ルリユール (ポプラ文庫ピュアフル)

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著者 : 村山早紀
  • ポプラ社 (2016年3月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591149362

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ルリユール (ポプラ文庫ピュアフル)の感想・レビュー・書評

  •  桜風堂書店物語がとっても素敵だったので、他の作品も読んでみたくなり手に取りました。
     想像にたがわず、暖かい素敵な本でした。
    最後の秘密の扉の前までは、ファンタジーだと全く思っていませんでした。
     大切な本を装丁しなおす素敵なお仕事「ルリユール」、この職業の名前自体初めて知りましたが、大好きな本だからこそ、何回も読んでボロボロになってしまうことが、多々あります。
    それを、もっと素敵にしてくれる心の籠ったお仕事は素敵だと思いました。

  • 村山早紀は「その本の物語」から2タイトル目。…と思ったら、遠い昔にシェエラザードひめのぼうけんシリーズを読んでました。佐竹美保の挿絵も大好きだった。

    ルリユール、という語感、響きの良さに惹かれて購入したけれど、この年になってこれを楽しむのは少し厳しいな、と感じてしまった。もしかしたら自分にもこんな不思議な出来事が、なんて、そんな想像が出来る年齢の頃に読みたかったな。

  • 本を直す職人・ルリユール。お祖母ちゃんの家に来た瑠璃は、訳があって少しの 間ひとりで暮らすことになりました。

    お祖母ちゃん住む町・風早には、必用な人にしかたどり着けないルリユール職人の住む洋館があるといいます。
    瑠璃は道に迷い、その時洋館を見つけ赤い髪のクラウディアさんに出会います。
    クラウディアさんの洋館には、親族から嫌われていても自分には優しかった伯父さんからの本・宝島を直してほしい編集者や家族写真のアルバムを作ってほしい上品な女性がやってきます。
    瑠璃は依頼を受けるクラウディアさんを見て、ルリユールを習いたいといいだします。

    本を直すルリユールは、思いでも直すし人の気持ちも直します。依頼人を通して、瑠璃やクラウディアさんも必要とされる相手を見つけだします。
    『コンビニたそがれ堂』などと同じように傷みを受け入れて新しい自分になれるかな。と思える作品でした。

  • 久しぶりに手に取った村山先生の作品。風早の街、狐の神様など知っている物語の欠片が散りばめられていた。こんな奇跡を読むことができて嬉しい。クラウディアの好きなレモンバターのパスタ、作って食べてみようと思う。

  • 単行本未収録の短編が掲載されていたので、購入しました。

    お姉さんの視点から描かれたお話。
    出てきた手作り絵本のお話がとても素敵でした。

  • 立て続けに風早シリーズを読んだのですが、思わずもらい泣きしそうになりました。
    この物語も続編が楽しみです。

  • ”ぶんこでいず”でおススメの一冊。なるほど、不思議でほっこりの大満足でした。
    あらすじ(背表紙より)
    風早の街でひと夏を過ごすことになった少女・瑠璃は、夢に導かれて訪れた洋館でクラウディアという謎めいた女性と出会う。彼女は本の修復や造本をするルリユール職人、どんなに傷んだ本でも元通りにできるという。ぼろぼろになった依頼人の本を、魔法のような手わざで綴じなおすクラウディア。あるいはそれは本当に魔法なのか。その手伝いをするうちに、瑠璃のなかに秘められていた悲しみも修復されていく。本を愛するひとたちの美しく不思議な物語。

  • 生きているものには、限りがある。
    限りがあるからこそ、儚く美しいのであって、そのことを私たちはよく知っている。
    けれど、知っていても、失いたくないものがある。

    自分にとって大切な本。
    その一冊は、やっぱり本じゃなきゃだめで。
    データで残っていたって何もならないのだ。

    だから、『天文と気象』のエピソードで、落書きの名前を残しながらも、直して欲しいと伝えた意味はいろんな部分でよく分かる。

    最後になってくると、クラウディアが本の生命を永らえることの悲哀も分かってしまう。

    レモンバターパスタと、スパムのおにぎり。
    なんだか、ごちゃごちゃっとしたファンタジーではあるけれど、ピュアフル文庫らしくて良いかな。

  • 最近読んだ中では最高。
    とても面白く、魅力的な文章、キャラクターは最後まで飽きさせない。設定も秀逸で、児童文学の括りに収まらない素敵な本。せっかく「ルリユール」なのだから、文庫版も特装版を作って欲しいなと思うほど。

  • 【あらすじ】
    瑠璃は依頼人の本を魔法のように修復するルリユール職人、クラウディアに魅かれていく。本を愛する人たちの美しく不思議な物語。

    【感想】

  • おばあちゃんの町で魔法のように本を修理するルリユール職人と出会う瑠璃。本を修理することでその人の心の傷も癒してくれる。宝島、図鑑、アルバム。瑠璃の生い立ちからして最初から切ない雰囲気があったけれど、どの話も感動的で全体的に泣ける。現実にありそうな話なのだと思っていたらどんどんとファンタジーになっていってちょっとびっくりした。登場人物たちが作る料理がとてもおいしそうだった。本型の入れ物できらきらしたものは結構売っているけれどクラウディアの作る本はあんな感じかなと思った。

    「すべからく」の使い方がわざとかな、と思うレベルで…。
    どうなんだろ。

  • 本が修復されることで
    その本を手にした人達の心も
    修復されていく

    紙の本の良さを知る話でしたね

    修復してまで
    持っていたい
    そんな本に出合いたいとも
    思ったね

    うむ
    物語のように
    世の中をうまくまわっていくように
    真っ当に生きていこう

  • ★2017年1月4日読了『ルリユール』村山早紀著 評価B+

    依頼人からの本の修復を魔法のようにしてあっという間に綺麗に仕立て上げてしまう謎の美女、クラウディア。ルリユールという本の修復や造本を生業とする職人なのだ。
    本の話が聞こえてしまう瑠璃という少女はある日、おばあちゃんの住む町へ行って、たまたま引き寄せられるように洋館に入り込み、そのクラウディアに会い、親しくなり、ルリユールをならうことにするのだが、、、、
    以下の短編4つ。本が好きな人にはたまらない短編が並んでいる。

    ★秋のアリア
    ★星に続く道
    ★黄昏のアルバム
    ★魔神の夢 ボスポラスの人魚

    美しい本の作り方を教えてあげましょう。人類の文明が続く限り、航海をやめない箱舟。心をのせて、時を渡る船。あなたもそんなはこぶねを流す一人になれる。

  • 風早シリーズ。
    不思議なひと夏の物語。
    失われたもの、心の隙間を、優しい願いで埋めていくはなし。
    アルバムのエピソードが、個人的にはいちばんグッときた。
    だれもが、いつか、遠くへ旅立つ。伝えたい想いを、時に優しい奇跡が届けてくれる。

  • 村山早紀 ワールド全開の良い作品。
    とっても、優しい一冊でしたー。

  • 本の修復や造本を行うルリユール職人のクラウディアと、その弟子になった瑠璃。持ち込まれるどの本にも、依頼主達の想いが沢山詰まっています。誰もがみんな、ひっそりと痛みを抱えているけれど、クラウディアの手にかかれば本だけじゃなくて心の修復までがされていくようで、どのお話も読んでいて胸がぎゅっとなりました。切なくて、それでもとてもあたたかくて愛おしい。とくに三章の黄昏のアルバムで、大泣きしてしまいました。本棚に大切にしまって、何度でも読み返したい御本です。

  • とびきり優しい物語だった。
    ほっとするというか、沁みるというか。みんな優しくて温かくて、少しの後悔と、広がる幸せ。

    クラウディアに私も教えてもらいたいなー。
    もっと、本の思い出と本を大切にする人たちに出会いたい。また読めたらいいな。

  • 中学生の読書感想文課題図書になりそうだと思った。ジブリで使われてもいいなぁと思う題材。ルリユールについては絵本『ルリユールおじさん』で知っていたが、実際のルリユールの技術についてはあまり知らない。『ルリユール』作中でもそれほど詳しく書いてあるわけではなく、どちらかというと主人公の女の子目線の不思議体験を優しく綴っている…という感じ。

  • ▼収録作品

    第一章「秋のアリア~宝島」
    第二章「星に続く道」
    第三章「黄昏のアルバム」
    第四章「魔人の夢~ボスポラスの夢」
    掌編「春の小函」

    そうか、本の重さは幸せの重さだったのか……。

    第一章、時を超えて思い出の本が届くのもロマンチックだけど、あの手紙はずるいなあ。それにしても、本の声が聞こえるなんて素敵。

    第二章、親友と離れてしまった経験がある自分には、胸に刺さるお話だった。

    第三章、これは泣いてしまうよ。みよ子さん、頑張ったね……! ゆっくり休んでね。また、二人が一緒に暮らせる日が来ますように。

    第四章、ついにクラウディアさん(+七匹の黒猫)の秘密が明かされるのですが……。
    瑠璃もクラウディアさんに救われ、そしてまたクラウディアさんも瑠璃の存在に救われて。こんなふうな師匠と弟子の関係っていいなあ。

    ほのかに恋の香りと予感を感じつつ。次巻を待ちます。

  • 本を直す人の事をルリユールって言うのを初めて知りました。
    風早の街の不思議なファンタジーの話。村山さんの話はホント癒されるわ~
    依頼主の気持ちや思い出をを汲み取った上で本の修繕などを行なう。
    美味しそうな料理なども出てきて、レモンバターパスタ作ってみたい♪
    続編も出るようなので楽しみです。

  • 想いの詰まった本を、修復してくれる黒猫工房のクラウディアさん。
    赤い髪の美しい女性。
    美しい洋館に住んでいる不思議な人。謎めいていて、ふんわり優しい人。

    持ち込まれた本にまつわる物語に、何度涙したことか。
    誰も、みんな優しくて。
    誰かを傷付ける意図なんてないのに、取り戻せないことに心を痛め続けている。
    それを、クラウディアが修復した本が癒してくれる。
    ルリユールって、なんて素敵なお仕事。

    その仕事を習おうと決めた瑠璃ちゃん。
    彼女も、幼い心に取り返せない後悔を抱えている。
    でも、クラウディアさんと過ごして、ルリユールを教わることで先に進んでいる。

    瑠璃の姉のあかねも、心に抱えるものがある。
    なので、文庫本に彼女のお話が加えられていることが、とても嬉しい。

    スパムおにぎりとレモンバターパスタ、むしょうに食べたくなっている。
    早速、材料をそろえなくっちゃ。

  • 本を修復する仕事であるルリユール。

    この物語では本だけではなく、傷ついた人の心も丁寧に修復されていく。

    優しい物語だと思う。こんな時だからこそこうした救いの物語が必要なのだと思う。

  • 命の繋がり 生きるということ
    それぞれ みな 何かを感じながら 生きている。

    クラウディアさん なんだかステキだったな。
    私も そんな人(?w)になりたいな。

  • 本を治す職業、ルリユール。瑠璃は祖母の家の近くに住むルリユールのクラウディアと出会う。

    本好きにはこの職業がたまらなく魅力的ですね!大学で装丁家の方の講義を聞いたところだったので花布とか寒冷紗とかがわかって嬉しかった笑

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