- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591150191
作品紹介・あらすじ
学校図書館が、新しい学習指導要領の元、アクティブラーニングなど新しい学習に対応して、より進化して大きく変わっていかなければならない。その望まれる姿を明らかにする。
著者は、元衆議院議員、文字・活字文化推進機構理事長として、学校図書館法の2次の改正をなしとげた。そこにこめた思いと、改正の柱である司書教諭と学校司書がなすべきことを示している。
新しい学習の姿が示され、学習指導要領が変わるごとに、学校図書館の姿とその役割も進化してきた。著者自身も小学生として戦中戦後の激変を経験してきた。そして国会議員として教育、学校図書館に取り組む中で、学校図書館が大きな問題をかかえていることを知り、予算面では5次に渡る「学校図書館図書整備等5か年計画」を獲得し、人の面では、司書教諭や学校司書などを配置してきた。これらにより、鍵がかかっていた図書館が開かれた。
学校図書館が新しい教育の核であることは明確でる。学校関係者は、そのためにやらなければならないことを本書で学び、実行していっていただきたい。
感想・レビュー・書評
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《教育改革のカギは、学校図書館にあり、司書教諭はその扇のかなめとなる。》
童話作家から国会議員になり、文字・活字文化推進機構理事長として日本の読書推進活動を中心になって進めている著者が、これからの時代に求められる学校図書館の姿を明らかにする
「アメリカ教育使節団報告書」や『学校図書館の手引』をひもといて学校図書館の歴史を明らかにし、学校図書館法の成立から44年ぶりに改正されるまでの苦労を語り、学習指導要領の変遷と学校図書館の位置づけをたどって「読書教育」「学校司書」の導入を提言するなど、立法府に身を置いた立場からの論述が興味深い
巻末の片山善博(元鳥取県知事、元総務大臣)との対談も一読の価値あり
学校図書館の当事者だけでなく、一般の教員にもぜひ読んでほしい一冊詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000140324
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図書館関係者としては読まねばならない。
けれど返却期限が迫っていたので、あまりじっくりとは読めなかった。
重要なことはフレーズに残した。
やる気に満ちている時に再読したい。 -
学校図書館のこれまでと、これから。