(089)コーランの読み方 (ポプラ新書)

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制作 : 池内 恵 
  • ポプラ社 (2016年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591149645

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(089)コーランの読み方 (ポプラ新書)の感想・レビュー・書評

  • 再読することが大切な本だと思います。

  • 流し読みは無理。信仰心の薄い自分にとっては前提となる概念から理解しないと進めないので、読むのに時間がかかった。でも不親切な書というつもりはない。むしろ逆で、文化的に重なりがない人にも理解ができるよう構成の工夫がある。

    自分には骨のある本だったけれど専門家に言わせたら超入門なのだと思う。今もある問題の根源は何か、読んで取っ掛かりはわかった。読んでよかった。

    コーランから英語に訳すのも大変。信仰に関わる微妙なニュアンスや表現の(やむを得ない)取捨選択がある。この本はさらに日本語に訳されている。訳出作業はめちゃくちゃ気を遣っただろうなあ。

  • 真っ当な学術書で割と軽め。
    イスラム教のユニークさが体系的にようやくピンと来た。

  • ブルース・ローレンス『コーランの読み方』(池内恵訳、ポプラ新書、2016)

    米デューク大イスラーム学教授がコーラン成立の背景、思想発展を平たく説いたもの。

    ムハンマド本来のイスラーム、分派の形成、テロ思想の構造など興味深い切り口で『コーラン』の背景に迫っています。

    著者の幅広い知識から、イスラームにおける啓典の民の位置付け、中世のムスリム詩人の参加など、豊富な例が引かれ大変興味深いところです。

    ムハンマドの没後、数世代を経て『コーラン』は韻律を重視した「詠まれるべきもの」として整理されていきますが、現代のラップ的なおもしろいもの、カッコいいものとして語り継がれたかのようにも思われます。


    【本文より】
    ◯太陽を見つめられるものは多くはない。しかしより平凡な探求者でさえ、言葉による信仰と知への探求には限界があると認められるし、認められなければならない。

    ◯どの解釈者も、選ばなければならない。誰もが解釈の原則に従わなければならない。解釈する者が誰であろうと、いつどこでコーランに取り組むにせよ、選択されるテーマや問題、重点の置き所は似通っている。最大の相違は、イスラーム的な世界観の規範を主張する際に、コーランのテキストを狭く取るか広く取るかの違いである。

    〈『コーラン自身』による言及〉
    ◯あらゆる書物を超越する「書物」から、聖コーランは啓示された。

    ◯憐れみ溢れ、情け深い神の名において
    アッラー以外に神はなし 神は一にして、並ぶものなし
    「彼こそ統べたもう
    彼こそ栄光を一身に集め」
    (第64章「騙し合い」第一節)

    〈サー・サイイドによる「婦人」章の解釈 → ムスリムの結婚は「愛」ではなく「正義」に基礎を置く〉
    ◯とても孤児たちに公平にできはしないと怖れるのであれば、お前たちを喜ばせる女たちから二人、三人、四人と結婚してやれ。しかし平等に扱ってやれないなら、一人にしておけ。

    〈訳者解説〉
    ◯イスラーム教はあくまでも、人間の側がどのように感じるかどうかとは無関係に、絶対の力を持つ神が人間に命令するものだ。人間はそれを信じて生きていく以外に選択肢はない。

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