銀杏アパート

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著者 : 片島麦子
  • ポプラ社 (2016年4月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591149911

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銀杏アパートの感想・レビュー・書評

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  • こちらも初めましての作家さん。

    ”銀杏”と書いて”ぎんこう”と読む。
    銀杏は英語で”ginkgo”らしい。

    アパートを押しつぶさんばかりの銀杏の大木。
    そんな大木とともにある銀杏アパート。
    そのアパートの住人を描いたお話ですが…
    不思議な雰囲気の物語です。
    タイトルと装丁からもう少し和やかなお話を想像していたのですが…

  • 銀杏アパートに暮らす訳ありの女性たちの6編の連作短編集

    大きな銀杏が覆いかぶさった。古くて倒れそうな「銀杏アパート」
    そこで暮らしているのは、父親のいない母と小学生の娘・千砂子。
    恋人からの暴力に悩むデパート販売員・スズコ。
    動物としか心を通わせることが出来ない女子大生・菜音。
    ワケありの住人たちばかり…。

    最初銀杏アパートに暮らす訳ありの女の人達の連作短編集かなって思ってた。
    どのお話にも、脇役なんだけどそれぞれのエピソードにちらりと千砂子が顏を見せる。
    小学生だった千砂子がその都度少しずつ成長して行ってる。
    一人の女の子の成長の物語でもあった。
    大きな銀杏の木は変わらずそこにどっしりとあり続けてるが、
    時間の流れというものをじんわりと感じさせられた。
    大きな銀杏の元で、過去に傷を持ちながらもそれでも誰かを求めずにはいられない
    不器用な女性達は、それぞれの現在から一歩踏み出して前へ進もうとしていた。

    最初、内容が重かったけど優しさで人が繋がっていって、
    最後はなんだかほっとした。ほんわかと、後味の良いお話でした。
    文章に温かみが感じられて読み易かった。
    何より、小学生だった千砂子が強くしっかりした大人の女性に
    成長していく姿を見れて楽しかった。
    きっと主人公だけど、脇役で成長を感じられる憎い演出だと思った。
    皆、幸せになって欲しいなぁ。
    生きる「気合い」この言葉がとっても印象的でした。

  • イチョウの木が印象的なアパートに住む、事情を抱えた女たちの物語。母と娘二人で暮らす親子、彼氏との関係に悩むOLなど、抱えている事情はそれぞれ違うが、みんな懸命に生きている。同じ女性として、彼女たちの生き方に励まされる部分があった。

  • オムニバス形式の小説。
    大きな銀杏の木があるアパートの話。
    1作目が最後の最後でそういうことだったの!となりました。(ちゃんと伏線はあったんだけど)

  • 大きな銀杏の木に支えられるようにしてかろうじて建つ「銀杏アパート」。そこで暮らしているのは、父親のいない母娘、恋人からの暴力に悩むデパート販売員、動物としか心を通わせることができない女子大生など、ワケありの住人たちばかり。過去に傷を持ちながらも、それでも「誰か」を求めずにはいられない不器用な女性たちの、寂しくもあたたかな物語。愛しさと憎しみのあいだを行ったり来たりしながら、知らないうちにわたしたちは繋がっている―。大注目の俊英が贈る感動作!

  • 銀杏の木に支えられて立っているような、ボロアパートに住む人たちの短編集。あっさりしていて読みやすく、読後感も良かった。どの短編にも登場するチサちゃん。小学生だったチサちゃんが大人へと成長していく姿が見れて楽しかった。裏表紙のカラフルな猫がかわいい。装画はかんのひろみさん。

  • 連作短編6編
    銀杏の大木のあるぼろアパートに住む人々にそれぞれの事情.近づいたり離れたり絡まったりしながら,纏足のような足の女の子千砂子を軸に,物語が回る.姉と妹のさりげない感情の流れが良かった.

  • 1人の少女の物語を知っているアパート。

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