紅茶をおいしくする秘密は
「五秒の決断」にある!……など
とっておきのおいしい淹れ方から、
歴史、産地、人物まで
「紅茶の魅力」のすべてを一冊に。
「ミルクティーは紅茶とミルクどちらが先?」
「アフタヌーンティーの本当のマナー」
「ジャンピングの科学」
「紅茶が合う意外な料理」
「健康飲料としての紅茶」など
明日から使える知識も満載!
(目次より)
序章 モスバーガーとキリンの紅茶
モスバーガーの紅茶元年
健康飲料としての紅茶の効用
午後の紅茶とハイティー
紅茶がコーヒーを越える日
ほか
第1章 十分でティーメイクのプロになる
紅茶の個性を作る三大要素
五秒間の決断でおいしさが決まる
ジャンピングを成功させる方法
水は風味を決める大切な材料
紅茶よりもミルクにこだわる
ほか
第2章 紅茶についての素朴な疑問
ダージリン、アッサム、キーマン、セイロンの特徴
レモンティーのおいしい淹れ方
フレンチプレスの使い方
アフタヌーンティーにマナーはあるか
アールグレイの由来
ほか
第3章 紅茶セミナーのとっておきの話
受け皿に紅茶を注いで飲む事実
イギリス人が唯一ミルクを入れないで飲む紅茶
スプーンが立つほど濃い紅茶
紅茶と賭博
ティーバッグは絹でできていた
紅茶占いの信憑性
神秘薬と言われた紅茶の健康法
ほか
第4章 紅茶の歴史を作った人々
キャサリン王妃のお輿入れと紅茶
ボストン茶会事件の首謀者
アッサム茶を作った兄弟
セイロン紅茶の神様
イギリスの紅茶王トワイニング
難民から紅茶王になったトーマス・リプトン
アフタヌーンティーの創始者アンナマリア
初めて紅茶を飲んだ日本人、大黒屋光太夫
ほか
第5章 紅茶の産地・茶園・工場 スリランカの紅茶地帯
インド・アッサムの茶園
ダージリンの春一番
ほか 第6章 紅茶と食べ物の相性 おにぎりと紅茶の仕掛け
紅茶に最も合うのはチーズ
中華料理には絶対紅茶が合う
ケーキと紅茶の黄金の組み合わせ
ほか
感想・レビュー・書評
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とても素晴らしい本です。著者の深淵なる紅茶への愛を感じます。まずは美味しい淹れ方についての記載があり、歴史や産地、合う食事が提示されていきます。アールグレイ、ウバ、セイロン、アッサム、ダージリン、リプトン、トワイニングなど、紅茶にまつわる話は止まりません。
読みながら、紅茶が飲みたくなる一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の強すぎる紅茶愛を堪能できる一冊。
紅茶の美味しい淹れ方、紅茶の種類、産地や工場の様子、歴史に至るまで分かりやすくまとめられている。最終章の怒涛の紅茶推しに思わず苦笑…
ただ紅茶を飲みたくなるのは間違いなし!! -
紅茶のこと、全然知らなかった!
→https://ameblo.jp/sunnyday-tomorrow/entry-12151061456.html -
紅茶研究者でモスバーガー、キリンビバレッジにも紅茶のアドバイザーとして関わっている磯淵氏の著書。当たり前のことながら、「え、それも紅茶を合わせていいのか」と思うような組み合わせも紹介されていたりして、紅茶の歴史の話も含め、とても面白かった。
紅茶の歴史で面白かったのは、カティーサークがスエズ運河開通直後に進水した帆船だったのであまり紅茶輸送やその賭けでは活躍できなかったという話。それから、リプトンは難民だったけど商才を磨いてどんどんお店を大きくして、でも生涯妻をめとらなかったのは「妻を養うにはリプトンの紅茶は安すぎるから」と冗談を言っていたという話。
これを読んでいたらお弁当に組み合わせたらどうなるんだろう、と気になってきたので、今日のお弁当のお供はキリンの「午後の紅茶 おいしい無糖」にしました。 -
この本読んで挑戦した。ジャンピング成功!ほんとに起こるんだ☆珈琲もいいけど紅茶もねw
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紅茶のおいしい淹れ方から、歴史、産地、エピソード、フードとの合わせ方、マーケットなど紅茶の魅力を幅広く、そしてわかりやすく紹介してあり、紅茶愉しみ方を広げてくれる一冊です。
紅茶の産地、茶園、工場へ赴き、生産者と交流する様子は興味深かった。
工場で機械化されても、茶葉1枚1枚を茶摘みさんたちの指で摘みとられることから始まる紅茶。今まで意識していなかったけど、こうして人が触れて作り出される紅茶に、より一層温かさと奥深さを感じました。 -
久米書店
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借りたもの。
キリン『午後の紅茶』やモスバーガーの紅茶をプロデュースした著者による、紅茶の本。
プロデュースの話に留まらず、紅茶の入れ方、楽しみ方に歴史まで、内容は幅広い。そして分かりやすい。
煎じ薬として輸入され、高価な嗜好品として愛され、次第に庶民へと行き渡った紅茶。
『午後の紅茶』のシンボルマークのご婦人・キャサリン・オブ・ブラカンザの事や、紅茶(と麻薬、嗜好品)によって歴史が動いた事――アメリカ独立運動のきっかけとなるボストン茶会事件に現代のティー・パーティー(政治活動のほう)など、多岐にわたる話題に惹きこまれる。
茶葉の生産地に赴き、生産者との交流も書かれ、茶の奥深さを味わえる。
コーヒー優勢の現在、コンビニへ行っても圧倒的にコーヒーばかり……お茶(緑茶、紅茶問わず)見なおして良いのではないか…… -
これでもかというくらい紅茶推し。当たり前か!ちょっとくどいくらい。
健康によく、どんな食べ物にも合い、歴史がありとにかく良い飲み物であると洗脳される。モスが紅茶がんばってると知って意外だった。
コンビニでもどこでもコーヒーばかりで紅茶がなかなか流行らないのはホント、なんでかな?とすっかり感化されてしまった・・・。
イギリスに紅茶をもたらしたのはポルトガルから輿入れした王女で、でも夫の王様が浮気者で、寂しさを紛らわすためにお茶を飲んだ・・・という由来が切ない。