しがみつかない理由

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591150887

感想・レビュー・書評

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  • 経営者の孤独と強さを感じるとともに、同じ人間なんだなあという安心感も伺えた。

  • 横浜DeNAベイスターズの前球団社長であり、住友商事や博報堂での経験を持つ著者が5年間共に歩んできたDeNAベイスターズへの想いと自身のこれからについて書いた一冊。

    本書を読んでプロ経営者としての厳しい姿勢と横浜を野球から盛り上げる熱い想いを感じ取ることができました。
    身の引き際の難しさを感じるとともに仕事を任せることや本物に触れることの大切さも感じました。

    ただ、残念なのは自身の想いは何度も書かれており凄く伝わってきたのですが、もう少し施策に対することに触れられているといいなと感じました。

  • TBSから離れたベイスターズの舵をとった人の自伝的な本。
    やった事に結果を出しているし、この人も凄いと思う。
    しかし、なぜだか本の内容が心に響かないと言うか・・・たまになるほど、と思う言葉もあるんだけど、それはこの人ではなくジーコやラミレスなど他人の言った言葉ばかり。
    わざと踏み込まず、文体を分かりやすくしているのかな?
    書けない事もあるだろうし。

    読み応えはなくあっさりという読了感でした。

  •  改革が進み、スタッフも組織も成長してからは、マネジメントの方法も「できることはどんどん任せる」方向へと変えていった。
     ただ、数はめっきり減ったとはいえ、ぼくがスタッフを強く戒めることがあったのは、前と同じことを何の工夫も変化もなしに続けようとしている時だった。
    「昨年はこうだったので、今年も同じようにしました」と、踏襲型の仕事を肯定しようとするスタッフを否定するのがぼくの仕事のひとつだった。たしかにプロ野球は毎年シーズンを繰り返すパターンのビジネスであり、放っておいてもキャンプが、シーズンが、次の試合が、ルーティーンでやってくる。放っておいたら前年と同じことを繰り返すだけになることも多いけど、それでもプロ野球はなくならない。
     前回の経験を生かすこと自体は間違いではないが、ものごとには常に進化させられる要素があるはずだ。人は変わることを恐れる生き物でもあるので、なかなかわかってもらえないことも多かったが、ぼくはしつこくこだわった。

  • 横浜スタジアムが、いつもいっぱいになっている理由がわかる。楽しい球場。

  • ベイスターズを再建した若手経営者はなぜ5年で電撃退任したのか

      ハマスタ買収
      売上倍増
      観客動員76%アップ
      グッズ売上7倍
      赤字30億解消
      初のCS進出

    就任から5年間で残した実績にあぐらをかかず
    CS敗退翌日に退任を発表、あえて“無職”になった心のうちをあかす

    ベイスターズとともに歩む横浜を元気にするアイディアを公開した
    前作『空気のつくり方』もあわせて読むべし

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著者プロフィール

1976年1月23日横浜市けいゆう病院、星川生まれ。横浜市立いずみ野小学校、藤沢市立第一中学校、県立鎌倉高等学校、早稲田大学卒業後、住友商事、博報堂勤務などを経て2007年に株式会社ディー・エヌ・エーに参画。2011年横浜DeNAベイスターズの初代球団社長に就任(35歳での球団社長就任は当時、球界で最年少)。2016年まで5年間社長を務め、コミュニティボール化構想、横浜スタジアムの友好的TOBの成立をはじめさまざまな改革を主導した。観客動員数も、2011年の110万人から194万人へ大幅増加させ、球団は5年間で単体での売上が52億円から110億円超へ倍増し、黒字化を実現した。退任後はスポーツ庁参与、明治大学学長特任補佐、Jリーグ特任理事、日本ラグビーフットボール協会特任理事などを務めた。2019年3月、さいたま市と連携してスポーツ政策を推進する一般社団法人さいたまスポーツコミッションの会長に(~2021年6月)。2020年3月、B3リーグさいたまブロンコスの経営権を取得し代表に(2021年6月退任)。また、世界各国130以上のスタジアム・アリーナを視察してきた経験をもとに「スタジアム・アリーナミシュラン」として、独自の視点で評価・解説を行っている(https://plus-j.jp/)。著書に『空気のつくり方』(幻冬舎)、『しがみつかない理由』(ポプラ社)、『スポーツビジネスの教科書 常識の超え方』『横浜ストロングスタイル』(文藝春秋)など。

「2021年 『横浜改造計画2030』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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