- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591150412
感想・レビュー・書評
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1話ごとに涙が溢れました。
温かいいい話。
活版印刷の温かみも感じられ、とても素晴らしかったです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きな物語。
活版印刷のことを色々調べて興味をもった。
味のある古きよきものを大切にする人に
出会いたい。 -
昔ながらの活版印刷所「三日月堂」を舞台に、色々な悩みを抱えたお客さんの心を活字の温かさがじんわり癒やしていく物語。
店主の弓子さんとお客さんのほどよい距離感、お話の空気が好みだった。作中に出てきたコースターと栞、私もほしいな。活版印刷について、ほとんど知らなかったので色々と知れてよかった。読後感がよく、楽しめました。続きも読みたい。 -
良い本に出会えた。
連作短編集の形式。一話一話、涙は流れないが、心臓をグッと掴まれるように、感情の変化が起こる。
目の前にあることに対応するだけで精一杯の毎日。それでも、心を動かす時間は大切にしたい、と改めて思えた。 -
今の自分の境遇に合う小説だった。
作中では、肉親の死と向き合う人々のことが複数場面で描かれていたが、著者も若い頃にそのような経験があったのだろうか。
特に、弓子さんのお父さんが癌の闘病生活の末に亡くなったという設定だったが、癌は自分自身(自身の細胞の突然変異)であり、それも含めて父なのだという受け止め方もあるのだなと感じた。 -
三日月堂を中心にして人々が様々な思いに気づいていく作品。活版印刷を見たことはないがとても興味が湧いた。印刷の歴史を垣間見たようで面白かった。
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自分が活版印刷が好きなのもありそれ以外でも共感することが多かった。じんわり泣きそうになったシーンも(電車内で読んでいたので耐える)。ただ肝心の部分についての表現に繰り返しが多いのが気になる
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川越にある活版印刷所「三日月堂」のお話。文字や言葉への愛情が感じられる。
2019/12/21 -
心が温まる本、とはまさにこの事。会話が多く読みやすい。