(090)未婚当然時代 (ポプラ新書)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591149942

作品紹介・あらすじ

「2035年の生涯未婚率は男性29.0%、女性19.2%」(平成27年版 厚生労働白書の予測)

"半分シングル時代"がやってくる!?
最新の婚活事情から、「新しいつながり」の可能性まで、未婚社会における“絆”の在り処を問う──

年々上がり続ける未婚率。結婚しないで生きていく人が大多数になった社会では、未婚者が困ったときには誰が手を差し伸べるのか。お金がなくなったとき、仕事が途絶えたとき、ひとりで身の回りのことができづらくなったとき、公的機関を頼るのだろうか? これまでは夫婦を核としてつくられる“家族”が、助け合いの基盤となっていた。また、生まれ育った土地の縁や、雇用が充実していたころなら、会社が縁をつないでくれただろう。しかし今や、ひとり暮らし世帯が増えただけでなく、地縁も会社の縁も薄らいできている。そんな時代に、“絆”はどこで、どうやって築くことができるのか? 本書では、最新の婚活事情を紹介しながら、結婚したい人たちが結婚をするためには誰がどんなことを行えばいいのか、また、シェアハウスやゲストハウス、地方移住、異業種交流会、ツイッターでつながる人たちなどへの丁寧な取材から、結婚に縛られない“絆”にはどのようなものがありうるのか、などのヒントを探ってゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 役に立たなかった、個人的に。

  • 絆とは?シェアハウスやゲストハウスの話もあり興味深い。

  • 東2法経図・6F開架:367.4A/N78m//K

  • ルポルタージュのようでもああるが、著者の見立てや解釈が結構盛り込まれてもあり、大仰なタイトルやこの国の…云々という上からな書きっぷりもあって、ちょっと中途半端な印象の本。

    [more]<blockquote>P69 現代のお見合いは、出会いの『一つのツール』になっている面がある
    「お見合い」という出あい方を選んだひとたちにも、普通の恋愛の場面で体験するのと同じような『相手との関係を築くまでの心の変遷』や『自分と向き合う時間の長さ(たとえばどんな人生を歩みたいかなどを決心するための時間)」が必要になっていて、その分「お見合いの数をこなし」たり、結婚をきめるまでの「期間」を要することになる。
    もっと言うなら、普段恋愛をあまり経験しない人たちにも恋愛の機会を与えているのが現代のお見合いであり、彼らは、相談所に入った瞬間から、日常では経験してこなかった人間関係や「心の揺れ」をスピードアップして体験する。

    P231 絆とは、誰かに何かをしてもらえると期待してスタートしたものだとしても、最終的には自分が誰かに「これだけのことをした」と言える『事実』が支える間柄だと言えるのではないだろうか。</blockquote>

  • お一人様進行形な人々のリアルがよく分かった。
    実際そんな感じ。
    みんな迷ってるんだよね。
    色んな価値観、経済状況、育ち方がミックスされて正解がないところが1つを選び取れない理由だろう。
    豊かだからこその贅沢な悩みでもあるが、当事者にとっては長い暗闇を歩くかの如くの心細さ。
    未来が明るいと思えるからこその前向きさ故に未来が見えないと現在の地面も揺らぎかねない。
    いっそ何も考えずに飛び込む方が良いのかもと思うものの、取り返しがつかない事にはなりたくない臆病さもある。
    文中にあった「鯛」ではなく「鱒」に「鱈」も加えたい。「鱈」ノシュミレーションが勝ち過ぎて前進できない事もあるんだ!

  • 普通にもてるのに選ぶほうに回って独身な男、失恋きっかけでネット婚活して不愉快な思いをした女性、男女でルームシェア、ゲストハウスで人間関係づくりやビジネス講習会で人脈広げる等。地方で町のために貢献しようとしている女性の話は素敵でした。

  • たまたま目に止まって読んでみた1冊

    若い頃はアタリマエにいずれ結婚できる
    もしくは1人で良いと思っていたシングルたちが
    アラサー、アラフォーになってからの変化などなど
    けっこうリアルに描かれている

    よく、この手のものを読むが
    この作者の書き方は好ましかった
    多分データが多すぎることもなく
    主張も少ないから万人向けなのかな

    また他のものも読んでみたい

  • 最近の傾向
    むかしのように強制力がなくなって自由になっていいと思う

  • これはなかなか面白かったですね…! この本の一つ前に酒井順子さんの子無し女性に関する本を読んだのですけれども、あちらよりもこちらの本の方がアレですね、実際に婚活の現場などに赴いて取材しているので説得力があるかと思います…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    未婚のままおっさんになってもやはり、他人とつながりたい気持ちはあるのか…それは女性もですけれども…そうした方々がアレですね、現代風の繋がり方をしている様子がこの本を通じて分かりましたかね。

    ルームシェアとか少なくとも僕的にはあり得ないんですけれどもまあ、やりたい人はやってみたら? といった感じですかね…海外ではルームシェアとか割りと普通のことみたいなんでね。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    今後ますます未婚のまま年を取っていく人が増えていくみたいですけれども、僕はアレかなー、少子化とか行くところまで行ったら逆に増えていく? みたいな感じになると思うんですよ! 揺り戻し現象と言うような…貧乏でもやっぱし家族ってイイよね☆ みたいな感じの価値観を持つ人が徐々に増えて行って…みたいにうまくいくとは思いませんけれども、それでも!

    ↑出生率の低下も2005年で底を打ってからは微妙にではありますけれども、増えているみたいじゃないですか…ですから、あんまし心配しなくてもいいと思います!

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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