(図書館版)コンビニたそがれ堂 (teenに贈る文学―風早の街の物語シリーズ)

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著者 : 村山早紀
  • ポプラ社 (2016年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591148938

(図書館版)コンビニたそがれ堂 (teenに贈る文学―風早の街の物語シリーズ)の感想・レビュー・書評

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  • 駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは・・・・・・? 慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。

    元々児童文学の作家さんのようなので、文体も易しい表現が多く、読みやすかった。
    5つのお話の中で、特に「手をつないで」が身につまされた。
    私も、過度にイライラしてしまい、それを突然子どもにぶつけてしまう時があるから。
    その後の罪悪感と、自分に対する情けなさや怒りが、本当に辛い。
    このお話のお母さんが、これから救われますように。そして、娘のえりかちゃんが、お母さんの情緒不安定を怖がる必要がなくなりますように。
    そう願いながら読み終えた。

  • とても、心が、温まるような話。
    作者 村山早紀氏が、児童文学者だろうか?
    それなのに、後書きで、記載されているように、「人間とは、いつかは死んでゆく存在であり、地上に指を掛けようとしても、何かにすがろうとしても、寿命が作れば『どこか』に去らなければいけない、借り暮らしの存在なのです」と、、、仏教の教えと同じことを述べられている。

    この本も、鳥居のお稲荷様の祠だったら、皆、立ち寄りはしないだろうけど、コンビニという設定で、誰しもが立ち寄る所を想定している。
    空想的、メルヘンチックであるが、「手をつないで」など、今の子供の虐待への警告とも受け取れる作品である。

    「桜の声」は、戦争を知らない子供達には、時空を超えた世界で、悲惨さを訴えている。
    林真理子氏の作品にもこのような時空を超えて、戦争時代の女の子とのつながりを書いた作品があった。
    「あんず」は、今流行りの『猫』が、主体として描かれているが、人魚姫の如く、上手く描かれており、可愛いペットが、亡くなっても、いつまでの、人の心に残る事を願っている事がわかる。

    5話が、載っているのだが、、、こんな摩訶不思議なコンビニがあれば、人は、もっと優しくなれるのだけど、、、と、思わずにはいられなかった。

    久しぶりに読んだメルヘンの世界に、今夜は、いい夢を見れそうかも、、、。

  • 手に取る機会があり、はじめの数ページを読んで気になったので、借りて読んだ。

    風早の街の駅前商店街のはずれ、夕暮れ時にふと現れる、コンビニ「たそがれ堂」。
    朱色に光る看板に稲穂の紋。
    店員は長い銀色の髪と金色の瞳のお兄さん。
    そこでは大事な探しものが必ず見つかるという。
    コンビニたそがれ堂、手をつないで、桜の声、あんず、あるテレビの物語、etc.

    ありがちだけど好きな空気だ。
    YAの時に読んでいたら、お兄さんに憧れちゃっただろうな。
    もう大人だけれど、やっぱり「あんず」にキュンとしてしまう。
    こういう世界に浸って生きていけたら、幸せだろうか。
    自然は人間を愛してくれている、後書きが良かった。

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